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「ダム建設の時代は終わった」by米国内務省開拓局長官ウィリアム・ピアーズ
近年、異常気象による水害が多発しています。
首都圏の沿岸住人が900万人以上という荒川の治水状況はどうなっているでしょう。
埼玉の会では、他の団体と一緒に国交省150分見学コースに行ってきました。

まず荒川と新河岸川の間の中州にある荒川知水資料館(AMOA)にて、
パネルなどを見ながら荒川についてのお話を聞きました。
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Wikipedia 荒川→ こちら 

◆氾濫対策で作られた荒川放水路
度々氾濫した荒川の治水のために江戸時代に付け替え工事が行われましたが、明治44年に前年の大水害を受け荒川放水路の工事が決まり、1913年(大正2年)から1930年(昭和5年)にかけて、人工の川幅約500m、全長22kmの川が造られました。
当時の最先端技術を用いて大正13年に岩渕水門が造られ、浚渫工事など関連作業が完了した1930年(昭和5年)に工事が完了。
荒川放水路が荒川となり、元の荒川は隅田川と呼ばれるようになりました。
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荒川流域の人口増加の様子↓
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人口密集が進んでいます。

◆現在の荒川が抱える問題

0メートル地帯
荒川下流域沿いのほとんどの地域が、地盤沈下の影響により、地盤の高さが東京湾の平均潮位よりも低い「海抜0メートル地帯」となっています。
そこには人口資産や社会経済活動の中枢機能が集中しており、万が一堤防が決壊すれば壊滅的な被害が発生すると想定されています。

部分的に堤防の高さが不足
荒川には、橋梁の高さ不足の影響により局所的に堤防の高さが低い区間があります。
都心と成田空港を結ぶ京成本線の荒川橋梁(足立区柳原~葛飾区堀切間)は、荒川下流部で最も高さが不足していて、治水上の弱点となっており、洪水が発生した場合には、越水により堤防が決壊する恐れがあります。

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現在計画があるのは京成本線ですが、他にも3か所高さ不足の堤防があります。
・国道号四つ木橋 ・都道西新井橋 ・JR東北線荒川橋
周辺より1.8~3.7m低いのですが、多額の費用や土地の確保が必要なため、現在堤防の改良工事の予定はありません。

パネルよりテムズ川と荒川の周辺土地との高低差をご覧ください。
東京はロンドンよりずっと川の氾濫が起きやすい状況です。
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◆岩渕水門の見学
Wikipedia 岩渕水門→ こちら
新旧2つの水門がある。旧水門の通称は赤水門、新水門の通称は青水門。赤水門は1924年(大正13年)に竣工し、すでに運用を終了した。青水門は1982年(昭和57年)竣工し、運用中である。

荒川上流からの流量が増えた場合岩淵水門を閉め切って、隅田川の洪水を防ぐために設けられている。平常時は水門を開け、荒川と新河岸川・隅田川とをつないでいる。荒川の順流最強時を除くと、新河岸川・隅田川から荒川方向へ流れている。

川幅が細く、くねくねしている隅田川の氾濫をふせぐために、流量が増えると水門を閉じ、荒川の方に水をながしています。
赤い方は古い水門で記念碑のように残していて、今は青い水門が運用されています。
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◆「あらかわ号」に乗って荒川下流域の見学

地図の荒川の右側が左岸、左側が右岸です。
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左岸の方はすぐそばに高速道路が通っています。
工場や都の施設などが見られました。
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右岸側は川のそばにマンションなどがたくさん建っていました。
途中からスカイツリーがどんどん大きく見えてきました。
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たくさんの橋をくぐりました。
古い電車の橋は堤防部分が低いものが多いのだそうです。
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◆荒川ロックゲート
河口から2.5kmの荒川ロックゲートは、最大3mにもなる水位差のある旧中川と荒川を通行可能にするエレベーターのような施設です。
荒川下流域では地下水のくみ上げが原因で地盤沈下がすすみ、東京湾の満潮面よりも低い「ゼロメートル地帯」となっています。
※国交省資料「荒川ロックゲート」より

船が二つのゲートの間に入って、水位を調節して反対側のゲートが開いて通行します。
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船のデッキに出て、傘をさしてゲートをくぐり船着き場に到着。

解散後、荒川と旧中川の中州にあるスーパー堤防を見に行きました。
スーパー堤防らしき高台があるものの、隣には低い位置に高層マンションが建っています。
スーパー堤防の計画が始まって30年かけて出来たのは2.8%。
単純計算で全部できるのに約1090年かかります。

人命を守ることが最優先ですから、安くて早く出来る耐越水堤防の整備が一番よいと思います。
そして莫大な予算をつぎ込む荒川第二、第三調節池よりも、高さの足りない橋梁のかさ上げを優先してするべきだと思いました。


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Wikipedia 荒川→ こちら 

◆氾濫対策で作られた荒川放水路
度々氾濫した荒川の治水のために江戸時代に付け替え工事が行われましたが、明治44年に前年の大水害を受け荒川放水路の工事が決まり、1913年(大正2年)から1930年(昭和5年)にかけて、人工の川幅約500m、全長22kmの川が造られました。
当時の最先端技術を用いて大正13年に岩渕水門が造られ、浚渫工事など関連作業が完了した1930年(昭和5年)に工事が完了。
荒川放水路が荒川となり、元の荒川は隅田川と呼ばれるようになりました。
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荒川流域の人口増加の様子↓
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人口密集が進んでいます。

◆現在の荒川が抱える問題

0メートル地帯
荒川下流域沿いのほとんどの地域が、地盤沈下の影響により、地盤の高さが東京湾の平均潮位よりも低い「海抜0メートル地帯」となっています。
そこには人口資産や社会経済活動の中枢機能が集中しており、万が一堤防が決壊すれば壊滅的な被害が発生すると想定されています。

部分的に堤防の高さが不足
荒川には、橋梁の高さ不足の影響により局所的に堤防の高さが低い区間があります。
都心と成田空港を結ぶ京成本線の荒川橋梁(足立区柳原~葛飾区堀切間)は、荒川下流部で最も高さが不足していて、治水上の弱点となっており、洪水が発生した場合には、越水により堤防が決壊する恐れがあります。

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現在計画があるのは京成本線ですが、他にも3か所高さ不足の堤防があります。
・国道号四つ木橋 ・都道西新井橋 ・JR東北線荒川橋
周辺より1.8~3.7m低いのですが、多額の費用や土地の確保が必要なため、現在堤防の改良工事の予定はありません。

パネルよりテムズ川と荒川の周辺土地との高低差をご覧ください。
東京はロンドンよりずっと川の氾濫が起きやすい状況です。
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◆岩渕水門の見学
Wikipedia 岩渕水門→ こちら
新旧2つの水門がある。旧水門の通称は赤水門、新水門の通称は青水門。赤水門は1924年(大正13年)に竣工し、すでに運用を終了した。青水門は1982年(昭和57年)竣工し、運用中である。

荒川上流からの流量が増えた場合岩淵水門を閉め切って、隅田川の洪水を防ぐために設けられている。平常時は水門を開け、荒川と新河岸川・隅田川とをつないでいる。荒川の順流最強時を除くと、新河岸川・隅田川から荒川方向へ流れている。

川幅が細く、くねくねしている隅田川の氾濫をふせぐために、流量が増えると水門を閉じ、荒川の方に水をながしています。
赤い方は古い水門で記念碑のように残していて、今は青い水門が運用されています。
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◆「あらかわ号」に乗って荒川下流域の見学

地図の荒川の右側が左岸、左側が右岸です。
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左岸の方はすぐそばに高速道路が通っています。
工場や都の施設などが見られました。
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右岸側は川のそばにマンションなどがたくさん建っていました。
途中からスカイツリーがどんどん大きく見えてきました。
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たくさんの橋をくぐりました。
古い電車の橋は堤防部分が低いものが多いのだそうです。
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◆荒川ロックゲート
河口から2.5kmの荒川ロックゲートは、最大3mにもなる水位差のある旧中川と荒川を通行可能にするエレベーターのような施設です。
荒川下流域では地下水のくみ上げが原因で地盤沈下がすすみ、東京湾の満潮面よりも低い「ゼロメートル地帯」となっています。
※国交省資料「荒川ロックゲート」より

船が二つのゲートの間に入って、水位を調節して反対側のゲートが開いて通行します。
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船のデッキに出て、傘をさしてゲートをくぐり船着き場に到着。

解散後、荒川と旧中川の中州にあるスーパー堤防を見に行きました。
スーパー堤防らしき高台があるものの、隣には低い位置に高層マンションが建っています。
スーパー堤防の計画が始まって30年かけて出来たのは2.8%。
単純計算で全部できるのに約1090年かかります。

人命を守ることが最優先ですから、安くて早く出来る耐越水堤防の整備が一番よいと思います。
そして莫大な予算をつぎ込む荒川第二、第三調節池よりも、高さの足りない橋梁のかさ上げを優先してするべきだと思いました。

【2018/09/01 17:45】 | 未分類
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