「ダム建設の時代は終わった」by米国内務省開拓局長官ウィリアム・ピアーズ
                嶋津 暉之

2月15日に城原川ダム(佐賀県神埼市)の検討報告書素案に関して学識経験者の意見を聴く会議が開かれました。
学識経験者のメンバーは こちら のとおりです。
国交省が選んだ学識経験者ですが、多少の異論は出ているようです。
しかし、それでも基本的にはダム容認です。

伝統的な治水工法「野越し」の機能を正しく評価し、過大な目標流量の設定をやめれば、城原川ダムは不要です。
さらに、流水型ダム(穴あきダム)は大洪水時には閉塞して洪水調節機能を喪失する危険性が十分にあります。

検討報告書素案に対する意見募集が2月23日(火)まで行われています。
http://www.qsr.mlit.go.jp/n-kisyahappyou/h28/160125/index1.pdf

◆城原川ダム、流水型ダム案に一定評価 学識経験者らが意見
(佐賀新聞2016年02月16日 16時50分)
http://www.saga-s.co.jp/news/saga/10101/279331

 国の事業見直しの対象になっている城原川ダム(神埼市)について国土交通省九州地方整備局は15日、流域自治体でつくる「検討の場」で検証結果をまとめた検討報告書素案に対する意見を学識経験者に聴いた。九地整が「最も有利」とした流水型ダム案に一定の評価を示しながら、景観への配慮や十分な説明を求めた。
 佐賀市のエスプラッツで開かれた意見を聴く場では、筑後川水系の学識者懇談会の7人が出席した。九地整の担当者が検証の経緯を説明した。九州大学大学院の松井誠一元教授は「流水型の案が最も河床をいじらず、現状を保てる」とおおむね評価し、希少な生き物を保全できる対策を要望した。九州大学の小松利光特命教授・名誉教授は「河床近くの穴が土木で閉そくすることはないが、懸念を取り除くために丁寧に説明を」と要請した。

 流水型ダムは普段水をためず、コンクリート構造物だけが目立つことから景観に配慮する意見も相次いだ。久留米大学の駄田井正名誉教授は「江戸時代から残る野越しなど伝統的な治水を残した上で、観光資源に生かせるようなダムの設計を」と見解を示した。

 九地整は今回の意見を精査した上で識者の質問には個別に回答する。流域住民らに意見を聴く公聴会は21日に神埼市、22日に佐賀市で開く。報告書素案に対する意見は23日まで県内外で募っている。


◆城原川ダム 学識経験者「問題ない」 九地整が意見聴取
(読売新聞佐賀版 ㎜2016年02月17日) 
http://www.yomiuri.co.jp/local/saga/news/20160216-OYTNT50066.html

 国土交通省が建設の是非を再検証している城原川ダム(神埼市)を巡り、同省九州地方整備局は15日、佐賀市内で学識経験者から意見を聴取した。

九地整が示した洪水時のみに水をためる「流水型ダム」(穴あきダム)について、「大きな問題はない」との意見が大勢を占め、反対する意見はなかった。

 九地整は、ダム建設案とダムに頼らない治水対策の6案について、コストなどを検証。河川改修を含めた流水型ダムの建設が最も有利として、検討報告書の素案をまとめていた。

 この日は、環境工学や生態学などが専門の大学教授ら7人から、素案への意見を聴取。古賀憲一・佐賀大名誉教授(水環境・水質学)は「城原川は氾濫しては護岸する、ということを繰り返してきた。漏水の不安もあり、ダムが効果的だ」と述べ、松井誠一・元九州大大学院教授(生態学)は「河川掘削の少ないダム案は、河川や周辺に与える生物多様性への影響が少ない」などと話した。

 一方、駄田井正・久留米大名誉教授(経済学)は「ダムのある景観に配慮し、観光資源として生かせるようにし、(江戸時代の治水工法の)『野越し』など伝統的な治水の痕跡を残してほしい」、矢野真一郎・九州大大学院教授(沿岸環境学)は「流水型ダムが安全か、先行事例などを示して住民の不安を払拭してほしい」などと指摘した。

 九地整は今後、学識経験者や県民から寄せられた意見を参考に、整備方針の原案のたたき台をまとめる。


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 佐賀市のエスプラッツで開かれた意見を聴く場では、筑後川水系の学識者懇談会の7人が出席した。九地整の担当者が検証の経緯を説明した。九州大学大学院の松井誠一元教授は「流水型の案が最も河床をいじらず、現状を保てる」とおおむね評価し、希少な生き物を保全できる対策を要望した。九州大学の小松利光特命教授・名誉教授は「河床近くの穴が土木で閉そくすることはないが、懸念を取り除くために丁寧に説明を」と要請した。

 流水型ダムは普段水をためず、コンクリート構造物だけが目立つことから景観に配慮する意見も相次いだ。久留米大学の駄田井正名誉教授は「江戸時代から残る野越しなど伝統的な治水を残した上で、観光資源に生かせるようなダムの設計を」と見解を示した。

 九地整は今回の意見を精査した上で識者の質問には個別に回答する。流域住民らに意見を聴く公聴会は21日に神埼市、22日に佐賀市で開く。報告書素案に対する意見は23日まで県内外で募っている。


◆城原川ダム 学識経験者「問題ない」 九地整が意見聴取
(読売新聞佐賀版 ㎜2016年02月17日) 
http://www.yomiuri.co.jp/local/saga/news/20160216-OYTNT50066.html

 国土交通省が建設の是非を再検証している城原川ダム(神埼市)を巡り、同省九州地方整備局は15日、佐賀市内で学識経験者から意見を聴取した。

九地整が示した洪水時のみに水をためる「流水型ダム」(穴あきダム)について、「大きな問題はない」との意見が大勢を占め、反対する意見はなかった。

 九地整は、ダム建設案とダムに頼らない治水対策の6案について、コストなどを検証。河川改修を含めた流水型ダムの建設が最も有利として、検討報告書の素案をまとめていた。

 この日は、環境工学や生態学などが専門の大学教授ら7人から、素案への意見を聴取。古賀憲一・佐賀大名誉教授(水環境・水質学)は「城原川は氾濫しては護岸する、ということを繰り返してきた。漏水の不安もあり、ダムが効果的だ」と述べ、松井誠一・元九州大大学院教授(生態学)は「河川掘削の少ないダム案は、河川や周辺に与える生物多様性への影響が少ない」などと話した。

 一方、駄田井正・久留米大名誉教授(経済学)は「ダムのある景観に配慮し、観光資源として生かせるようにし、(江戸時代の治水工法の)『野越し』など伝統的な治水の痕跡を残してほしい」、矢野真一郎・九州大大学院教授(沿岸環境学)は「流水型ダムが安全か、先行事例などを示して住民の不安を払拭してほしい」などと指摘した。

 九地整は今後、学識経験者や県民から寄せられた意見を参考に、整備方針の原案のたたき台をまとめる。

【2016/02/18 03:20】 | 各地のダム情報
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