「ダム建設の時代は終わった」by米国内務省開拓局長官ウィリアム・ピアーズ
◆長崎)石木ダム予定地の暮らし伝える 写真家が写真集
(朝日新聞長崎版2015年12月4日)
http://digital.asahi.com/articles/ASHCR6GFPHCRTOLB00G.html?rm=323
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 ダム建設を計画する県・佐世保市と明け渡しを拒む地権者との対立が注目されがちな石木ダム問題。ふだんのニュースでは取り上げられない、建設予定地の川棚町川原(こうばる)地区に暮らす住民の素顔や日常を伝えようと、東京の写真家が写真集「石木川のほとりにて 13家族の物語」を作った。

 山々に囲まれ、水を張った初夏の田んぼで代かきをする男性。石木川に舞うホタルを眺める家族。黄金色の稲穂に囲まれ、米を収穫する夫婦……。約80点の写真を収めた写真集をめくると、季節の移ろいとともに表情を変える川原地区の生活が浮かび上がる。

 撮影したのはフリーの写真家、村山嘉昭さん(44)。東京を拠点に、東日本大震災で壊滅的な被害を受けた東北沿岸部などを撮り続けている。

 ダム問題にも関心があり、2011年秋に初めて川原地区を訪れた。「自然というより、人に興味があったんです。どんな人がいて、どんな思いを持って生活しているのか」。計画が動き出して以降、40年以上にわたり抗議を続けてきたおばあさんらの言葉を聞いた。ダムの話になると、それまで穏やかだった表情がこわばるのがわかる。心が動いた。

 定期的に川原地区に通ううち、一つ気になることがあった。それは、新聞やテレビが映し出す住民が、いつも「建設反対」の鉢巻き姿で険しい顔をしていること。積み重なった怒りは当然あるだろう。でも、その感情だけでは住民の思いは説明できない。「日常を伝えないと、本当に大事なことが伝わらない」

 そんな思いから生まれた写真集。これまで石木ダムに関心がなかった人にこそ、手にとってもらいたいと願う。

 「知ってほしいのは、ここに暮らす人が特別じゃないってこと。自分たちの家族と同じような人たちが、故郷を奪われようとしてるんです」

 写真集は1200円。購入方法は村山さんのホームページ(http://www.river-stones.com/別ウインドウで開きます)で紹介している。(小野太郎)


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 撮影したのはフリーの写真家、村山嘉昭さん(44)。東京を拠点に、東日本大震災で壊滅的な被害を受けた東北沿岸部などを撮り続けている。

 ダム問題にも関心があり、2011年秋に初めて川原地区を訪れた。「自然というより、人に興味があったんです。どんな人がいて、どんな思いを持って生活しているのか」。計画が動き出して以降、40年以上にわたり抗議を続けてきたおばあさんらの言葉を聞いた。ダムの話になると、それまで穏やかだった表情がこわばるのがわかる。心が動いた。

 定期的に川原地区に通ううち、一つ気になることがあった。それは、新聞やテレビが映し出す住民が、いつも「建設反対」の鉢巻き姿で険しい顔をしていること。積み重なった怒りは当然あるだろう。でも、その感情だけでは住民の思いは説明できない。「日常を伝えないと、本当に大事なことが伝わらない」

 そんな思いから生まれた写真集。これまで石木ダムに関心がなかった人にこそ、手にとってもらいたいと願う。

 「知ってほしいのは、ここに暮らす人が特別じゃないってこと。自分たちの家族と同じような人たちが、故郷を奪われようとしてるんです」

 写真集は1200円。購入方法は村山さんのホームページ(http://www.river-stones.com/別ウインドウで開きます)で紹介している。(小野太郎)

【2015/12/05 01:46】 | 石木ダム
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