「ダム建設の時代は終わった」by米国内務省開拓局長官ウィリアム・ピアーズ
             嶋津 暉之

スーパー堤防は全体計画の実現の見通しがまったくなく、ほんの一部を進めているところでは住民の強制移転を迫るものになっており、有害無益な事業です。
東京の江戸川右岸では、北小岩一丁目に続いて、篠崎公園地区でもスーパー堤防を整備する計画が進められています。
2月22日の関東地方整備局の事業評価監視委員会では江戸川スーパー堤防(篠崎公園地区)の再評価が重要案件として議題になりました。

その議事録が関東地方整備局のHPに掲載されましたので、お知らせします。

http://www.ktr.mlit.go.jp/shihon/index00000034.html

http://www.ktr.mlit.go.jp/ktr_content/content/000643812.pdf

この会議では家田 仁委員長からこの事業に対してかなり厳しい意見がありました。
江戸川でスーパー堤防の整備を進めていく具体的な計画がなくて、ここだけ、スーパー堤防にする意味がどこにあるのだと、事業の必要性に対して強い疑問が出されました。
パフォーマンスとしての発言ですが、発言の内容は私たちの意見に近いものもあり、興味深いものでした
参考のため、その発言の主なところを下記に記しておきます。

関東地方整備局の事業評価監視委員会第8回
〇家田委員長
例えば江戸川の右岸でも、この篠崎公園の上流側だって、こんなぐちやぐちやのところでやるべきだけど、現地がなかなかそこまで準備が整っていないので、それで篠崎公園のところだけ先にやらせてくださいねという話なのか、それとも一番やるべきところなんて、全然、地元はやる気も何もなくて、それで一番楽そうなところだけちょっとやってやるかという、それだけの話なのかで、随分、このプロジェクトの見え方が違ってくるよね。その辺はどうなんですか。
つまり、さっきの説明だと、地元の準備が整っているからやるんだという話だったけど、地元の準備が整っているのは必要条件であって、地元がやりたいと言ったら、どこでもやっていいというものじゃないんだよね。そうでしょう。

〇家田委員長
つまり、これをやって何の意味かおるかといったら、公園が高くなるというのが主たる目的でしょう、これ。

〇家田委員長
その見通しは何も書かれていない。あなたの説明自身が、地元はここしかやりたくないと言っている。

〇家田委員長
いや、だからプランを言ってほしいのよ、もっと。何年くらいでこれが全部できて、そうすれば、ここの赤いところをやることの意義がこう出てくるんですよと。そっちの見通しなんて何もないくせに、これをやると超過洪水対策が、この下流部についてこんなに行きますなんて言われたって、「本当かよ」と言うしかないじやないですか。

〇事務局
いや、ここにつきましては、すみませんが、いつまでにできるということを明確に言えるような状況ではないということでございます。

〇家田委員長
300年後ぐらいですか。

〇事務局
いや、高規格堤防事業としては、順次、まちづくりなどにあわせて、整備できるところを整備していくというスキームの中で進めさせていただいているところです。あわせて、ここを整備できるところは整備していくというスキームの中で進めさせていただいています。

〇家田委員長
そうするとね、ここで生じている超過洪水対策で出てくる便益というのは、それが全部でき上がって、いつになるか知らないけど、全部でき上がったときの便益ですね。普通の堤防ならば堤防の敷地だけでいいんだから、お金かけてやっていけばそれなりに進むけども、後ろで区画整理があるなんていうものは、そう簡単に全体に進むとは思えない。そこのところはどう考えているのですか。

〇家田委員長
そんな説明じゃだめでしょう。これね、普通の人だって主張可能な格好でやってるんだから、将来展望なんて何にも持ってないんだけど、とりあえずここやるうと言ってるからやらせてくださいなんていうんで済むわけないじゃないですか、説明として。営々とここのところ、ずっと赤いところやっていくつもりですと、我々は根性入れてやりますと、地元とも頑張ってやっているところですと。だけど、とりあえずここのところが合意ができだからやらせてくださいといったらわかるけど、いつまで何の検討もつかないなんて言ってる、そんなことで、例えば、どこからどこまでリニア新幹線をつくろうと言ってると。
だけど、この1mだけ引けるというから、そこだけ合意とれたからやりましょうなんていうので、ほかが何m、500kmぐらいのうちの499kmは一切検討もつかないというときにやるかと、そうじやないでしょう。全体の見通しもいい、そして、準備がここに整っている、だからここからやりましょうというのだったら納得できるけど、あなたの説明は全然、見通しも何にもつかないというような話でしょう。



追記を閉じる▲
つまり、これをやって何の意味かおるかといったら、公園が高くなるというのが主たる目的でしょう、これ。

〇家田委員長
その見通しは何も書かれていない。あなたの説明自身が、地元はここしかやりたくないと言っている。

〇家田委員長
いや、だからプランを言ってほしいのよ、もっと。何年くらいでこれが全部できて、そうすれば、ここの赤いところをやることの意義がこう出てくるんですよと。そっちの見通しなんて何もないくせに、これをやると超過洪水対策が、この下流部についてこんなに行きますなんて言われたって、「本当かよ」と言うしかないじやないですか。

〇事務局
いや、ここにつきましては、すみませんが、いつまでにできるということを明確に言えるような状況ではないということでございます。

〇家田委員長
300年後ぐらいですか。

〇事務局
いや、高規格堤防事業としては、順次、まちづくりなどにあわせて、整備できるところを整備していくというスキームの中で進めさせていただいているところです。あわせて、ここを整備できるところは整備していくというスキームの中で進めさせていただいています。

〇家田委員長
そうするとね、ここで生じている超過洪水対策で出てくる便益というのは、それが全部でき上がって、いつになるか知らないけど、全部でき上がったときの便益ですね。普通の堤防ならば堤防の敷地だけでいいんだから、お金かけてやっていけばそれなりに進むけども、後ろで区画整理があるなんていうものは、そう簡単に全体に進むとは思えない。そこのところはどう考えているのですか。

〇家田委員長
そんな説明じゃだめでしょう。これね、普通の人だって主張可能な格好でやってるんだから、将来展望なんて何にも持ってないんだけど、とりあえずここやるうと言ってるからやらせてくださいなんていうんで済むわけないじゃないですか、説明として。営々とここのところ、ずっと赤いところやっていくつもりですと、我々は根性入れてやりますと、地元とも頑張ってやっているところですと。だけど、とりあえずここのところが合意ができだからやらせてくださいといったらわかるけど、いつまで何の検討もつかないなんて言ってる、そんなことで、例えば、どこからどこまでリニア新幹線をつくろうと言ってると。
だけど、この1mだけ引けるというから、そこだけ合意とれたからやりましょうなんていうので、ほかが何m、500kmぐらいのうちの499kmは一切検討もつかないというときにやるかと、そうじやないでしょう。全体の見通しもいい、そして、準備がここに整っている、だからここからやりましょうというのだったら納得できるけど、あなたの説明は全然、見通しも何にもつかないというような話でしょう。


【2016/03/31 23:06】 | スーパー堤防
トラックバック(0) |
コメント
この記事へのコメント
コメントを投稿
URL:

Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可
 
トラックバック
この記事のトラックバックURL
この記事へのトラックバック