「ダム建設の時代は終わった」by米国内務省開拓局長官ウィリアム・ピアーズ
               嶋津 暉之

鬼怒川水害の要因の一つとして、鬼怒川からあふれた水が(鬼怒川と小貝川の間を流れる)八間堀川に入り、その八間堀川の下流部で氾濫するという二次的な氾濫があります。
八間堀川は最下流部で新八間堀川と旧八間堀川に分かれ、新八間堀川は鬼怒川へ、旧八間堀川は小貝川に流れます。
この記事で取り上げているのは、旧八間堀川から小貝川に排水するポンプ3台のうち、2台が動かなかったという問題です。
しかし、流路の幅は新八間堀川の方が旧八間堀川よりずっと広く、主に氾濫で問題になったのは新八間堀川の方ではないかと思います。
新八間堀川から鬼怒川に排水する排水機場のポンプ(2台で毎秒30トン)が9月10日午後1時ころ、鬼怒川の水位上昇を理由に停止され、そのあと、八間堀川の氾濫が進行していくのですが、この排水機場の運転停止が妥当な判断であった否かが問われるのではないでしょうか。

◆八間堀川の排水ポンプ 水害時、3台中2台が動かず
(東京新聞茨城版 2015年12月25日)
http://www.tokyo-np.co.jp/article/ibaraki/list/201512/CK2015122502000164.html

 関東・東北水害で常総市内の八間堀(はちけんぼり)川があふれ、決壊した問題で、水害発生当日、八間堀川から小貝川に排水する「水海道排水機場」(常総市水海道淵頭(ふちがしら)町)に三台あるポンプのうち二台が動かなかったことが分かった。

二十四日、常総市役所で開かれた市議会水害検証特別委員会で、排水機場を管理する「江連八間(えづれはちけん)土地改良区」(下妻市)の担当者が明らかにした。

 土地改良区の吉川定男維持管理課長が証言した。吉川課長によると九月十日午後七時半ごろ、排水機場のポンプを動かしたが、一台しか動かなかったという。三台で毎秒七トンほど排水できるが、排水能力が毎秒三トンの一台しか動かなかった。原因は分かっていない。

 午後八時半、排水機場の浸水が始まり、感電する恐れがあったためポンプの運転を止めた。毎年、ポンプを点検していたが、排水する水が足りず、手回しで点検していたという。吉川課長は「点検不足だったかもしれない」と不備を認めた。

 また、同日午後一時ごろ、国土交通省が八間堀川から鬼怒川への排水を止めたことについて、吉川課長は「国から連絡はなかった」とし、その後も国や県から一切、指示がないことも明らかにした。

 市議からは「指揮系統ができていない。一本化しないとまた同じことが起きる」と懸念する声が上がっていた。 
(増井のぞみ)

【2015/12/27 11:10】 | 新聞記事から
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