「ダム建設の時代は終わった」by米国内務省開拓局長官ウィリアム・ピアーズ
               嶋津 暉之

淀川水系・ 天ケ瀬ダム再開発の巨大水路トンネルの建設中に想定を上回る「脆弱層(破砕帯)」が見つかったことを先日お伝えしました。
この問題について少し詳しい記事が掲載されました。

◆天ケ瀬ダム改造で幅14mの破砕帯、工期に影響も
(ケンプラッツ 日経コンストラクション 2015/09/09) 
http://kenplatz.nikkeibp.co.jp/atcl/cntnews/15/090800038/?bpnet&d=1441761319742

国土交通省近畿地方整備局琵琶湖河川事務所は9月7日、天ケ瀬ダムの再開発事業で進めているトンネル工事で、想定よりも広い範囲に破砕帯が見つかったと発表した。

追加の調査や試験、対策の検討に2~5カ月掛かる見通し。地山の状態が悪い場合、補助工法の検討などに時間を要するため、工期や工費への影響が大きくなりそうだ。

破砕帯が見つかったのは、ダムの左岸側に整備している延長617mのトンネル式放流設備のうち、延長約170mの減勢池部だ。減勢池部は流水の勢いを弱めるための空間。トンネル内空は高さ26m、幅23m、断面積500m2と国内最大級だ。

掘削断面が大きいことから、導坑先進工法を採用してNATMで掘り進めていた。側壁導坑を先行して掘削したところ、破砕帯が掘進方向に14mほど広がっていることが判明した。事前のボーリング調査では、破砕帯の幅を7~9mと見積もっていた。

破砕帯と減勢池部の位置関係(資料:国土交通省)

トンネル式放流設備の断面図と、減勢池部の位置。減勢池部の施工者は大林組・飛島建設JV。契約金額は約15億5500万円、工期は2013年10月29日~16年2月29日だ(資料:国土交通省)

天ケ瀬ダム再開発事業の完成予想図(資料:国土交通省)
トンネル内の見学は中止に

 追加の調査では、左右の側壁導坑内で長さ19mのボーリング調査を3本ずつ実施する。採取したコアを用いた三軸圧縮試験も行う。このほか、粘土状破砕帯部とれき状破砕帯部に関して平板載荷試験を実施し、地耐力を調べる予定だ。琵琶湖河川事務所の善本隆典開発工務課長は「工期や工事費への影響は、調査や試験の結果次第だ」と説明する。

 近畿地整は広報活動の一環で、天ケ瀬ダム再開発事業の現場を一般市民などに公開してきたが、減勢池部の見学は一時中止する。



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掘削断面が大きいことから、導坑先進工法を採用してNATMで掘り進めていた。側壁導坑を先行して掘削したところ、破砕帯が掘進方向に14mほど広がっていることが判明した。事前のボーリング調査では、破砕帯の幅を7~9mと見積もっていた。

破砕帯と減勢池部の位置関係(資料:国土交通省)

トンネル式放流設備の断面図と、減勢池部の位置。減勢池部の施工者は大林組・飛島建設JV。契約金額は約15億5500万円、工期は2013年10月29日~16年2月29日だ(資料:国土交通省)

天ケ瀬ダム再開発事業の完成予想図(資料:国土交通省)
トンネル内の見学は中止に

 追加の調査では、左右の側壁導坑内で長さ19mのボーリング調査を3本ずつ実施する。採取したコアを用いた三軸圧縮試験も行う。このほか、粘土状破砕帯部とれき状破砕帯部に関して平板載荷試験を実施し、地耐力を調べる予定だ。琵琶湖河川事務所の善本隆典開発工務課長は「工期や工事費への影響は、調査や試験の結果次第だ」と説明する。

 近畿地整は広報活動の一環で、天ケ瀬ダム再開発事業の現場を一般市民などに公開してきたが、減勢池部の見学は一時中止する。


【2015/09/10 01:32】 | 未分類
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