「ダム建設の時代は終わった」by米国内務省開拓局長官ウィリアム・ピアーズ
            嶋津 暉之

石木ダム問題についての記事です。

◆長崎)重機搬入から10日 石木ダムの現場は
(朝日新聞2017年2月9日03時00分)
http://digital.asahi.com/articles/ASK2851MCK28TOLB008.html

県と佐世保市が川棚町で進める石木ダム計画で、本体工事に先立つ付け替え道路工事のため県が重機類を搬入してから8日で10日間が経過した。

この間、実際に作業をしたのは2日間だけで、県河川課は「順調とはいえない」としている。一方、ダムに反対する地元地権者らは、作業を進めさせないための監視や警戒活動を続けている。
付け替え道路は、ダムで水没する県道嬉野川棚線に代わる道路。県によると、2017年度に開始を予定しているダム本体工事によって通行止めになる前に、一般車両が通れる状態まで仕上げる必要があるという。

地権者らは、県の事務所や業者が休みの土・日・祝日を除き、川棚町石木郷にある工事予定地入り口のゲート前に集まり、計画反対の横断幕を掲げたり、県の動きを監視したりしてきた。

しかし、県は日曜日だった1月29日の早朝に重機を搬入。その後、地権者らがいない時間や場所を見はからってゲート以外から作業員らが中に入り、1月31日と2月3日に整地作業などをした。

以降、地権者らは「いつ入ってくるか分からない」として、ゲート前だけでなく、重機置き場につながる複数のルートに分散して、時間も従来よりも長く監視をしている。3日は、作業員らが日没後も詰め所に残っていたため、交代で警戒を続けたという。

地権者らは60代、70代の人が多く、阻止行動は心身の負担が大きいが、「ダムは不要だから、付け替え道路も不要」「付け替え道路を許したら、本体工事まで押し切られてしまいかねない」と懸念する。

県石木ダム建設事務所の有吉正敏所長は「けが人を出すことのないよう、慎重に作業を進めたい」と話している。(福岡泰雄)


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【2017/02/11 01:06】 | 石木ダム
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       嶋津 暉之


「石木ダム建設に反対する川棚町民の会」を結成され、学習会が開かれました。

500枚の勉強会のチラシを配った方の話や、学習会の内容のダムが出来て球磨川の環境が悪化した話、ダムが出来ても利水・治水に役に立たない話など「石木川まもり隊」のブログに出ています。

◇石木ダム問題を考える中組地区学習会 - 石木川まもり隊
http://blog.goo.ne.jp/hotaru392011/e/877c5a0acb7e354256027ae4275aaa5c?fm=rss

◆石木ダム反対町民の会結成
(長崎新聞2017年1月23日)
http://www.nagasaki-np.co.jp/news/kennaitopix/2017/01/23091528050192.shtml

 県と佐世保市が東彼川棚町に計画する石木ダム建設問題を巡り、町民有志が「石木ダム建設に反対する川棚町民の会」を結成した。

今後、町内の地区別学習会やビラ配りなどを通じ、町民の関心を高めていきたい考え。同会が開く初めての学習会が21日夜、中組地区を対象に町中央公民館で開かれた。

 学習会には町内外から約50人が参加した。反対地権者や支援者らがダム事業の概要や問題点、佐世保市の水事情などについて説明。

「机上の空論の計画で(古里を)立ち退きたくない」などと訴え、「(地権者だけでなく)自分たちの問題として一緒に考えてほしい」と呼び掛けた。

 参加者と意見交換もあった。中組郷総代の琴尾俊昭さん(72)は「町長選でも町議会でも石木ダムが話題にならず、町内で問題がタブー視されている」と指摘。

「県と佐世保市が造るとしても地元が蚊帳の外では話にならない。町民も声を上げ、県市はその声に耳を傾けるべき」と主張した。

 同会は昨年11月に結成。メンバーの一人で地権者の炭谷猛さん(66)は「学習会が町民目線で意思表示をしていく一つのきっかけになれば。町民にもっとダム問題へ理解を広げていきたい」と話した。

 現在決まっている学習会の予定は▽栄町・下百津地区(2月25日午後6時半)▽平島・宿地区(3月25日午後6時半)。場所はいずれも同公民館で地区外の人も参加可。

4月1日に建設予定地の見学会を予定している。問い合わせは炭谷さん(電090・4519・2528)。

【2017/01/24 01:19】 | 石木ダム
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          嶋津 暉之

石木ダム問題について三つの記事です。
〇反対する川棚町民の会発足の記事、〇工事差し止め求め提訴の記事、〇石木ダム建設訴訟口頭弁論の国反論の記事です。
三つ目の記事は国側の反論の内容だけではなく、原告側の見解もなぜ載せないのか、理解できません。

◆石木ダム建設 問題考えて 「反対する川棚町民の会」発足 21日、勉強会へ参加呼びかけ /長崎
(毎日新聞2017年1月17日 長崎版)
http://mainichi.jp/articles/20170117/ddl/k42/010/530000c

 県と佐世保市が川棚町に計画する石木ダム事業を巡り、地権者の炭谷猛さん(66)らが「石木ダム建設に反対する川棚町民の会」を結成した。建設の是非やダムの必要性を水没予定地以外の町民にも考えてもらうのが目的。21日には勉強会を開く予定で、町内の家庭を回り、参加を呼びかけている。【浅野孝仁】

 「石木ダムに関しての勉強会を開催します。よかったら参加してください」。三連休の中日の8日、炭谷さんたちは同町中心部の中組地区の家庭を1軒ずつ回り、チラシを配った。昨年11月に会を結成して以来、初めての活動。2時間かけて約500枚を配った。

 炭谷さんらが会を結成したのは「川棚町民の多くが、『石木ダムの問題は私たちとは関係がない』という思いでいるのではないか」という懸念からだ。ダムの建設予定地は同町内にあるが、事業を進めるのは県と佐世保市。事業の目的には、佐世保市への水道用水の供給とともに、過去に氾濫した川棚川の治水も挙げられるが、炭谷さんは「町民の関心は低い」と嘆く。

 昨年9月に町内であった反対派の集会でも「地元での関心を高めることが重要だ」という意見が上がった。炭谷さんらは「町民の目線でダムについて考えてもらおう」と同11月に会を結成。水没予定地の地権者以外の町民も含む約15人がメンバーとなった。

 チラシ配りに参加した同町猪乗川内郷(いのりごうちごう)の会社員、山本利夫さん(66)もその一人。高校卒業後、町を離れ、近畿地方で就職。5年ほど前に地元へ戻った。水没予定地には同級生も住んでいる。「建設の必要性はないのではないか。今も暮らしている人がいる場所にダムを造ろうとする理由が理解できない」と話す。

 メンバーらはチラシ配りを終えた後に感想を話し合った。「ぜひ勉強会に行きたいという声をもらった」「数軒は石木ダムというだけで相手にしてくれなかった」。町民の反応はさまざまだった。炭谷さんは「初めてにしてはおおむね手応えは良かった。今後はメンバーを増やして活動の幅を広げていきたい」と話していた。

 勉強会は21日午後6時半から町中央公民館で。町外からの参加も可能。問い合わせは炭谷さん(090・4519・2528)。
〔長崎版〕
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◆工事差し止め求め提訴へ
(長崎新聞2017年1月17日)
http://www.nagasaki-np.co.jp/news/kennaitopix/2017/01/17090646050139.shtml

県と佐世保市が東彼川棚町に計画している石木ダム建設事業で、反対派を支援する石木ダム対策弁護団(団長・馬奈木昭雄弁護士)は16日、県と同市を相手に工事差し止めを求め、2月中にも長崎地裁佐世保支部に提訴する方針を明らかにした。

同趣旨の仮処分申し立てが昨年末に却下されたのを受け、本訴訟であらためて住民の権利やダムの必要性を争う。

同日、長崎市内で開いた集会で報告した。原告は600人規模になる見通し。

工事差し止めを巡っては昨年、反対派約500人が同支部に仮処分を申し立てたが、「緊急性がない」として却下された。福岡高裁に抗告したが、本訴訟を提訴すれば抗告取り下げを検討する。

反対派は工事により生命・身体の安全や人格権などの被保全権利が侵害され、ダムの必要性についても審理が必要だと主張したが、仮処分の却下決定には、これらへの具体的な言及はなかった。

同弁護団は「本訴訟ならば『緊急性』は関係なく、権利や必要性について争うことができる」としている。

一方、長崎地裁で同日あった事業認定取り消し訴訟の第4回口頭弁論では、国側が治水、利水両面からダムの必要性を主張する準備書面を提出した。次回の口頭弁論は3月6日。


◆石木ダム建設訴訟 口頭弁論 国反論「他に方法ない」 /長崎
(毎日新聞長崎版2017年1月17日)
http://mainichi.jp/articles/20170117/ddl/k42/010/535000c

 県と佐世保市が川棚町に計画する石木ダム建設事業を巡り、水没予定地で暮らす反対地権者らが国を相手に事業認定処分の取り消しを求めた訴訟の第4回口頭弁論が16日、長崎地裁(松葉佐隆之裁判長)であった。国側は佐世保市の水需要予測に関する原告側の主張に反論する準備書面を提出した。

 県と佐世保市は、事業目的の一つとして、同市への安定的な水道用水の供給を挙げる。訴訟で原告側は「佐世保市はその都度異なる手法を用い、水需要を実際より大きく予測している」と主張しているが、国側は準備書面で「実態に近い予測とするため、手法は弾力的に運用される。水需要予測は安定性などを考慮するため、実際の需要が予測を下回ることは十分あり得る」と反論した。

 さらに、「取水場を利用すれば、需要が増えても水不足にはならない」とする原告側の指摘についても、「取水場からの取水量は安定しておらず、2012年の水需要予測でも、『新技術の活用など代替案も検討した結果、石木ダム以外に有効な方法がない』とされた」とダムの必要性を主張した。【今手麻衣】
〔長崎版〕


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【2017/01/21 00:06】 | 石木ダム
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佐世保で田原総一朗さん司会のシンポジウムがあり、石木問題も取り上げあられました。
石木川まもり隊のブログには丁寧な報告が出ています。
推進派の市議とパタゴニアの辻井社長の両方の水需要予測の違いをご覧ください。
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◆長崎)佐世保の未来を議論 田原総一朗氏らがシンポ
(朝日新聞デジタル 2017年1月11日)
http://www.asahi.com/articles/ASK1B44R9K1BTOLB009.html

 佐世保市の未来について考える「ふるさと共創シンポジウム」が9日、アルカスSASEBOであった。ジャーナリストの田原総一朗氏が司会を務め、市内外から参加したパネリスト4氏が人口減少対策や石木ダム問題などを巡って意見を交わし、市民ら約450人が聴き入った。
(中略)
 石木ダム問題では、市議の橋之口裕太氏が「市の水需要予測は全国平均よりも低く、必ずしもでたらめではない」と主張したのに対し、議論が尽くされていないとして反対地権者を支援しているパタゴニア日本支社長の辻井隆行氏は「事業を推進する立場の方がこうした議論に応じるのは意義がある」などと話した。(具志堅直)

◆ふるさと 未来 石木ダム - 石木川まもり隊
http://blog.goo.ne.jp/hotaru392011/e/636318da7484ed11191459925c187b3d







【2017/01/15 01:11】 | 石木ダム
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           嶋津 暉之

東京新聞の1月9日(月)の社会面に石木ダム反対を支援するいとうせいこうさんの記事が出ました。
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佐賀新聞(共同通信)の記事は、石木ダムの見直しを求める活動の様子がよくわかる良い記事だと思います。

◆長崎県・石木ダム計画見直し、著名人が力添え
ラジオ番組やライブ
(佐賀新聞2017年01月12日 16時55分)
http://www.saga-s.co.jp/news/saga/10101/394632

 長崎県の石木ダム計画(川棚町)の見直しを求める活動に、クリエーターのいとうせいこうさんや音楽家の小林武史さんといった著名人が加わっている。

環境問題に取り組むアウトドア用品メーカーの「パタゴニア」も新聞に意見広告を出すなどして議論を呼び掛け、水没予定地に残って反対を続ける住民へ力添えの輪が広がっている。

 石木ダムは石木川が流れ込む川棚川の洪水防止と、川棚町に隣接する佐世保市の安定した水源の確保を主な目的として、2013年に国が事業認定した。

 だが、予定地の13世帯約60人は「河川改修で治水対策はできる上、人口減少で水需要も減り、ダムは必要ない」として移転を拒否。美しい棚田やホタルが舞う清流など「日本の原風景」と呼べるような山あいの集落の抵抗は、少しずつ共感を集めてきた。

 いとうさんは、15年に反対運動のことを聞いて現地を訪れて以降、ラジオ番組などで発信している。「エネルギーや環境の問題など、石木ダムには日本各地が抱える課題が象徴的に含まれている。ダムに多額の税金をかけるのは非合理だと思う」と話す。

 小林さんは昨年10月、水没予定地で「失われるかもしれない美しい場所で」と題した野外ライブを催した。

趣旨に賛同した歌手SalyuさんやTOSHI-LOWさんらがステージに立ち、約700人の観客が県内外から足を運んだ。小林さんは「同じ日本人としてつながっている。人ごととは思えなかった」と協力した理由を語る。

 パタゴニアは、ダムや水問題を取り上げたシンポジウムを長崎や東京で定期的に開いている。辻井隆行日本支社長は「ダムの建設費や維持費、環境への影響についてオープンな場でもっと議論すべきだ」と指摘する。【共同】

■石木ダム 
長崎県と佐世保市が川棚川支流の石木川に計画する多目的ダム。1972年に県が調査を始めたが、水没予定地域の反対で停滞。規模を縮小し、2013年に国が事業認定した。

これまでに約8割の用地取得が済んだが、13世帯は応じず、県は14年から強制収用の手続きに入った。住民側は15年、事業認定の取り消しを求めて長崎地裁に提訴。県側は工事現場での住民の抗議行動を禁じようと、地裁佐世保支部に仮処分を申し立てている。【共同】


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【2017/01/14 23:39】 | 石木ダム
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