「ダム建設の時代は終わった」by米国内務省開拓局長官ウィリアム・ピアーズ
              嶋津 暉之

神奈川県の直轄ダム「宮が瀬ダム」(2000年度末完成)は堆砂が計画よりかなり早いスピードで進行しているため、今年度から試験的に土砂搬出事業が始まります。詳細記事です。

◆宮ケ瀬湖、想定以上の土砂堆積 試験的に搬出へ
(神奈川新聞 2015年5月30日)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150530-00001393-kana-l14

宮ケ瀬湖、想定以上の土砂堆積

首都圏最大のダム貯水池である宮ケ瀬湖は、国が建設、運用開始してから14年目を迎えた。堆砂量が想定を上回るスピードで進行しているため、本年度から試験的に土砂搬出事業に着手する。6月に作業に入り、早戸川と中津川からの流入部2カ所で計約3万立方メートルを運び出し、今後の浚渫(しゅんせつ)方法や頻度などを検討する。

ダムは自然の川をせき止めて建設するため、流下する土砂が湖底に堆積する。洪水調整や給水などのダム機能を維持するため、堆砂の進み具合によって浚渫が必要になる。

国土交通省相模川水系広域ダム管理事務所によると、2013年度時点での堆砂量は約300万立方メートルで、計画値の130万立方メートルの2倍を超え、想定より早いペースで土砂がたまっている。

そこで、同管理事務所は15年度予算に堆積土砂搬出事業費として数千万円を新規計上。早戸川で約2万立方メートル、中津川で約1万立方メートルの土砂をそれぞれ流入部のすぐ上流で浚渫してトラックで搬出し、湖畔の用地に借り置きする。工期は6月~10月。その後、浚渫効果を検証し、今後のスケジュールや搬出土砂の活用法を検討する。一般的なケースよりは早い時期での事業着手だが、効率的な浚渫方法を探るためという。
相模川水系のダムは、集水域の支川が急勾配なため、流入土砂が比較的多いと考えられている。運用が半世紀を超える相模、道志、沼本の3ダム(すべて相模原市緑区)は堆砂の進行が著しい。相模ダムでは1993年度から大規模な浚渫事業が続いている。

同管理事務所は「宮ケ瀬湖は比較的新しいが、堆砂のペースが早い理由は台風による出水の影響などが考えられる。堆砂傾向は個々のダムによって違うので、本年度から検証しながら土砂の搬出を行うことにした」と話している。

近年、台風による相模川水系の土砂災害は2007年、11年と相次いで起きた。11年9月の台風12号では山梨県大月市で大規模な深層崩壊が発生して周辺の支川にも大量の土砂が流れ込んだ。

ダムの堆砂問題は、土砂供給の不連続性を生む原因となっている。河床低下や海岸浸食、生態系への悪影響の改善を図るため、土砂管理の新たな視点から国・県により流域全体の計画策定が進められている。

※宮ケ瀬ダム
相模原市、愛川町、清川村にまたがる中津川の上流に旧建設省が建設した多目的ダム。洪水防止、河川環境の維持、水道水の確保、発電の機能を持つ。宮ケ瀬湖の広さは460万平方メートル、貯水量は約1億9千万立方メートル。計画から30年余を経て2001年4月より本格運用を始めた。




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相模川水系のダムは、集水域の支川が急勾配なため、流入土砂が比較的多いと考えられている。運用が半世紀を超える相模、道志、沼本の3ダム(すべて相模原市緑区)は堆砂の進行が著しい。相模ダムでは1993年度から大規模な浚渫事業が続いている。

同管理事務所は「宮ケ瀬湖は比較的新しいが、堆砂のペースが早い理由は台風による出水の影響などが考えられる。堆砂傾向は個々のダムによって違うので、本年度から検証しながら土砂の搬出を行うことにした」と話している。

近年、台風による相模川水系の土砂災害は2007年、11年と相次いで起きた。11年9月の台風12号では山梨県大月市で大規模な深層崩壊が発生して周辺の支川にも大量の土砂が流れ込んだ。

ダムの堆砂問題は、土砂供給の不連続性を生む原因となっている。河床低下や海岸浸食、生態系への悪影響の改善を図るため、土砂管理の新たな視点から国・県により流域全体の計画策定が進められている。

※宮ケ瀬ダム
相模原市、愛川町、清川村にまたがる中津川の上流に旧建設省が建設した多目的ダム。洪水防止、河川環境の維持、水道水の確保、発電の機能を持つ。宮ケ瀬湖の広さは460万平方メートル、貯水量は約1億9千万立方メートル。計画から30年余を経て2001年4月より本格運用を始めた。



【2015/06/01 00:15】 | 新聞記事から
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