「ダム建設の時代は終わった」by米国内務省開拓局長官ウィリアム・ピアーズ
             嶋津 暉之

リニア中央新幹線の工事に伴う流量減少が問題になっている大井川の上流にある東京電力田代川第2発電所の田代ダムの水利権更新に関する記事です。

この発電所の最大使用水量毎秒5.34トンに対して、河川維持流量は0.43~1.49トンですから、大半を取水する状態が続くことになります。田代川第2発電所で使われた水は富士川水系に流れますので、大井川には戻りません。

因みに、リニア中央新幹線の工事に伴う流量減少については下記の4月の記事のとおり、12キロの導水トンネルを掘って浸出地下水を大井川に戻す案が示されましたが、金に糸目を付けない常識はずれな対策のように思います。それでも減水区間が生じてしまいます。

◆大井川・田代ダムの放流量維持合意 水利調整協議会
(静岡新聞2015年 9月25日(金)8時50分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150925-00000015-at_s-l22

水利権更新の合意骨子

静岡市、島田市、川根本町と国、県、電力事業者による大井川水利流量調整協議会は県庁で開いた24日の会合で、12月末に10年ぶりの水利権更新を迎える東京電力田代川第2発電所の田代ダムに関し、現在の河川維持放流量を維持する方針で合意した。東電が水量の少ない冬場の取水量の検証を行うことを前提とし、許可期間は2025年までの10年間と確認した。

東電は冬場の取水量について、配管の凍結を防ぐために発電機2台に通水し、木片など異物の詰まりを防止するためにも毎秒1・62トンが必要としている。

これに対し合意では、東電の冬場の取水量をより減らすことを目的に、発電機1台を停止すると実際に配管凍結の懸念があるかなどを今後10年内に検証するよう求め、問題ないと判明した時点で取水の減量を実施することとした。東電は検証に向けたスケジュールを示し、20年ごろには見通しが立つと説明した。

島田市の染谷絹代市長は「大井川は決して流量が豊かではない。これまでの検証は十分だったのか。全体として甘い」と指摘し、東電側に真摯(しんし)な対応を求めた。同時に、リニア中央新幹線計画による大井川水系の流量減に懸念を示し「危機感を発信することが大事だ」とも語り、協議会として影響を注視していくと申し合わせた。

放流量は夏冬の水量に応じ▽12月6日~3月19日=0・43トン▽3月20日~4月30日=0・98トン▽5月1日~8月31日=1・49トン▽9月1日~12月5日=1・08トン(いずれも毎秒)を継続する。


◆JR、導水路計画を報告 リニア、大井川流量減対策
(静岡新聞2015/4/14 14:08)
http://www.at-s.com/news/article/politics/shizuoka/43100.html

JR東海は14日午前、リニア中央新幹線の工事に伴う大井川の流量減対策として採用方針を決めた導水路トンネルの建設について、県中央新幹線環境保全連絡会議(会長・和田秀樹静岡大名誉教授)に正式に報告した。
導水路はリニアが走行するトンネル本線から静岡市葵区の椹島(さわらじま)まで長さ12キロにわたって掘削する方針。高低差を利用して本線内の湧水を椹島まで導き、大井川に戻す役割を担う。

リニア事業では南アルプスのトンネル工事で大井川の水が最大で毎秒2トン減少する懸念が生じている。中下流域の自治体から生活への悪影響を懸念する声が上がり、JRは水の確保策を複数案候補に挙げて検討してきた。

ただ、導水路を導入しても椹島より上流部では引き続き流量減少の可能性が残されている。この日の会合では周辺の動植物への影響などについて委員とJRが意見交換した。



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島田市の染谷絹代市長は「大井川は決して流量が豊かではない。これまでの検証は十分だったのか。全体として甘い」と指摘し、東電側に真摯(しんし)な対応を求めた。同時に、リニア中央新幹線計画による大井川水系の流量減に懸念を示し「危機感を発信することが大事だ」とも語り、協議会として影響を注視していくと申し合わせた。

放流量は夏冬の水量に応じ▽12月6日~3月19日=0・43トン▽3月20日~4月30日=0・98トン▽5月1日~8月31日=1・49トン▽9月1日~12月5日=1・08トン(いずれも毎秒)を継続する。


◆JR、導水路計画を報告 リニア、大井川流量減対策
(静岡新聞2015/4/14 14:08)
http://www.at-s.com/news/article/politics/shizuoka/43100.html

JR東海は14日午前、リニア中央新幹線の工事に伴う大井川の流量減対策として採用方針を決めた導水路トンネルの建設について、県中央新幹線環境保全連絡会議(会長・和田秀樹静岡大名誉教授)に正式に報告した。
導水路はリニアが走行するトンネル本線から静岡市葵区の椹島(さわらじま)まで長さ12キロにわたって掘削する方針。高低差を利用して本線内の湧水を椹島まで導き、大井川に戻す役割を担う。

リニア事業では南アルプスのトンネル工事で大井川の水が最大で毎秒2トン減少する懸念が生じている。中下流域の自治体から生活への悪影響を懸念する声が上がり、JRは水の確保策を複数案候補に挙げて検討してきた。

ただ、導水路を導入しても椹島より上流部では引き続き流量減少の可能性が残されている。この日の会合では周辺の動植物への影響などについて委員とJRが意見交換した。


【2015/09/27 00:10】 | 新聞記事から
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