「ダム建設の時代は終わった」by米国内務省開拓局長官ウィリアム・ピアーズ
 嶋津 暉之

秋田の直轄ダム「成瀬ダム」への県負担金の支出差し止めなどを求めた住民訴訟の判決が昨日、秋田地裁でありました。残念ながら、住民側の敗訴でした。

「成瀬ダムによる洪水の抑制効果は小さくても、治水効果が見込めないとまではいえない」などという判決ですから、どうしようもありません。

瀬木比呂志著「ニッポンの裁判」(講談社現代新書)に書いてあるように、「日本の裁判官の多数派は、裁判官というよりは、むしろ、[裁判を行っている官僚」「法服を着た役人」」なのです。


◆県負担金「違法と言えず」…成瀬ダム訴訟
(読売新聞秋田版 2015年03月28日) 
http://www.yomiuri.co.jp/local/akita/news/20150328-OYTNT50010.html

〇差し止め請求を棄却

成瀬ダム(東成瀬村)の建設中止を目的に、住民ら367人が佐竹知事らを相手取り、ダム建設への県負担金の支出差し止めなどを求めた住民訴訟で、秋田地裁は27日、「国の行為に重大で明白な欠陥があるなど看過し得ないときでない限り、県の支出が違法とは言えない」と請求を棄却・却下する判決を言い渡した。原告側は控訴する方針だ。
裁判の争点は、ダムの治水機能やかんがい効果、建設地の安全性などだった。

判決で、棚橋哲夫裁判長は治水機能について「マニュアルに従った事業評価で直ちに誤りと判断できる事情はない」とし、かんがい効果では「河川の流量によっては、農業用水を賄いきれない状況にある」とダムによる用水補給の必要性を認めた。さらに、建設地の安全性では「断層があるという原告の主張は一般的な可能性を示すにとどまる」と述べて、ダム計画などに明白な違法や欠陥は見当たらないとし、この3点については請求を棄却した。

提訴から結審までに県が支出した負担金の差し止め請求などは却下した。

判決後、記者会見した原告側弁護士は「国がやることに県は従っていればいいというのは県職員や県民をバカにしている」と反発。原告住民代表の奥州光吉さん(63)は「判決は県民が知りたいことに答えておらず、残念。最後まで戦っていきたい」と話した。

佐竹知事は「今後とも関係法令を遵守(じゅんしゅ)し、河川行政の運営に努める」とのコメントを出した。


◆成瀬ダム建設「不合理といえず」、原告の請求棄却 秋田地裁
(秋田魁新報2015/03/27 23:27 )
http://www.sakigake.jp/p/akita/news.jsp?kc=20150327p

国が東成瀬村に建設中の成瀬ダムは不要だとして、市民団体「成瀬ダムをストップさせる会」の会員らが県を相手取り、国に支払う負担金の支出差し止めなどを求めた訴訟の判決で、秋田地裁は27日、原告の請求を棄却した。原告側は控訴する方針。

判決理由で棚橋哲夫裁判長は、ダムの治水効果について「成瀬ダムによる洪水の抑制効果は小さくても、治水効果が見込めないとまではいえない」と指摘。

また、農業用水の供給については「河川の流量によっては、かんがい用水を賄いきれないこともあり、ダム建設が不合理であるとはいえない」と判断した。原告側が「調査が不十分」とした地盤の安全性についても、国の判断に明白な違法性や欠陥はないとした。

判決後、ストップさせる会の奥州光吉代表(63)は「不当な判決。最後まで戦い抜く」と控訴する意向を示した。原告側代理人の沼田敏明弁護士は「地盤の安全性など、原告側が追及してきた問題について判断を避けている。残念を超えて怒りを覚える」と批判した。

佐竹敬久県知事は「今後とも関係法令を順守し、河川行政の運営に努めていく」との談話を出した。


◆成瀬ダム公費差し止めは認めず
(NHK2015年03月27日 18時52分)
http://www3.nhk.or.jp/lnews/akita/6015567421.html?t=1427460234269

国が東成瀬村に建設を進めている成瀬ダムをめぐり、住民グループが県の負担金の支出を差し止めるよう求めた裁判で、秋田地方裁判所は「明白な違法があるとはいえない」として原告の訴えを退けました。

国が東成瀬村に建設を進めている成瀬ダムをめぐり、建設に反対する住民グループは「ダムには洪水を防ぐ効果が無く建設予定地の近くに活断層があって安全性に問題がある」などとして、秋田県を相手取り負担金の支出の差し止めなどを求めています。

判決で秋田地方裁判所の棚橋哲夫裁判長は「ダムと河川改修によって全体的な治水対策を講じるのは不合理ではなく、国がほかの案と比較した結果、最も有利な案だと分析されている」と指摘しました。

また、「現状の川の流量では農業用水をまかないきれない状況にある。活断層についても原告の主張は一般的な可能性を示すだけで、明白な違法があるとはいえない」として原告の訴えを退けました。

判決について住民グループの代表、奥州光吉さんは「まったく納得できない判決で非常に残念です。次の控訴審に向けてしっかりやっていきたい」と話し、控訴する意向を示しました。

判決について秋田県の佐竹知事は「県の主張が認められた判決であると考えています。今後とも、関係法令を遵守し、河川行政の運営に努めてまいります」というコメントを出しました。


◆成瀬ダム訴訟 市民団体の請求を退ける(秋田県)
(秋田放送2015/ 3/27 18:12 )
http://news24.jp/nnn/news8618104.html

国が東成瀬村で建設中の成瀬ダムについて、市民団体のメンバーが県に対して負担金の支出差し止めなどを求めた裁判で、秋田地裁は27日、市民団体の訴えを退ける判決を言い渡しました。

この裁判は、国が東成瀬村に建設を進めている成瀬ダムは不要だとして、市民団体のメンバーが総事業費1530億円のうち、県が負担する260億円の支出の差し止めなどを求めたものです。

これまでの裁判で市民団体側は、治水効果が限定的であることや農業用水の需要が減っていることなどから、ダムは必要ないと主張してきました。

27日の裁判で、秋田地裁の棚橋哲夫裁判長は、「ダムの建設によって将来的に発揮される効果が多角的に検討されていて、建設事業が直ちに誤りであるとは認められない」として市民団体側の訴えを退ける判決を言い渡しました。

メンバーなどは判決後会見を開き、「県民にとって軽んじられた判決だ」として控訴することを明らかにしました。


◆成瀬ダム訴訟で住民敗訴=公金支出差し止め認めず-秋田地裁
(時事通信2015年03月27日)http://news.ameba.jp/20150327-798/

秋田県東成瀬村に建設中の多目的ダム「成瀬ダム」は治水・利水効果が低く安全性を欠き、県の負担金支出は違法として、市民団体「成瀬ダムをストップさせる会」のメンバーら住民367人が知事らに支出差し止めなどを求めた訴訟で、秋田地裁(棚橋哲夫裁判長)は27日、請求を退ける判決を言い渡した。

棚橋裁判長は、ダムの治水・利水効果がないとはいえないと判断。建設に当たる国が県に負担金支払いを求めた納付通知についても、違法性を認めなかった。

原告側はダムの治水効果が低いこと、人口減少や減反で水の需要が減ったことなどを指摘。周辺に活断層存在の疑いもあり、ダムは不要と主張していた。 【時事通信社】


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裁判の争点は、ダムの治水機能やかんがい効果、建設地の安全性などだった。

判決で、棚橋哲夫裁判長は治水機能について「マニュアルに従った事業評価で直ちに誤りと判断できる事情はない」とし、かんがい効果では「河川の流量によっては、農業用水を賄いきれない状況にある」とダムによる用水補給の必要性を認めた。さらに、建設地の安全性では「断層があるという原告の主張は一般的な可能性を示すにとどまる」と述べて、ダム計画などに明白な違法や欠陥は見当たらないとし、この3点については請求を棄却した。

提訴から結審までに県が支出した負担金の差し止め請求などは却下した。

判決後、記者会見した原告側弁護士は「国がやることに県は従っていればいいというのは県職員や県民をバカにしている」と反発。原告住民代表の奥州光吉さん(63)は「判決は県民が知りたいことに答えておらず、残念。最後まで戦っていきたい」と話した。

佐竹知事は「今後とも関係法令を遵守(じゅんしゅ)し、河川行政の運営に努める」とのコメントを出した。


◆成瀬ダム建設「不合理といえず」、原告の請求棄却 秋田地裁
(秋田魁新報2015/03/27 23:27 )
http://www.sakigake.jp/p/akita/news.jsp?kc=20150327p

国が東成瀬村に建設中の成瀬ダムは不要だとして、市民団体「成瀬ダムをストップさせる会」の会員らが県を相手取り、国に支払う負担金の支出差し止めなどを求めた訴訟の判決で、秋田地裁は27日、原告の請求を棄却した。原告側は控訴する方針。

判決理由で棚橋哲夫裁判長は、ダムの治水効果について「成瀬ダムによる洪水の抑制効果は小さくても、治水効果が見込めないとまではいえない」と指摘。

また、農業用水の供給については「河川の流量によっては、かんがい用水を賄いきれないこともあり、ダム建設が不合理であるとはいえない」と判断した。原告側が「調査が不十分」とした地盤の安全性についても、国の判断に明白な違法性や欠陥はないとした。

判決後、ストップさせる会の奥州光吉代表(63)は「不当な判決。最後まで戦い抜く」と控訴する意向を示した。原告側代理人の沼田敏明弁護士は「地盤の安全性など、原告側が追及してきた問題について判断を避けている。残念を超えて怒りを覚える」と批判した。

佐竹敬久県知事は「今後とも関係法令を順守し、河川行政の運営に努めていく」との談話を出した。


◆成瀬ダム公費差し止めは認めず
(NHK2015年03月27日 18時52分)
http://www3.nhk.or.jp/lnews/akita/6015567421.html?t=1427460234269

国が東成瀬村に建設を進めている成瀬ダムをめぐり、住民グループが県の負担金の支出を差し止めるよう求めた裁判で、秋田地方裁判所は「明白な違法があるとはいえない」として原告の訴えを退けました。

国が東成瀬村に建設を進めている成瀬ダムをめぐり、建設に反対する住民グループは「ダムには洪水を防ぐ効果が無く建設予定地の近くに活断層があって安全性に問題がある」などとして、秋田県を相手取り負担金の支出の差し止めなどを求めています。

判決で秋田地方裁判所の棚橋哲夫裁判長は「ダムと河川改修によって全体的な治水対策を講じるのは不合理ではなく、国がほかの案と比較した結果、最も有利な案だと分析されている」と指摘しました。

また、「現状の川の流量では農業用水をまかないきれない状況にある。活断層についても原告の主張は一般的な可能性を示すだけで、明白な違法があるとはいえない」として原告の訴えを退けました。

判決について住民グループの代表、奥州光吉さんは「まったく納得できない判決で非常に残念です。次の控訴審に向けてしっかりやっていきたい」と話し、控訴する意向を示しました。

判決について秋田県の佐竹知事は「県の主張が認められた判決であると考えています。今後とも、関係法令を遵守し、河川行政の運営に努めてまいります」というコメントを出しました。


◆成瀬ダム訴訟 市民団体の請求を退ける(秋田県)
(秋田放送2015/ 3/27 18:12 )
http://news24.jp/nnn/news8618104.html

国が東成瀬村で建設中の成瀬ダムについて、市民団体のメンバーが県に対して負担金の支出差し止めなどを求めた裁判で、秋田地裁は27日、市民団体の訴えを退ける判決を言い渡しました。

この裁判は、国が東成瀬村に建設を進めている成瀬ダムは不要だとして、市民団体のメンバーが総事業費1530億円のうち、県が負担する260億円の支出の差し止めなどを求めたものです。

これまでの裁判で市民団体側は、治水効果が限定的であることや農業用水の需要が減っていることなどから、ダムは必要ないと主張してきました。

27日の裁判で、秋田地裁の棚橋哲夫裁判長は、「ダムの建設によって将来的に発揮される効果が多角的に検討されていて、建設事業が直ちに誤りであるとは認められない」として市民団体側の訴えを退ける判決を言い渡しました。

メンバーなどは判決後会見を開き、「県民にとって軽んじられた判決だ」として控訴することを明らかにしました。


◆成瀬ダム訴訟で住民敗訴=公金支出差し止め認めず-秋田地裁
(時事通信2015年03月27日)http://news.ameba.jp/20150327-798/

秋田県東成瀬村に建設中の多目的ダム「成瀬ダム」は治水・利水効果が低く安全性を欠き、県の負担金支出は違法として、市民団体「成瀬ダムをストップさせる会」のメンバーら住民367人が知事らに支出差し止めなどを求めた訴訟で、秋田地裁(棚橋哲夫裁判長)は27日、請求を退ける判決を言い渡した。

棚橋裁判長は、ダムの治水・利水効果がないとはいえないと判断。建設に当たる国が県に負担金支払いを求めた納付通知についても、違法性を認めなかった。

原告側はダムの治水効果が低いこと、人口減少や減反で水の需要が減ったことなどを指摘。周辺に活断層存在の疑いもあり、ダムは不要と主張していた。 【時事通信社】

【2015/03/28 22:36】 | 裁判の報告
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