「ダム建設の時代は終わった」by米国内務省開拓局長官ウィリアム・ピアーズ
              嶋津 暉之
佐賀県の直轄ダム「城原川ダム」の検証報告素案への意見募集が2月23日まで行われました。

(九州地方整備局のHP http://www.qsr.mlit.go.jp/n-kisyahappyou/h28/160125/index1.pdf

意見募集や公聴会は通過儀礼として行われ、虚しいところがありますが、意見をきちんと出しておくことは必要ですので、意見を提出しました。

私が提出した意見書を水源連HPに掲載しました。
http://suigenren.jp/wp-content/uploads/2016/02/b90dd6f5d7cdd384b2c63c6667e0e0861.pdf

他のダムにも共通するところがありますので、長文ですが、お読みいただければと思います。
要点はつぎのとおりです

〇 城原川の治水対策として、城原川ダムではなく、子孫に禍根を残すことがない「耐越水堤防への堤防強化+野越」を選択すべきです。

〇 2015年9月の鬼怒川の堤防決壊による大水害を踏まえれば、城原川においても耐越水堤防への堤防強化を実施すべきであり、且つ、城原川の伝統的な治水対策「野越」を活用すべきです。

〇「耐越水堤防への堤防強化+野越」の治水対策は、

 1. 城原川ダム以上の治水効果を得ることが可能です。

 2.事業費が城原川ダムよりはるかに安上がりです。

 3.大洪水が来て越水が生じても破堤を防げるので、壊滅的な被害を回避することができます。

〇 一方、城原川ダムは、副ダムが生物の行き来を妨げる障害物になり、また、洪水後、川の濁りが長期化することが避けられず、水生生物に対して少なからず影響が与えることが危惧されますが、「耐越水堤防への堤防強化+野越」にはそのような自然へのダメージがありません。

〇 流水型ダムは日本では10年程度の実績しかなく、大洪水が来た時に、洪水吐きの小さな穴が閉塞することがないのか、鋼鉄製スクリーンが流木等で覆われて洪水の通過を遮ってしまうことはないのか、全くの未知数です。

〇 城原川ダムが閉塞すれば、城原川ダム下流の河道はダムの洪水調節を前提として計画されているから、大氾濫の危険にさらされることになります。

【2016/02/26 02:29】 | 埼玉の会の見解
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