「ダム建設の時代は終わった」by米国内務省開拓局長官ウィリアム・ピアーズ
                  嶋津 暉之

昨年9月、福岡県春日市と那珂川町の水道事業を担う春日那珂川水道企業団が約40年間、福岡県に無許可で那珂川の水を取水してきたことが明らかになりました。(那珂川は福岡県の二級河川の那珂川)
その後の記事です。
なお、昨年9月の記事は下記のとおりです。

同企業団が昨年12月25日に福岡県に提出した是正計画書は下記にに掲載されています。
是正計画書(平成27年12月25日再提出)概要版 

問題は、この記事に書いてある「恒久的な代替水源を19年度までに確保する計画」の中身なのですが、同企業団に電話で聞いたところ、まだ公表できないということでした。

◆春日那珂川への水道用水譲渡額 福岡市算出、年間約8700万円
(西日本新聞2016年02月18日 12時24分)
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/national/article/225331

 福岡県春日市と那珂川町に飲み水を供給する春日那珂川水道企業団の違法取水問題で、代替水源を確保するまでの断水回避のために福岡市が融通する水道用水の譲渡額が、2016年度は最大で年間約8700万円に上ることが分かった。

春日那珂川水道企業団は既に違法取水解消のため、福岡都市圏17市町で構成する福岡地区水道企業団から年約1億8千万円分(4千立方メートル)の水を購入しており、合計で約2億7千万円の負担増となる。
 市は昨年12月、那珂川に持つ水利権のうち、日量最大1万1050立方メートル分を今年4月から4年間、春日那珂川水道企業団に融通することを決めた。

単価は、市が取水している福岡都市圏の8ダムに原水をためるのに必要な費用(1立方メートル当たり14円)などを14年度決算額を基に算出。

16年度は1立方メートル当たり21・59円とした。市水道局によると、単価や譲渡額は年度ごとに変わるという。

同企業団は3月末までに、日量最大1万5050立方メートルの違法取水を中止する予定。同規模の恒久的な代替水源を19年度までに確保する計画を立てている。


◆断水の危機「春日市」 福岡県管理河川からタダで春日那珂川水道企業団取水
(産経新聞2015年9月18日)
http://n-seikei.jp/2015/09/post-32024.html

春日市にある水道企業団が40年近くにわたって福岡県が管理する那珂川の水を違法に取水していたとして県は17日、是正措置をとるよう指示した。

是正指示を受けたのは、春日市と那珂川町に上水道を供給する「春日那珂川水道企業団」。

企業団設立前の昭和51年から那珂川の川底の地下に集水管を埋めて川の伏流水を近くの井戸に導いて違法に汲み上げていたほか、取水口からも許可を得ている量の倍近い1日あたり1万4000立方メートルを取り込んでいたという。

企業団は、水量のデータを改ざんして県に報告した上で、県の調査に対しては、集水管があることを口外しないよう職員に指示していたという。

さらに、水道水として転用してはいけない農業用水の水路からも水道水として取水していて、県は、農業用水を管理する那珂川町にある水利組合に対しても是正措置をとるよう指示した。

是正計画の提出は10月までとなっているが、企業団は違法な取水を止めると約6万4000人分の水が不足し、断水のおそれがあるとして現在も許可された以上の水の取り込みを続けている。

企業団の企業長をつとめる春日市の井上澄和市長は記者会見で「あってはならないことだが、いまは断水を回避することを最優先にして、しかるべきのちに処分を行う」と述べている。
 以上、
春日市は福岡市のベッドタウンであり人口増域。これまで福岡県管理の河川から、タダ同然で取水し、春日市民に提供していたことになる。

当然、河川管理には膨大な経費がかかっており、福岡県の40年分相応の負担が春日市に対し求められようが、そうした動きはないようだ。

今後、春日市の住民は、春日市の企業団が新たに水源を確保することが求められ、ダム建設、ダムの取水権利負担など、高額な値上がりが生じるおそれがある。

福岡県・春日市・那珂川のよしみから、福岡県に対し、管理費用を正規に戻し負担すれば、今後とも取水は可能と見られるが・・・。取水方法も40年間も違反したもの。


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 市は昨年12月、那珂川に持つ水利権のうち、日量最大1万1050立方メートル分を今年4月から4年間、春日那珂川水道企業団に融通することを決めた。

単価は、市が取水している福岡都市圏の8ダムに原水をためるのに必要な費用(1立方メートル当たり14円)などを14年度決算額を基に算出。

16年度は1立方メートル当たり21・59円とした。市水道局によると、単価や譲渡額は年度ごとに変わるという。

同企業団は3月末までに、日量最大1万5050立方メートルの違法取水を中止する予定。同規模の恒久的な代替水源を19年度までに確保する計画を立てている。


◆断水の危機「春日市」 福岡県管理河川からタダで春日那珂川水道企業団取水
(産経新聞2015年9月18日)
http://n-seikei.jp/2015/09/post-32024.html

春日市にある水道企業団が40年近くにわたって福岡県が管理する那珂川の水を違法に取水していたとして県は17日、是正措置をとるよう指示した。

是正指示を受けたのは、春日市と那珂川町に上水道を供給する「春日那珂川水道企業団」。

企業団設立前の昭和51年から那珂川の川底の地下に集水管を埋めて川の伏流水を近くの井戸に導いて違法に汲み上げていたほか、取水口からも許可を得ている量の倍近い1日あたり1万4000立方メートルを取り込んでいたという。

企業団は、水量のデータを改ざんして県に報告した上で、県の調査に対しては、集水管があることを口外しないよう職員に指示していたという。

さらに、水道水として転用してはいけない農業用水の水路からも水道水として取水していて、県は、農業用水を管理する那珂川町にある水利組合に対しても是正措置をとるよう指示した。

是正計画の提出は10月までとなっているが、企業団は違法な取水を止めると約6万4000人分の水が不足し、断水のおそれがあるとして現在も許可された以上の水の取り込みを続けている。

企業団の企業長をつとめる春日市の井上澄和市長は記者会見で「あってはならないことだが、いまは断水を回避することを最優先にして、しかるべきのちに処分を行う」と述べている。
 以上、
春日市は福岡市のベッドタウンであり人口増域。これまで福岡県管理の河川から、タダ同然で取水し、春日市民に提供していたことになる。

当然、河川管理には膨大な経費がかかっており、福岡県の40年分相応の負担が春日市に対し求められようが、そうした動きはないようだ。

今後、春日市の住民は、春日市の企業団が新たに水源を確保することが求められ、ダム建設、ダムの取水権利負担など、高額な値上がりが生じるおそれがある。

福岡県・春日市・那珂川のよしみから、福岡県に対し、管理費用を正規に戻し負担すれば、今後とも取水は可能と見られるが・・・。取水方法も40年間も違反したもの。

【2016/02/20 01:14】 | 新聞記事から
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