「ダム建設の時代は終わった」by米国内務省開拓局長官ウィリアム・ピアーズ
                   嶋津 暉之

鬼怒川水害において自然堤防掘削地点からの越水で多大な被害を受けた若宮戸地区の住民を対象に21日、説明会が開かれました。
国交省と常総市の責任を追及する声が相次ぎました。
自然堤防の掘削後、国交省が大型土嚢(高さ80センチ)を2段積み上げましたが、国交省の説明では越水位がその土嚢を70センチ超えました。国交省が3段積み上げていれば、越水位より高くなっていましたが、それで、実際に越水を防ぐことができたかどうかはわかりません。

◆関東・東北豪雨:常総市説明会 住民怒り「国と市の責任」
(毎日新聞 2015年11月22日)
http://mainichi.jp/select/news/20151122k0000e040156000c.html

 茨城県常総市は21日、関東・東北豪雨で鬼怒川が越水した同市若宮戸の住民を対象に復旧工事説明会を同市新石下(いしげ)のホールで開いた。

越水は民間事業者が太陽光発電設備の設置に伴い掘削した地点から発生したことについて、住民は「規制をかけ、国民の命と財産を守る義務がある」と市や国土交通省の責任を追及したが、両者とも「権限がない。できることはやった」と経緯の説明に終始した。【去石信一】

 若宮戸の住民説明会は2回目で、国交省担当者も初めて参加。住民約100人が出席した。

 若宮戸の鬼怒川には、約1キロにわたって堤防がなく、林になった砂丘の「自然堤防」があるのみ。一部は太陽光発電の設置業者が高さ約2メートルを崩し、国交省は土のうを積んで応急処置していた。越水はそこで発生し、住宅が浸水。現在は土のうが再設置されている。国交省は5年以内に堤防を造る計画だが、時期は明言していない。

 住民は災害前から、自然堤防掘削の危険性を行政に指摘してきた。鬼怒川を管理する国土交通省下館河川事務所の銭谷秀徳副所長は「河川法で規制できる河川区域を外れているうえ民有地。掘削中止を『お願い』するしかなかった」と釈明。

市も太陽光発電の規制権限がないとの立場で、住民の一人は「国は法律の適用外、市は管轄外と言う。掘削はその穴を突かれた。行政は助けてくれず、責任も取らない」と指摘した。塩畑実副市長は「できるだけ対応してきたつもり」と回答した。
 越水地点の正面に住む逆井正夫さん(67)は「(国交省に)築堤を何度もお願いしてきた。私たちは財産を奪われ、大金をかけて自宅を直している」と訴えた。銭谷副所長は「土のうはある程度効果があった。何もしなかったわけではない」と説明した。

 また、女性(63)は「家をリフォーム中。ローンを組んであと10年頑張らないといけない。二度と災害がないよう堤防を至急設置してほしい」と求めたが、銭谷副所長は「地権者の協力が必要」と述べるにとどめた。5人家族で土浦市の賃貸アパートに避難中の近藤利一さん(63)は説明会後、「市民が苦しんでいるのに、市も国も手を打ってくれない」と嘆いた。



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 越水地点の正面に住む逆井正夫さん(67)は「(国交省に)築堤を何度もお願いしてきた。私たちは財産を奪われ、大金をかけて自宅を直している」と訴えた。銭谷副所長は「土のうはある程度効果があった。何もしなかったわけではない」と説明した。

 また、女性(63)は「家をリフォーム中。ローンを組んであと10年頑張らないといけない。二度と災害がないよう堤防を至急設置してほしい」と求めたが、銭谷副所長は「地権者の協力が必要」と述べるにとどめた。5人家族で土浦市の賃貸アパートに避難中の近藤利一さん(63)は説明会後、「市民が苦しんでいるのに、市も国も手を打ってくれない」と嘆いた。


【2015/11/24 00:08】 | 新聞記事から
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自然堤防・土嚢
anonym
若宮戸の十一面山は河畔砂丘 Sand dune であって、それを自然堤防 Natural levee と呼ぶのはあきらかな誤りだと思います。また、昨年の時点で80cmの土嚢を2段でなく、3段積めばよかったとのことですが、氾濫後、国土交通省は25.35km地点には3段積みをおこなっています。これで氾濫を防げるとは到底思えません。現地のひとたちはただちに堤防を建設するよう要望しておいでです。2段はもちろん3段積み土嚢は気休めにもなっていません。抽象的に「水位」に拘泥しては判断を誤るのではないかと存じます。
(cf. http://www.naturalright.org/place/鬼怒川2015/自然堤防とは何か-若宮戸ソーラーパネル事件-1/)

ありがとうございました
嶋津 暉之
ご意見に沿ってブログの文章を直しました。

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2015/11/24(Tue) 10:46 |   |  #[ 編集]
自然堤防・土嚢
若宮戸の十一面山は河畔砂丘 Sand dune であって、それを自然堤防 Natural levee と呼ぶのはあきらかな誤りだと思います。また、昨年の時点で80cmの土嚢を2段でなく、3段積めばよかったとのことですが、氾濫後、国土交通省は25.35km地点には3段積みをおこなっています。これで氾濫を防げるとは到底思えません。現地のひとたちはただちに堤防を建設するよう要望しておいでです。2段はもちろん3段積み土嚢は気休めにもなっていません。抽象的に「水位」に拘泥しては判断を誤るのではないかと存じます。
(cf. http://www.naturalright.org/place/鬼怒川2015/自然堤防とは何か-若宮戸ソーラーパネル事件-1/)
2015/12/02(Wed) 07:03 | URL  | anonym #uCXkJlmE[ 編集]
ありがとうございました
ご意見に沿ってブログの文章を直しました。
2015/12/03(Thu) 01:49 | URL  | 嶋津 暉之 #-[ 編集]
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