「ダム建設の時代は終わった」by米国内務省開拓局長官ウィリアム・ピアーズ
                 嶋津 暉之

鬼怒川堤防決壊についてNHKが国交省の雨量データを紹介しています。
決壊現場上流における24時間平均雨量が410ミリ、3日間平均雨量が501ミリとなっています。
鬼怒川の1/100の堤防改修計画の想定雨量は3日間で360ミリとなっていますが、これはかなり古い雨量データ(大正13年~昭和41年)から算出された数字ですので、現状にあてはまるのか、疑問です。

◆鬼怒川の堤防決壊 上流で想定超える雨降ったためか
(NHK 2015年10月10日 18時48分)
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20151010/k10010266061000.html

「関東・東北豪雨」で茨城県常総市で鬼怒川の堤防が決壊してから10日で1か月になります。国土交通省のその後の解析で、鬼怒川の決壊現場の上流では、堤防を改修する際に国が想定している雨量の1.4倍の雨が降ったため、決壊などにつながったとみられることが分かりました。
「関東・東北豪雨」で、茨城県常総市では、先月10日に鬼怒川の堤防が決壊して住宅8棟が流されたほか、市内の40平方キロが浸水しました。
これまでの調査で、鬼怒川では堤防の決壊を含めて川から水があふれ出したり、堤防から水が漏れ出したりするなどの被害が97か所で確認され、国土交通省関東地方整備局は、どれだけの雨が被害を引き起こしたのか、鬼怒川の流域で観測された雨量データなどをもとに当時の雨量を解析しました。
その結果、決壊現場の上流では、決壊当日の朝までの24時間に平均で410ミリの雨が降っていたことが分かりました。鬼怒川では100年に1回程度の雨に耐えられるよう堤防の改修工事が進められていましたが、想定していた最大の雨量は3日間で360ミリで、今回の関東・東北豪雨では、1日でこの雨量を上回る雨が降ったことになります。また、先月11日までの3日間の平均の雨量も501ミリと想定の1.4倍に達し、これまでで最も多かったということです。
想定を超える雨が降ったことで、鬼怒川を流れる水の量は堤防の決壊現場の周辺で1秒当たり4000トン程度と、観測を始めてから最も多くなっていたということです。
国土交通省関東地方整備局では、今回の結果をさらに詳しく分析して、改修工事や避難の在り方などを検討することにしています。

関東・東北豪雨 氾濫は81の河川

国土交通省によりますと、今月1日現在で、今回の「関東・東北豪雨」によって堤防が決壊したり、堤防から水があふれたりして住宅や田畑に浸水被害が出た川は、茨城県と栃木県、それに宮城県を中心に、関東や東北の81に上ります。
このうち堤防が決壊したのは、茨城県常総市の鬼怒川、茨城県境町の宮戸川、栃木県那須塩原市の箒川、栃木県さくら市の荒川、宮城県大崎市の渋井川など、3つの県の19の河川です。
また、川の水が堤防を乗り越えてあふれ出る被害は、茨城県結城市の田川、栃木県鹿沼市の小籔川、仙台市の七北田川など9つの県の70河川に上っています。
土砂災害も相次ぎ、がけ崩れは、静岡県で36件、神奈川県で22件、福島県で21件、宮城県で17件、栃木県で9件などと、14の都県の120か所で発生し、32の住宅が全半壊したり一部が壊れたりしました。
土石流は宮城県、福島県、栃木県、埼玉県、それに千葉県で合わせて24件発生したほか、地すべりは宮城県と栃木県、岐阜県、それに愛知県で合わせて5件に上っています。
専門家 リスク把握し安全な避難の検討を
国はこれまで、全国の主な河川の堤防について建設や改修などの対策を進めていますが、用地の買収などに費用や時間がかかることなどから十分には進まず、堤防の整備率は、先月の豪雨で堤防が決壊した鬼怒川で計画の43%、国が管理する河川全体でも66%にとどまっています。
一方、地球温暖化などの影響で雨の降り方が激しくなっていて、各地で記録的な大雨となり、洪水による被害も相次いでいます。
堤防の構造や水害に詳しい群馬大学大学院の清水義彦教授は「今回の豪雨で、鬼怒川ではどこで堤防が壊れてもおかしくない状況だった。堤防はふだんは洪水から私たちを守ってくれるが、ひとたび決壊すると、堤防で抑えていた水が一気に襲ってきて、2階建ての住宅が倒壊したり水没したりする危険性がある。雨が強まる傾向が続くなか、川のそばに住む人は、自分がいる場所にどのようなリスクがあるのか、国が出す情報などをもとに把握して、堤防の決壊が起きることも想定して、どうしたら安全に逃げられるかを考えておくことが必要だ」と話しています。


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これまでの調査で、鬼怒川では堤防の決壊を含めて川から水があふれ出したり、堤防から水が漏れ出したりするなどの被害が97か所で確認され、国土交通省関東地方整備局は、どれだけの雨が被害を引き起こしたのか、鬼怒川の流域で観測された雨量データなどをもとに当時の雨量を解析しました。
その結果、決壊現場の上流では、決壊当日の朝までの24時間に平均で410ミリの雨が降っていたことが分かりました。鬼怒川では100年に1回程度の雨に耐えられるよう堤防の改修工事が進められていましたが、想定していた最大の雨量は3日間で360ミリで、今回の関東・東北豪雨では、1日でこの雨量を上回る雨が降ったことになります。また、先月11日までの3日間の平均の雨量も501ミリと想定の1.4倍に達し、これまでで最も多かったということです。
想定を超える雨が降ったことで、鬼怒川を流れる水の量は堤防の決壊現場の周辺で1秒当たり4000トン程度と、観測を始めてから最も多くなっていたということです。
国土交通省関東地方整備局では、今回の結果をさらに詳しく分析して、改修工事や避難の在り方などを検討することにしています。

関東・東北豪雨 氾濫は81の河川

国土交通省によりますと、今月1日現在で、今回の「関東・東北豪雨」によって堤防が決壊したり、堤防から水があふれたりして住宅や田畑に浸水被害が出た川は、茨城県と栃木県、それに宮城県を中心に、関東や東北の81に上ります。
このうち堤防が決壊したのは、茨城県常総市の鬼怒川、茨城県境町の宮戸川、栃木県那須塩原市の箒川、栃木県さくら市の荒川、宮城県大崎市の渋井川など、3つの県の19の河川です。
また、川の水が堤防を乗り越えてあふれ出る被害は、茨城県結城市の田川、栃木県鹿沼市の小籔川、仙台市の七北田川など9つの県の70河川に上っています。
土砂災害も相次ぎ、がけ崩れは、静岡県で36件、神奈川県で22件、福島県で21件、宮城県で17件、栃木県で9件などと、14の都県の120か所で発生し、32の住宅が全半壊したり一部が壊れたりしました。
土石流は宮城県、福島県、栃木県、埼玉県、それに千葉県で合わせて24件発生したほか、地すべりは宮城県と栃木県、岐阜県、それに愛知県で合わせて5件に上っています。
専門家 リスク把握し安全な避難の検討を
国はこれまで、全国の主な河川の堤防について建設や改修などの対策を進めていますが、用地の買収などに費用や時間がかかることなどから十分には進まず、堤防の整備率は、先月の豪雨で堤防が決壊した鬼怒川で計画の43%、国が管理する河川全体でも66%にとどまっています。
一方、地球温暖化などの影響で雨の降り方が激しくなっていて、各地で記録的な大雨となり、洪水による被害も相次いでいます。
堤防の構造や水害に詳しい群馬大学大学院の清水義彦教授は「今回の豪雨で、鬼怒川ではどこで堤防が壊れてもおかしくない状況だった。堤防はふだんは洪水から私たちを守ってくれるが、ひとたび決壊すると、堤防で抑えていた水が一気に襲ってきて、2階建ての住宅が倒壊したり水没したりする危険性がある。雨が強まる傾向が続くなか、川のそばに住む人は、自分がいる場所にどのようなリスクがあるのか、国が出す情報などをもとに把握して、堤防の決壊が起きることも想定して、どうしたら安全に逃げられるかを考えておくことが必要だ」と話しています。

【2015/10/11 00:14】 | Webの記事
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