「ダム建設の時代は終わった」by米国内務省開拓局長官ウィリアム・ピアーズ
            嶋津 暉之

ダムを撤去すれば、清流が甦ることは荒瀬ダムの撤去で実証されてきているのですが、日本ではまだ、ダム撤去の動きは他には全くありません。

◆清流にぎわい取り戻せ 荒瀬ダム撤去進む
(読売新聞九州版 2015年10月03日) 
http://www.yomiuri.co.jp/kyushu/news/20151003-OYS1T50015.html

あかね色に染まった川面に、5本の黒い影が伸びる。高さ約24メートル。県営荒瀬ダム(八代市坂本町)の名残をとどめる放水門の柱だ。

 日本三急流の一つ、球磨くま川で、全国初と注目されたコンクリートダム撤去工事が進む。「清流を取り戻せ」という住民運動が実り、行政を動かした。
 工事現場から100メートル下流に住む下村勉さん(85)は、久しぶりに静かな夏を過ごしたという。アユ漁を営む家庭に生まれ、幼い頃から川に親しんだ。しかし、1955年に水力発電専用の荒瀬ダムが完成、廃業を余儀なくされた。

 「雨の多い夏場は放水の振動で家が揺れる。『家が崩れるのでは』と怖かったよ」。逆に、少雨の夏はダム湖の水がよどみ、悪臭が家の中まで入り込んだ。

 工事開始から3年。振動も悪臭も過去のものとなった。ダム湖の跡には清流だったころの岩場が姿をあらわした。「あとはアユが泳ぎ回る環境が戻ってくれれば」と期待する。

 ダム周辺の住民でつくる団体「SSP(さかもと再生プロジェクト)」は、よみがえる清流を生かした地域おこしを模索する。

 夏には1人乗りの「リバーボード」を使った川下りを企画した。ボードにうつぶせになり、一気に川を下る欧州発祥の川遊びだ。試乗した参加者によると、「川と一体になるような感覚」だという。

 ダム跡地に、リバーボードの貸し出し拠点や、天然アユを捕るやな場を整備する構想を練る。会長を務める民宿経営、森屋進さん(54)は言う。「地域は過疎・高齢化が進む。ダム撤去が注目されている今こそ、地域再生のラストチャンスなんです」

 川にアユが群れ泳ぎ、人が集う。住民が夢を託した撤去工事は、2017年度末に完了する。


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 工事現場から100メートル下流に住む下村勉さん(85)は、久しぶりに静かな夏を過ごしたという。アユ漁を営む家庭に生まれ、幼い頃から川に親しんだ。しかし、1955年に水力発電専用の荒瀬ダムが完成、廃業を余儀なくされた。

 「雨の多い夏場は放水の振動で家が揺れる。『家が崩れるのでは』と怖かったよ」。逆に、少雨の夏はダム湖の水がよどみ、悪臭が家の中まで入り込んだ。

 工事開始から3年。振動も悪臭も過去のものとなった。ダム湖の跡には清流だったころの岩場が姿をあらわした。「あとはアユが泳ぎ回る環境が戻ってくれれば」と期待する。

 ダム周辺の住民でつくる団体「SSP(さかもと再生プロジェクト)」は、よみがえる清流を生かした地域おこしを模索する。

 夏には1人乗りの「リバーボード」を使った川下りを企画した。ボードにうつぶせになり、一気に川を下る欧州発祥の川遊びだ。試乗した参加者によると、「川と一体になるような感覚」だという。

 ダム跡地に、リバーボードの貸し出し拠点や、天然アユを捕るやな場を整備する構想を練る。会長を務める民宿経営、森屋進さん(54)は言う。「地域は過疎・高齢化が進む。ダム撤去が注目されている今こそ、地域再生のラストチャンスなんです」

 川にアユが群れ泳ぎ、人が集う。住民が夢を託した撤去工事は、2017年度末に完了する。

【2015/10/04 01:50】 | 新聞記事から
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