「ダム建設の時代は終わった」by米国内務省開拓局長官ウィリアム・ピアーズ
          嶋津 暉之

群馬県にも活断層があるという記事です。

◆大地震 「熊本と群馬」似た地形 各地に痕跡「無縁ではない」 熊原康博・広島大准教授に聞く /群馬
(毎日新聞群馬版2016年5月18日)
http://mainichi.jp/articles/20160518/ddl/k10/040/104000c

 2度の震度7を引き起こした熊本地震では、熊本県内を走る二つの活断層が震源だった。現地を調査している熊原康博・広島大准教授(地理学)によると、「熊本の地形は実は群馬と似ている」という。2009年に群馬県内を走る新しい断層を解明した熊原准教授は「群馬も大規模地震の発生と無縁ではない」と警告する。その根拠はどこにあるのか。どう備えるべきなのか。熊原准教授に聞いた。【聞き手・杉直樹】

 −−群馬は「大規模地震とは無縁」とも言われますが。

 ○日本全国どこでも、地震が起きない場所はないと考えるべきです。県内では、強い震動が過去に生じたことを示す地割れや、砂が噴出した形跡が太田地域周辺で見つかりました。伊勢崎や桐生などでも大規模地震の痕跡が残っています。群馬も大規模地震の発生と無縁ではありません。

 −−しかし、県が12年に公表した報告書では、「関東平野北西縁断層帯主部」(長さ約82キロ)による地震発生確率は、今後100年以内で「ほぼ0~0・03%」とされるなど、試算ではいずれの断層も発生確率が低いですが。

 ○試算は根拠が不十分な面があります。断層の真上には市街地が広がり、発掘調査が進んでいないからです。例えば、関東平野北西縁断層帯主部の場合は、断層の裏にある地層の一部から確率を推計しているにすぎません。「低い」のではなく「不明」と捉えた方が実情に即しています。「太田断層」「片品川左岸断層」でも、現時点では確率を算出するだけの情報がなく、警戒が必要です。

 −−仮に地震が発生した場合の被害はどうなりますか。
 ○最も危険とされる関東平野北西縁断層帯主部では、熊本地震と比べものにならない被害が出るでしょう。むやみに危機をあおるつもりはありませんが、活断層がある以上、地震は確実に起きる。その前提に立って備えるべきです。

 −−熊本県内では余震が続き、家屋の倒壊や土砂災害が相次ぎました。

 ○地震の揺れ自体で人が亡くなるより、家屋の倒壊や土砂災害などの2次災害で死傷するケースが圧倒的に多い点に注目すべきです。熊本県南阿蘇村には阿蘇山の降灰が積もり、地震で崩れやすくなっていました。活火山の多い群馬は、この点で熊本の地形とよく似ています。関東平野北西縁断層帯主部が通る県南部では特に、建物の耐震化を早急に進めるべきでしょう。

 *人物略歴
くまはら・やすひろ

 1975年生まれ。群馬大在任中の2009年に太田断層を「発見」した。12年に県が公表した「地震被害想定調査報告書」の作成に当たっては「想定見直し委員」を務めた。熊本地震では、発生直後から広島大研究グループの一員として現地を調査し、4月18日に熊本県益城町中心部の直下に延びる新たな断層を発見したと発表した。
想定される被害

   断層の名称   想定される地震の規模    死者     負傷者 全壊・全焼する建物

(1)関東平野北西縁断層帯主部 M8.1  3130人 1万7740人   6万 460棟

(2)太田断層         M7.1  1130人   7880人   2万2280棟

(3)片品川左岸断層      M7.0    20人     90人      340棟

 ※Mはマグニチュード、県の調査報告書に基づく


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 ○最も危険とされる関東平野北西縁断層帯主部では、熊本地震と比べものにならない被害が出るでしょう。むやみに危機をあおるつもりはありませんが、活断層がある以上、地震は確実に起きる。その前提に立って備えるべきです。

 −−熊本県内では余震が続き、家屋の倒壊や土砂災害が相次ぎました。

 ○地震の揺れ自体で人が亡くなるより、家屋の倒壊や土砂災害などの2次災害で死傷するケースが圧倒的に多い点に注目すべきです。熊本県南阿蘇村には阿蘇山の降灰が積もり、地震で崩れやすくなっていました。活火山の多い群馬は、この点で熊本の地形とよく似ています。関東平野北西縁断層帯主部が通る県南部では特に、建物の耐震化を早急に進めるべきでしょう。

 *人物略歴
くまはら・やすひろ

 1975年生まれ。群馬大在任中の2009年に太田断層を「発見」した。12年に県が公表した「地震被害想定調査報告書」の作成に当たっては「想定見直し委員」を務めた。熊本地震では、発生直後から広島大研究グループの一員として現地を調査し、4月18日に熊本県益城町中心部の直下に延びる新たな断層を発見したと発表した。
想定される被害

   断層の名称   想定される地震の規模    死者     負傷者 全壊・全焼する建物

(1)関東平野北西縁断層帯主部 M8.1  3130人 1万7740人   6万 460棟

(2)太田断層         M7.1  1130人   7880人   2万2280棟

(3)片品川左岸断層      M7.0    20人     90人      340棟

 ※Mはマグニチュード、県の調査報告書に基づく

【2016/05/20 23:16】 | 新聞記事から
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