「ダム建設の時代は終わった」by米国内務省開拓局長官ウィリアム・ピアーズ
             嶋津 暉之

城原川ダム問題についての記事です。
佐賀県の山口祥義知事が伝統的な治水工法「野越し」の重要性を認識して、城原川ダム推進の姿勢を変えることを期待します。

なお、城原川ダム問題と野越しについて水源連は見解をまとめておりますので、参考までにご覧ください。

城原川ダムの検証に関するパブコメへの意見の提出 
http://suigenren.jp/news/2015/06/15/7423/

城原川ダムに関する検証主体(九州地方整備局)の見解への反論 
http://suigenren.jp/news/2015/10/11/7969/

◆城原川ダム問題 知事「野越し」の価値評価 現地視察 治水対策は「検討の場で」
(佐賀新聞2015年11月19日 10時11分)
http://www.saga-s.co.jp/news/saga/10101/251294

 国の事業見直しの対象になっている城原川ダム(神埼市)の建設問題で、山口祥義知事は18日、中流域を訪れ、洪水対策のために堤防の一部を低くした越流堤「野越し」を視察した。約400年前から残るといわれる技術について市民グループから説明を受け、「技術的な検証をやってもらいたい」と歴史的価値を高く評価する一方、流水型ダムを含めた治水対策の具体化は、流域自治体などでつくる「検討の場」での論議に委ねる姿勢を示した。

 野越しや不連続堤防の「霞堤(かすみてい)」は、部分的に低い堤防から水を流出させ、洪水エネルギーを分散させて決壊を防ぐ技術で、佐賀藩の成富兵庫茂安(1560-1634年)が取り組んだ江戸初期の治水事業の名残といわれている。

 山口知事は、ダムによらない治水対策を探る「城原川を考える会」の案内で2カ所を歩いて視察した。現存する計230メートルの低い堤防が下流域の被害を軽減したり、「受け堤」も残っている鶴西の集落が2009年の洪水で守られたりした状況の説明に聴き入った。

 視察後は「できる限り自然の力や、そのときの知恵でしのいできたというのはすごい」と感想を述べた。その上で「治水対策自体が大事だということは全ての人の思い。もともとダム推進論者でもないが、ぜひ技術的な検証を含めてやってもらいたい」と検討の場での論議を求めた。案内した於保泰正さん(64)も「機能の評価をしなければ壊されてしまう」と訴え、洪水を軽減する遺産の技術的な再評価を求めた。

 山口知事は3月に水没予定地の岩屋地区集落を視察した際、「科学的検証も大事だが、44年間翻弄(ほんろう)されてきた地元のダム建設を求める声を一番に受け止める」と述べている。

 城原川ダムをめぐっては事業主体の国土交通省九州地方整備局と佐賀県、佐賀市、神埼市でつくる検討の場で検証が続いており、年内にも第3回会合が開かれる見通し。


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 視察後は「できる限り自然の力や、そのときの知恵でしのいできたというのはすごい」と感想を述べた。その上で「治水対策自体が大事だということは全ての人の思い。もともとダム推進論者でもないが、ぜひ技術的な検証を含めてやってもらいたい」と検討の場での論議を求めた。案内した於保泰正さん(64)も「機能の評価をしなければ壊されてしまう」と訴え、洪水を軽減する遺産の技術的な再評価を求めた。

 山口知事は3月に水没予定地の岩屋地区集落を視察した際、「科学的検証も大事だが、44年間翻弄(ほんろう)されてきた地元のダム建設を求める声を一番に受け止める」と述べている。

 城原川ダムをめぐっては事業主体の国土交通省九州地方整備局と佐賀県、佐賀市、神埼市でつくる検討の場で検証が続いており、年内にも第3回会合が開かれる見通し。

【2015/11/19 23:33】 | 各地のダム情報
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