「ダム建設の時代は終わった」by米国内務省開拓局長官ウィリアム・ピアーズ
         嶋津 暉之

6月20日に国土交通省で、第2回 高規格堤防の効率的な整備に関する検討会が開かれました。
その資料が国土交通省のHPに掲載されましたので、お知らせします。

この検討会は遅々として進まないスーパー堤防の整備をスピードアップする方策を検討する会議です。
今回の会議で、とりまとめ骨子案が示されています。
次の第3回会議でまとめるようですが、とりまとめ骨子案はそれほど内容があるものではありません。

人々が居住しているところを堤防にするというスーパー堤防の考え方そのものが間違っており、スーパー堤防の整備をスピードアップする妙案があるはずがありません。

とりまとめ骨子案に次の記述があります。

「平成29 年3 月末時点の高規格堤防の整備状況は、整備区間の約120km に対して約14km(約12%)。このうち、高規格堤防の基本的な断面形状が確保されている延長は、約3.3km(約2.8%)。」

スーパー堤防が整備されたところの大半は窪地になっていて、不完全なものです。

堤防幅を堤防高の30倍にするのがスーパー堤防ですが、その断面形状が確保されたのはわずか2.8%でしかありません。

約20年かけてわずか2.8%ですから、この進捗率から計算すると、スーパー堤防の整備を終えるのに20年÷0.028=714年かかることになります。
治水対策として無意味で、居住している人々を追い出すスーパー堤防事業は中止すべきです。


第2回 高規格堤防の効率的な整備に関する検討会の資料 
http://www.mlit.go.jp/river/shinngikai_blog/koukikaku_kentoukai/dai2kai/index.html

2017年6月20日(火)
治水課

第2回 高規格堤防の効率的な整備に関する検討会(平成29年6月20日開催)の資料を掲載いたします。
議事次第(PDF:23KB)
資料1 高規格堤防の整備の背景(PDF:4.4MB)
資料2 効率的に整備を進めるための主な課題と方策(案)(PDF:1.9MB)
資料3 とりまとめ骨子(案)(PDF:187KB)
参考資料 第1回高規格堤防の効率的な整備に関する検討会 議事要旨(PDF:74KB)


【2017/06/23 05:15】 | スーパー堤防
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