「ダム建設の時代は終わった」by米国内務省開拓局長官ウィリアム・ピアーズ
               嶋津 暉之

25日の路木ダム裁判の福岡高裁判決について毎日と読売の記事をお知らせします。
毎日新聞の福岡賢正記者が原告団長の植村振作さんの談話を紹介しています。
判決文を斜め読みしてみましたが、住民側敗訴の結論が先にありきの非論理的な判決文だと思いました。

◆敗訴にも闘志新た 原告団長の植村さん「再評価委の矛盾追及」 福岡高裁判決 /熊本
(毎日新聞熊本版2016年4月26日)

1審が認めた治水面での違法性も否定する住民側全面敗訴となった25日の路木ダム訴訟福岡高裁判決。原告団長の植村振作さん(79)は「はははは、完敗です。でもこのままでは引き下がれん」と闘志を新たにする。

「もうできてしまったから、市民運動としては完全な負けですもんね。なのに闘い続けるのは、こんな税金の無駄遣いを黙認するわけにいかんからです」

高裁判決の半月前、現地を案内してくれた植村さんは運用中の路木ダムの前で語った。
1936年本渡市生まれ。九大理学部卒業後、30年以上も大阪大の高分子物理学講座で研究しながら、農薬やゴミ焼却時に発生するダイオキシン問題などに警鐘を鳴らし、学者として市民運動を支え続けた。今も「農薬空中散布反対全国ネットワーク」の代表を務める。

「したいことしとったけん、ずっと助手。阪大を追いだそうと、ある国立大の教授にと言われたこともあるけど、断ったよ。助手のままでいたかったのに、最後の最後に外堀埋められて助教授にされてしまって」と笑う。

そんな闘士が定年退職後、帰郷して出合ったのが路木ダム問題。調べると、起きてもいない浸水被害を洪水調節の必要性の根拠とするなど、おかしなことばかり。そうした事実を積み上げて引き出した1審の違法判決を2審はひっくり返した。

「このままだと、行政が選んだ委員が行政が用意した資料のみに基づいて検討する再評価委員会に妥当と言わせれば、住民は手も足もでなくなる。その矛盾を追及し、訴えていきます」【福岡賢正】


◆県営ダム計画「瑕疵ない」、熊本県側逆転勝訴

(読売新聞熊本版2016年04月26日)
http://www.yomiuri.co.jp/kyushu/news/20160426-OYS1T50011.html

熊本県天草市の県営路木(ろぎ)ダムの建設を巡り、蒲島郁夫知事に事業費約20億円の返還などを求めた住民訴訟の控訴審判決が25日、福岡高裁であった。
大工強裁判長は「整備計画に瑕疵(かし)は認められない」として、新たな公金支出を差し止めた1審・熊本地裁判決を取り消し、県側の逆転勝訴を言い渡した。

2014年2月の1審判決は、計画に盛り込まれた過去の浸水被害を「架空」とし、河川法に違反して計画が策定されたと認定。判決確定後の支出を差し止める一方、事業費の返還請求は棄却した。ダムは同年4月に運用を開始している。

大工裁判長は「すでに支出は終了しており、訴えは不適法」と指摘。過去の浸水被害について、「計画に重要な影響を及ぼしたとは言えない」とし、知事への損害賠償請求を棄却した。


追記を閉じる▲
大工強裁判長は「整備計画に瑕疵(かし)は認められない」として、新たな公金支出を差し止めた1審・熊本地裁判決を取り消し、県側の逆転勝訴を言い渡した。

2014年2月の1審判決は、計画に盛り込まれた過去の浸水被害を「架空」とし、河川法に違反して計画が策定されたと認定。判決確定後の支出を差し止める一方、事業費の返還請求は棄却した。ダムは同年4月に運用を開始している。

大工裁判長は「すでに支出は終了しており、訴えは不適法」と指摘。過去の浸水被害について、「計画に重要な影響を及ぼしたとは言えない」とし、知事への損害賠償請求を棄却した。

【2016/04/29 00:13】 | 裁判の報告
トラックバック(0) |
コメント
この記事へのコメント
コメントを投稿
URL:

Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可
 
トラックバック
この記事のトラックバックURL
この記事へのトラックバック