「ダム建設の時代は終わった」by米国内務省開拓局長官ウィリアム・ピアーズ
              嶋津 暉之

原発、ダムの問題について触れたコラムです。
「こと原発や大規模ダムに関しては、そういう工夫や改善がいっこうになされない。」
「震度7の揺れが連続した熊本の地震で水力発電用のダムが破壊されても、
 その詳細な説明は伝えていない。」
はそのとおりだと思います。

◆「水道の蛇口と原発」
(紀伊民放2016年5月17日)
http://www.agara.co.jp/column/mizu/?i=314592


朝、洗面所で顔を洗うたびに考えることがある。水道の蛇口のことである。
いまの住まいは古く、蛇口はレバーを上から下に押し下げると水が出る。
ところが、この20年以内に建てられた住宅や事務所では、下から上に押し上げて水を出す方式になっている。どうしてか。

▼きっかけは阪神大震災。
21年前、あの地震で被災した一戸建て住宅やマンションなどで、住民の不在時、何かの弾みで水道の蛇口に物が当たり、水が出っ放しになった事例が少なくなかった。
時にはその水が部屋を水浸しにすることもあった。

▼そうした被害を防ごうと、震災以降は製造する蛇口を下から上に押し上げる方式に改良したそうだ。
困ったことがあれば、即座に対応策を考える。
より便利に安全に、ついでに省エネまでも実現する。
そんな日本人の機知と工夫を象徴する例といわれている。

▼ところが、こと原発や大規模ダムに関しては、そういう工夫や改善がいっこうになされない。
福島原発で、5年後のいまも収束できない大事故が起きても「エネルギーが必要」という理由で、休止中の原発を再稼働させる。
震度7の揺れが連続した熊本の地震で水力発電用のダムが破壊されても、その詳細な説明は伝えていない。

▼この落差はどこに由来するのか。
水道の蛇口では即座に安全性が確保できるのに、原発やダムではそれがままならないのはどうしてか。
毎朝、顔を洗い、歯を磨くたびに考えている。(石)

【2016/05/19 02:13】 | Webの記事
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