「ダム建設の時代は終わった」by米国内務省開拓局長官ウィリアム・ピアーズ
                嶋津 暉之

すでに報じられているように、会計検査院は今日、11月6日、平成25年度決算検査報告を内閣に送付しました。

決算検査報告の概要はこちらに掲載されています。
http://www.jbaudit.go.jp/report/new/summary25/index.html 

ダムの関係では、すでに昨年11月に一度発表されたものですが、ダムの堆砂問題を取り上げた検査報告が含まれています。

10)ダムの維持管理に当たり、必要な計測、修繕等を適切に行ったり、堆砂対策等の実施について検討したり、地震が発生した際の体制を整備したりすることなどをダム管理者に対して周知することにより、ダムの維持管理が適切に行われるよう改善の処置を要求したもの

http://report.jbaudit.go.jp/org/h25/2013-h25-0618-0.htm

堆砂に関しては次のように記述されています。


(2)貯水池における堆砂等の状況等

ア 計画堆砂量を上回る堆砂の状況

貯水池に計画堆砂量を上回って土砂が堆積すると、有効貯水容量のうち実際に利用できる貯水容量が減少することに加えて、堆砂の状況によっては、貯水池の上流部に土砂が堆積することにより貯水池上流の河川等に影響を及ぼすおそれがある。そこで、貯水池における堆砂の状況についてみたところ、9府県が管理する20ダム(建設費計939億余円、国庫補助金等計429億余円)において、計画年数が経過していないにもかかわらず、堆砂量が既に計画堆砂量を上回っていた(表参照)。そして、これらのダムのうち、計画堆砂量に対する堆砂量の割合が200%以上300%未満となっているダムが4ダム、300%以上となっているダムが2ダムとなっていた。

イ 洪水調節容量内における堆砂の状況

貯水池に流入する土砂は、計画堆砂量に達していなくても、洪水調節容量内に土砂が堆積した場合には、洪水調節容量のうち実際に利用できる貯水容量が減少して洪水時に本来貯留できる水量が貯留できなくなるため、堆砂の状況によっては、ダム下流の河川等に影響を及ぼすおそれがある。そこで、洪水調節容量内における堆砂の状況についてみたところ、9事務所等が管理する14ダム(建設費計6047億余円)、16道県が管理する92ダム(建設費計1兆2598億余円、国庫補助金等計5557億余円)において、洪水調節容量内に土砂が堆積していた(表参照)。

また、3事務所等が管理する7ダム(建設費計2632億余円)、11道県が管理する48ダム(建設費計8372億余円、国庫補助金等計4364億余円)については、洪水調節容量内における堆砂量が算出されていないなどのため、洪水調節容量内における堆砂の状況が不明となっていた(表参照)。


堆砂によってダムの機能が低下している問題を取り上げた重要な検査報告だと思います。

【2015/11/06 23:24】 | 政策
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