「ダム建設の時代は終わった」by米国内務省開拓局長官ウィリアム・ピアーズ
             嶋津 暉之

昨日、長野地裁で浅川ダム住民訴訟の判決がありました。
まことに残念ながら 請求棄却でした。
日本の裁判所は行政の追認機関でしかないのでしょうか。



◆浅川ダム 妥当性認める 地裁判決
(読売新聞長野版2015年04月25日)
http://www.yomiuri.co.jp/local/nagano/news/20150424-OYTNT50280.html

 〇原告側は控訴へ

 県が長野市浅川一ノ瀬に建設を進めている浅川ダムについて、住民ら約400人が県に対し公金支出の差し止めなどを求めた住民訴訟の判決が24日、長野地裁であった。石原寿記裁判長は「県が行った調査や工事は、技術的な基準や知見などに照らしても、不合理性や誤りは見あたらない」として原告の請求を退けた。原告側は控訴する方針。

 裁判では、ダムの必要性や建設地の地盤の安全性などが争点となった。

 原告側は、県がダム建設の根拠としている「基本高水流量」(洪水規模)は、過大と主張。浅川の上中流域では約70年間水害が起こっておらず、河川改修で安全性が確保できると訴えた。

 この点について判決は「浅川は過去に20回以上氾濫しており、その機序が複数想定される河川。基本高水流量の検証にあたっても具体的な誤りはなく、流量は過大ではない」とした。

 原告側はさらに、建設地直下の断層について「含まれる成分などから活断層と認められ、地震でダムが崩壊する恐れがある」と主張。周辺の活断層「長野盆地西縁断層帯」と交わる可能性があるとした。

 これに対し、判決は「同断層帯の活動による過去の大地震で、直下の断層が動いた痕跡は確認できず、現段階では活断層と認めることはできない」とした。

 判決は「県がダムを建設する場合としない場合の経済的妥当性について検討していることから、ダム建設を絶対視していたとは言えない」と指摘。事業を進めた村井仁前知事と阿部知事については「裁量権の範囲の逸脱や乱用はない」と締めくくった。

 田中康夫元知事の「脱ダム宣言」で一時建設が中断するなど紆余(うよ)曲折を経た浅川ダム。2010年の提訴から結審を迎えるまでにダム本体が完成し、この日の判決で建設妥当性のお墨付きを得た形となった。

 〇「不安大きくなる」…原告の住民

 原告の住民らは判決後、長野市の県教育会館で弁護士の報告に耳を傾けた。

 「住民の不安は大きくなる一方だ」。原告団代表の花岡邦明さん(64)は、判決後の原告団の報告集会で、険しい表情で語った。原告の1人で、原告団長だった神戸今朝人さん(享年83歳)の妻、直江さん(83)は「裁判所は住民の不安をどう思っているのか」と話した。

 一方、ダム建設推進派の住民でつくる「浅川総合治水対策連絡協議会」会長の斉藤忠二さん(83)は判決を聞き、「これからもダム周辺の工事を安全に進め、地域住民の安心、安全を守ってほしい」と話した。

 阿部知事は「地域住民の皆さまの生命財産を守るため、ダムの早期完成を目指し、今後とも適正に事業を進めてまいります」とのコメントを出した。


◆原告側「大変不当な判決」 浅川ダム訴訟
(中日新聞2015年4月25日)
http://www.chunichi.co.jp/article/nagano/20150425/CK2015042502000003.html

 長野市の県営浅川ダムの建設をめぐる公金差し止め訴訟は二十四日、長野地裁が原告敗訴の判断を下した。五年に及んだ裁判でダムの立地の危険性などを繰り返し訴えてきた原告側は「不当判決だ」の声が上がった。

 「県側の主張通りの判決だった。大変不当な判決で、容認できない」。閉廷後、長野市内で開かれた報告会で、原告団長の花岡邦明さん(64)は集まった六十人にこう訴えた。「引き続き戦い続けていくつもりだ」と控訴する方針を示すと、大きな拍手が起こった。

 元原告団長で二〇一一年に亡くなった神戸今朝人さんの妻直江さん(83)は遺影を持って駆け付けた。敗訴の結果に、「絶対に勝ちたかったので、残念」と肩を落とした。反対派の市民団体代表、内山卓郎さん(80)は「判決は片っ端からこちらの主張をひっくり返している。論理的でもないし、事実にも基づいていない」と語気を強めた。

 一方、県担当者は「判決文をまだ全部読んでいないが、県に対し注文するような所は今のところ見当たらない」と安堵(あんど)の表情を見せた。
 (森若奈、小西数紀)


◆浅川ダム訴訟 請求棄却 公金差し止め認めず 長野地裁判決
(信濃毎日新聞 04月24日(金))
http://www.shinmai.co.jp/news/20150424/KT150424FSI090004000.php

県営浅川ダム(長野市)の建設に反対する県民約400人が、同ダムの建設は無駄な公金支出を禁じた地方財政法などに違反するとして、県に公金支出の差し止めなどを求めた訴訟の判決で、長野地裁(石原寿記裁判長)は24日、原告側の請求を棄却した。

原告側は訴状などで、同ダム建設地直下の断層は地震を引き起こす「活断層」で、「地割れなどが起きてダム崩壊の危険がある」と主張。一帯には地滑りの危険があり、十分な対策が取られていないとした。

また、ダムの必要性や規模の根拠となる洪水時の想定最大流量「基本高水(たかみず)」も、県が示したのは実測された流量ではなく、流域の面積や降雨量から推測した流量で「過大」と指摘。県に公金支出を差し止め、阿部守一知事と、着工当時の村井仁前知事に県がこれまで支出した計約85億6千万円を返還させるよう求めていた。

これに対し県側は、浅川ダムは「治水対策上の必要性があり、危険性もない」と反論。断層の安全性は確認し、地滑りについても十分な調査と対策を行ったと主張した。基本高水についても「国の基準に基づいて算出しており、過大ではない」としていた。

同ダムは、通常時は下部の穴から水を流す「穴あきダム」方式で、村井前知事当時の2010年3月、本体工事に着工。阿部知事が12年3月に最終的に建設継続を決め、本体は昨年7月に完成、現在は地滑り対策工事などが進んでいる。


◆浅川ダム訴訟 原告の訴え棄却(長野県)
(テレビ信州2015/ 4/24 18:29 )
http://news24.jp/nnn/news8845418.html

長野市の浅川ダム建設に反対する住民グループが、知事を相手取って工事費用の支出差し止めを求めている訴訟で、長野地方裁判所は、住民グループの訴えを棄却した。判決で、「県は調査をし安全性を確保する設計を施している」とした。

反対派の住民グループは控訴する方針。


◆浅川ダム訴訟:住民側が全面敗訴 長野地裁
(毎日新聞 2015年04月24日 20時40分)
http://mainichi.jp/select/news/20150425k0000m040074000c.htmlhttp://mainichi.jp/select/news/20150425k0000m040074000c.html

長野県が建設中の浅川ダム(長野市)を巡り、周辺住民ら398人が県を相手取り、既に支出した建設費約65億円の返還や今後の支出差し止めを求めた訴訟の判決で、長野地裁は24日、請求を棄却した。

石原寿記(ひさのり)裁判長は「ダム建設が経済的とする県の主張には合理性があり、地滑りなどの危険性についても調査や対策は十分」と県の主張を全面的に認めた。住民側は控訴する方針。

浅川ダムは、常時開いている流出口で流量を調節する「穴開きダム」。訴訟では、土石流などが流出口を塞ぐ危険性▽建設地の地滑りリスク▽建設地直下の断層は活断層か▽費用対効果??などが争点となった。

判決は「手前に土砂や流木を取り除くくいや網が設置され、流出口を塞ぐ危険性は低い」と指摘。「ボーリングなど県の調査は適切で、建設地として不適ではない」と、地滑りの可能性も低いと判断した。

直下の断層については、1万年以内に動いた形跡はないなどとして活断層とは認めなかった。また、下流域の堤防かさ上げ工事と、ダム建設のコストを比較し、ダムの方が経済的とした。

「ダムは無駄で、地震などで決壊する可能性がある」と主張していた花岡邦明・原告団長(64)は「極めて残念で、承服できない」と話した。阿部守一知事は「地域住民の生命財産を守るため、ダムの早期完成を目指す」とコメントした。【川辺和将】

【ことば】浅川ダム

高さ約50メートル、幅165メートルの治水ダム。長野県は1995年に国からダム建設認可を受けたが、01年に田中康夫知事(当時)が「脱ダム」を宣言したため、ダム本体工事の着工を前に建設が中断した。しかし07年、村井仁知事(同)が建設再開を決定。阿部守一知事が10年に計画継続を表明した。現計画は総工費約380億円。本体工事は昨年、完了しており、試験運用が来秋始まる。



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 一方、ダム建設推進派の住民でつくる「浅川総合治水対策連絡協議会」会長の斉藤忠二さん(83)は判決を聞き、「これからもダム周辺の工事を安全に進め、地域住民の安心、安全を守ってほしい」と話した。

 阿部知事は「地域住民の皆さまの生命財産を守るため、ダムの早期完成を目指し、今後とも適正に事業を進めてまいります」とのコメントを出した。


◆原告側「大変不当な判決」 浅川ダム訴訟
(中日新聞2015年4月25日)
http://www.chunichi.co.jp/article/nagano/20150425/CK2015042502000003.html

 長野市の県営浅川ダムの建設をめぐる公金差し止め訴訟は二十四日、長野地裁が原告敗訴の判断を下した。五年に及んだ裁判でダムの立地の危険性などを繰り返し訴えてきた原告側は「不当判決だ」の声が上がった。

 「県側の主張通りの判決だった。大変不当な判決で、容認できない」。閉廷後、長野市内で開かれた報告会で、原告団長の花岡邦明さん(64)は集まった六十人にこう訴えた。「引き続き戦い続けていくつもりだ」と控訴する方針を示すと、大きな拍手が起こった。

 元原告団長で二〇一一年に亡くなった神戸今朝人さんの妻直江さん(83)は遺影を持って駆け付けた。敗訴の結果に、「絶対に勝ちたかったので、残念」と肩を落とした。反対派の市民団体代表、内山卓郎さん(80)は「判決は片っ端からこちらの主張をひっくり返している。論理的でもないし、事実にも基づいていない」と語気を強めた。

 一方、県担当者は「判決文をまだ全部読んでいないが、県に対し注文するような所は今のところ見当たらない」と安堵(あんど)の表情を見せた。
 (森若奈、小西数紀)


◆浅川ダム訴訟 請求棄却 公金差し止め認めず 長野地裁判決
(信濃毎日新聞 04月24日(金))
http://www.shinmai.co.jp/news/20150424/KT150424FSI090004000.php

県営浅川ダム(長野市)の建設に反対する県民約400人が、同ダムの建設は無駄な公金支出を禁じた地方財政法などに違反するとして、県に公金支出の差し止めなどを求めた訴訟の判決で、長野地裁(石原寿記裁判長)は24日、原告側の請求を棄却した。

原告側は訴状などで、同ダム建設地直下の断層は地震を引き起こす「活断層」で、「地割れなどが起きてダム崩壊の危険がある」と主張。一帯には地滑りの危険があり、十分な対策が取られていないとした。

また、ダムの必要性や規模の根拠となる洪水時の想定最大流量「基本高水(たかみず)」も、県が示したのは実測された流量ではなく、流域の面積や降雨量から推測した流量で「過大」と指摘。県に公金支出を差し止め、阿部守一知事と、着工当時の村井仁前知事に県がこれまで支出した計約85億6千万円を返還させるよう求めていた。

これに対し県側は、浅川ダムは「治水対策上の必要性があり、危険性もない」と反論。断層の安全性は確認し、地滑りについても十分な調査と対策を行ったと主張した。基本高水についても「国の基準に基づいて算出しており、過大ではない」としていた。

同ダムは、通常時は下部の穴から水を流す「穴あきダム」方式で、村井前知事当時の2010年3月、本体工事に着工。阿部知事が12年3月に最終的に建設継続を決め、本体は昨年7月に完成、現在は地滑り対策工事などが進んでいる。


◆浅川ダム訴訟 原告の訴え棄却(長野県)
(テレビ信州2015/ 4/24 18:29 )
http://news24.jp/nnn/news8845418.html

長野市の浅川ダム建設に反対する住民グループが、知事を相手取って工事費用の支出差し止めを求めている訴訟で、長野地方裁判所は、住民グループの訴えを棄却した。判決で、「県は調査をし安全性を確保する設計を施している」とした。

反対派の住民グループは控訴する方針。


◆浅川ダム訴訟:住民側が全面敗訴 長野地裁
(毎日新聞 2015年04月24日 20時40分)
http://mainichi.jp/select/news/20150425k0000m040074000c.htmlhttp://mainichi.jp/select/news/20150425k0000m040074000c.html

長野県が建設中の浅川ダム(長野市)を巡り、周辺住民ら398人が県を相手取り、既に支出した建設費約65億円の返還や今後の支出差し止めを求めた訴訟の判決で、長野地裁は24日、請求を棄却した。

石原寿記(ひさのり)裁判長は「ダム建設が経済的とする県の主張には合理性があり、地滑りなどの危険性についても調査や対策は十分」と県の主張を全面的に認めた。住民側は控訴する方針。

浅川ダムは、常時開いている流出口で流量を調節する「穴開きダム」。訴訟では、土石流などが流出口を塞ぐ危険性▽建設地の地滑りリスク▽建設地直下の断層は活断層か▽費用対効果??などが争点となった。

判決は「手前に土砂や流木を取り除くくいや網が設置され、流出口を塞ぐ危険性は低い」と指摘。「ボーリングなど県の調査は適切で、建設地として不適ではない」と、地滑りの可能性も低いと判断した。

直下の断層については、1万年以内に動いた形跡はないなどとして活断層とは認めなかった。また、下流域の堤防かさ上げ工事と、ダム建設のコストを比較し、ダムの方が経済的とした。

「ダムは無駄で、地震などで決壊する可能性がある」と主張していた花岡邦明・原告団長(64)は「極めて残念で、承服できない」と話した。阿部守一知事は「地域住民の生命財産を守るため、ダムの早期完成を目指す」とコメントした。【川辺和将】

【ことば】浅川ダム

高さ約50メートル、幅165メートルの治水ダム。長野県は1995年に国からダム建設認可を受けたが、01年に田中康夫知事(当時)が「脱ダム」を宣言したため、ダム本体工事の着工を前に建設が中断した。しかし07年、村井仁知事(同)が建設再開を決定。阿部守一知事が10年に計画継続を表明した。現計画は総工費約380億円。本体工事は昨年、完了しており、試験運用が来秋始まる。


【2015/04/25 11:46】 | 裁判の報告
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