「ダム建設の時代は終わった」by米国内務省開拓局長官ウィリアム・ピアーズ
                 嶋津 暉之

すでに報じられていたことですが、群馬県営の増田川ダムが昨日の県公共事業再評価委員会で中止が決まりました。
これで、倉渕ダムと合わせて、群馬県営の二つのダムが中止になりました。

増田川ダム、倉渕ダムの事業費はそれぞれ378億円、400億円ですが、群馬県では事業費が超巨額の八ッ場ダム(建設事業が4600億円で、水特事業や今後の増額分も入れると、6000億円以上)があるので、この二つのダムについては推進の力が強くは働かなかったようにも思います。
とはいえ、中止決定まで長い年月を要し、多額の公金をムダ遣いしました。

◆県営増田川ダム計画 投入事業費29億円
(東京新聞群馬版2015年2月13日) 
http://www.tokyo-np.co.jp/article/gunma/20150213/CK2015021302000188.html

有識者らによる県の公共事業再評価委員会が十二日、県庁で開かれた。県は県営増田川ダム(安中市松井田町)の計画を白紙にすることを提案し、委員の了承を得て、建設中止が正式に決まった。

ただ、県の説明資料で、一九九一年度の計画着手から既に投資した事業費が二十九億三千万円と分かり、出席した八人の委員から白紙決定の遅れを指摘する厳しい声が上がった。 (菅原洋)

「結果的に数十億円という多額の投資になった。もっと早く計画を白紙にしておけば、こんなに必要なかったのではないか」。前橋工科大の湯沢昭教授(都市計画)が指摘した。

計画では当初、安中市が求める利水量は一日二万四千立方メートルだったが、最終的には同五千立方メートルにまで減り、白紙への大きな要因となった。

県は今後、白紙の決定を国に報告し、市の利水量に対応するため、代替案として約十五億円かかる貯水池の建設などを検討するが、湯沢教授は「市の利水需要が落ちた理由が分からない。水の需要に対する当初の予測が過大だったのではないか。現在の市の利水量も本当に必要なのか」とただした。

他の委員からも「どうして計画の検証にこんなに時間がかかったのか。市は工業用水が必要と言うが、工業団地は必要ないのでは」との意見が出た。

これに対し、安中市の担当者は「事業の開始後に湧水が出て、利用できるようになった。その後の人口減少も加わり、利水量が減った」と説明。茂木英子市長も「企業から工業用地への進出の打診があり、水は将来の地域発展のために必要」と理解を求めた。

県によると、一月十日に開いた地元住民への説明会でも「今までにダム事業にいくら使ったのか」などの質問が出た。

また、県が昨年末から一月末まで計画の白紙についてパブリックコメント(意見公募)をした結果、寄せられた七件全てで白紙に賛成していたが、市が求める利水量を疑問視する意見が多かった。

計画の白紙をめぐっては、地元住民による「増田川ダムを考える会」も市の利水量を疑問視し、「白紙の効果を損なう」として貯水池の建設に反対する質問書を県に提出している。

計画の白紙により、ダムの建設案よりも、代替案の方が、治水と利水の両面で計三百億円以上の事業費が削減される。
◆行政ファイル:増田川ダム建設中止を了承 /群馬
(毎日新聞群馬版 2015年02月13日)
http://mainichi.jp/area/gunma/news/20150213ddlk10010272000c.html

県公共事業再評価委員会は12日、県営増田川ダム(安中市松井田町)の建設中止を了承した。県は近く国土交通省に報告する。


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◆行政ファイル:増田川ダム建設中止を了承 /群馬
(毎日新聞群馬版 2015年02月13日)
http://mainichi.jp/area/gunma/news/20150213ddlk10010272000c.html

県公共事業再評価委員会は12日、県営増田川ダム(安中市松井田町)の建設中止を了承した。県は近く国土交通省に報告する。

【2015/02/14 19:17】 | 新聞記事から
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