「ダム建設の時代は終わった」by米国内務省開拓局長官ウィリアム・ピアーズ
                嶋津 暉之

10月30日、国交省本省で、第1回「大規模氾濫に対する減災のための治水対策検討小委員会」が開かれました。

その配付資料が国交省のHPに掲載されました。 
http://www.mlit.go.jp/river/shinngikai_blog/shaseishin/kasenbunkakai/shouiinkai/daikibohanran/1/index.html 

鬼怒川水害についての国交省の総括というべき資料が掲載されていますので、読んでおく必要があると思います。
国交省ですから、ダムの効果がこんなにあったのだという資料まで入っています。
その計算の根拠を検証する必要があります。

この委員会の委員長は、利根川の基本高水問題に関する日本学術会議の委員会の座長であった小池俊雄東大大学院教授です。

しかし、この小委員会の提言骨子案を見ると、ごく当たり前の文言が並んでおり、国交省がこの小委員会によって何を得ようとしているのか、今一つわかりません。

「国交省本省でも提言を出しました」というアリバイ証明的な委員会であるように思います。

◆鬼怒川決壊 国交省有識者委、水害対策へ提言案 住民避難で広域連携を
(茨城新聞 2015年10月31日)
http://ibarakinews.jp/news/newsdetail.php?f_jun=14462153189816

9月の関東・東北豪雨による常総市の鬼怒川堤防決壊を受け、洪水の災害リスク軽減や治水対策などを審議する国土交通省の有識者委員会(委員長・小池俊雄東大大学院教授)の初会合が30日、同省で開かれた。

市町村を越えた広域避難計画の整備や市町村が適切に避難勧告を出せるよう国が支援するなど、ソフト面での対策を強化する方針を決めた。11月末をめどに提言骨子をまとめる予定。
大規模水害に見舞われた同市は、住民が一斉に市内の避難所へ向かったために交通渋滞が発生。避難所にたどり着けず、市外へ自主避難した場所が避難所になったケースもあった。

このため、提言骨子案は、市町村を越えた広域避難に向け自治体同士が連携し、河川管理者も含めて周辺市町村での避難所確保などの避難計画を定めることを求めた。

決壊地域で避難指示が出されなかった点については、各市町村で事前に、災害発生前後の状況と避難情報の出し方などの行動計画を時系列にまとめたタイムラインを作成し、これに基づく訓練の実施を提言した。

委員の一人で2004年に水害を経験した新潟県見附市の久住時男市長は、普段から災害発生時に必要なチェックリストを作成しておくことが必要と強調。その上で「災害が起きていきなり首長が司令官にはなれない。

首長の判断をサポートする災害対策に詳しい担当者が各市町村に必要だ」と実体験を交えて話した。

骨子案にはこのほか、アパート・マンション1階の住民は早期避難が必要となるなど、住宅構造や住む場所などで避難の目安を分かりやすく示し、避難行動を起こしやすいハザードマップの改良や、不動産事業者への浸水想定区域の説明会実施なども盛り込まれた。

初会合で石井啓一国交相は「現況の施設では防ぎきれない大洪水が必ず起こるという意識を社会全体で持つことが重要だ」と述べた。 (高岡健作)


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大規模水害に見舞われた同市は、住民が一斉に市内の避難所へ向かったために交通渋滞が発生。避難所にたどり着けず、市外へ自主避難した場所が避難所になったケースもあった。

このため、提言骨子案は、市町村を越えた広域避難に向け自治体同士が連携し、河川管理者も含めて周辺市町村での避難所確保などの避難計画を定めることを求めた。

決壊地域で避難指示が出されなかった点については、各市町村で事前に、災害発生前後の状況と避難情報の出し方などの行動計画を時系列にまとめたタイムラインを作成し、これに基づく訓練の実施を提言した。

委員の一人で2004年に水害を経験した新潟県見附市の久住時男市長は、普段から災害発生時に必要なチェックリストを作成しておくことが必要と強調。その上で「災害が起きていきなり首長が司令官にはなれない。

首長の判断をサポートする災害対策に詳しい担当者が各市町村に必要だ」と実体験を交えて話した。

骨子案にはこのほか、アパート・マンション1階の住民は早期避難が必要となるなど、住宅構造や住む場所などで避難の目安を分かりやすく示し、避難行動を起こしやすいハザードマップの改良や、不動産事業者への浸水想定区域の説明会実施なども盛り込まれた。

初会合で石井啓一国交相は「現況の施設では防ぎきれない大洪水が必ず起こるという意識を社会全体で持つことが重要だ」と述べた。 (高岡健作)

【2015/11/02 18:01】 | 政策
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