「ダム建設の時代は終わった」by米国内務省開拓局長官ウィリアム・ピアーズ
                  嶋津 暉之

原発を補完するものであった揚水発電の役割が変ってきたといっても、巨額の費用を要し、自然に多大な影響を与える揚水発電ダムを新たにつくるという話には決してなりません。

◆揚水発電、変わる役割 太陽光の余剰電力で水くみ上げ
(朝日新聞2015年6月12日15時50分)
http://digital.asahi.com/articles/ASH6C53DNH6CTIPE01W.html

 夜間に余る電力で水をくみ上げ、電力が不足する昼間に放水して発電する。そんな揚水発電所の役割が変わりつつある。九州電力の揚水発電所では、昼間の電力で水をくみ上げる日が大幅に増えているという。太陽光発電の急増に伴う電力の需給バランスの変化が背景にある。

 揚水発電は、標高の高いダムから低いダムに放水し、その力で水車を回して発電する。一般の水力発電所と異なり、発電に使った水をポンプでくみ上げて再び発電に使う。

 電気を水の形でためる「蓄電池」の役割を果たすが、くみ上げに使う電力の7割程度しか発電できず、効率はよくない。このため、昼夜を問わず電気をつくり続ける原発が動いていたときは、昼間の電力不足に備えて夜に水をくみ上げておくのが一般的だった。

 この使い方が太陽光発電の急増で変わりつつある。

 九電の天山(佐賀県唐津市)、大平(熊本県八代市)、小丸川(宮崎県木城町)の三つの揚水発電所で水をくみ上げた日数(3発電所の合計)を昼夜別にみると、2010年度は夜が487日、昼が19日だったが、14年度は夜が156日、昼103日。夜が3分の1に減り、昼が5・4倍に増えた。

 九電の山科秀之・系統運用部長は「くみ上げの動力に太陽光の電力を使っている」と明かす。たとえば、春や秋の需要が少ない午前中に想定以上に太陽光の電力が増えた場合に、需給のバランスを保つために水をくみ上げているという。

 電力会社は季節や気温に応じて電力需要を予測し、発電量を調整している。供給が需要を上回ると、停電のおそれがあるからだ。九電は「需要のピーク時に発電する揚水発電所の本来の位置づけは変わらないが、今後は太陽光など不安定な電源を調整する役割も担う」としている。

 九電は1月から、太陽光の電力が余る場合、事業者に無償で発電を止めてもらう「出力抑制」を無制限にできるように、電力の買い取り条件を厳しくした。このため、出力抑制を防ぎ、太陽光の電力の買い取り拡大に役立つ揚水発電所への期待が発電事業者の間で高まっている。

(長崎潤一郎)


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 九電の天山(佐賀県唐津市)、大平(熊本県八代市)、小丸川(宮崎県木城町)の三つの揚水発電所で水をくみ上げた日数(3発電所の合計)を昼夜別にみると、2010年度は夜が487日、昼が19日だったが、14年度は夜が156日、昼103日。夜が3分の1に減り、昼が5・4倍に増えた。

 九電の山科秀之・系統運用部長は「くみ上げの動力に太陽光の電力を使っている」と明かす。たとえば、春や秋の需要が少ない午前中に想定以上に太陽光の電力が増えた場合に、需給のバランスを保つために水をくみ上げているという。

 電力会社は季節や気温に応じて電力需要を予測し、発電量を調整している。供給が需要を上回ると、停電のおそれがあるからだ。九電は「需要のピーク時に発電する揚水発電所の本来の位置づけは変わらないが、今後は太陽光など不安定な電源を調整する役割も担う」としている。

 九電は1月から、太陽光の電力が余る場合、事業者に無償で発電を止めてもらう「出力抑制」を無制限にできるように、電力の買い取り条件を厳しくした。このため、出力抑制を防ぎ、太陽光の電力の買い取り拡大に役立つ揚水発電所への期待が発電事業者の間で高まっている。

(長崎潤一郎)

【2015/06/13 15:43】 | エネルギー
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