「ダム建設の時代は終わった」by米国内務省開拓局長官ウィリアム・ピアーズ
               嶋津 暉之

中国が推し進めるメコン川の航行のための水路開発計画についての記事です。

◆(バンコクポスト)中国のメコン川開発計画 生態系保護へ対抗を
(日本経済新聞2017/1/18付 )
http://www.nikkei.com/article/DGXKZO11810540X10C17A1FFE000/

メコン川流域の環境保護主義者や地元の人々が、中国が推し進めるメコン川の航行のための水路開発計画について懸念するのはもっともだ。中国は雲南省からラオスのルアンパバンに物資を運ぶためメコン川を利用しようとしている。

この計画はメコン川の小島や岩を爆破し、500トン級の船舶のための航路を確保するもの。河川の生態系への影響を懸念する声が上がっている。メコン川は中国、ミャンマー、ラオス、タイ、カンボジア、ベトナムを通り、下流域の6千万人以上の人々の生命線だ。

タイのプラユット暫定政府は昨年末、初期段階の890キロメートルの開発計画を、メコン川の水上運送の安全を確保する枠組みとして承認した。

プラユット首相はメディアに対して、環境影響評価(アセスメント)に加えて実現可能性調査も行われると述べ、国民の懸念を退けた。ただ、同氏は生態系よりも、水路開発計画を優先する姿勢にみえる。
実現可能性調査と環境アセスメントを行うのが中国であることを考えれば、地元の人々や環境保護主義者らの疑念は当然だ。中国はメコン川流域の超大国であり、異論の多い同計画を巧妙なやり方で強引に進めることが懸念される。

メコン川の生態系に中国政府が大きな関心を払っていないことはよく知られている。同国は過去数年間メコン川で一連のダム開発を行い、それはタイを含む下流地域で起きた洪水や干ばつの原因とされている。

タイ政府は国民や学者に異議を唱えるのではなく、政府の情報や懸念を示すことで、問題のある計画を押しつける中国の不当な要求に対抗すべきだ。メコン川の豊かな多様性が失われ、食料の安全が損なわれることは断じて受け入れ難い。
(2017年1月12日付 タイ・バンコクポスト紙)


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実現可能性調査と環境アセスメントを行うのが中国であることを考えれば、地元の人々や環境保護主義者らの疑念は当然だ。中国はメコン川流域の超大国であり、異論の多い同計画を巧妙なやり方で強引に進めることが懸念される。

メコン川の生態系に中国政府が大きな関心を払っていないことはよく知られている。同国は過去数年間メコン川で一連のダム開発を行い、それはタイを含む下流地域で起きた洪水や干ばつの原因とされている。

タイ政府は国民や学者に異議を唱えるのではなく、政府の情報や懸念を示すことで、問題のある計画を押しつける中国の不当な要求に対抗すべきだ。メコン川の豊かな多様性が失われ、食料の安全が損なわれることは断じて受け入れ難い。
(2017年1月12日付 タイ・バンコクポスト紙)

【2017/01/21 00:11】 | Webの記事
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