「ダム建設の時代は終わった」by米国内務省開拓局長官ウィリアム・ピアーズ
               嶋津 暉之

淀川水系・川上ダムの事業実施計画変更は、工期を2015年度から2022年度まで延長するが、事業費はそのままとなっています。

しかし、今年8月に終わったばかりの川上ダムの検証では事業費は1180億円から1266億円への増額が必要であるとの試算結果が示されていました。

「計画地の地下に良好な岩盤があることから、基礎を掘る深さを減らし、その分だけ掘削作業や土砂の搬出、掘った跡に使うコンクリート量などを削減」することにより、増額分を相殺できるとの説明ですが、半年前の検証ではそのことが分からなかったのでしょうか。

事業費の増額について伊賀市等の同意を得ることが現時点では困難と見て、当面は事業費を据え置いた疑いが濃厚です。

八ッ場ダムは、2013年度の計画変更では工期の延長のみとして、事業費の増額が先送りされましたが、川上ダムも同様なことが行われたことが十分に考えられます。


◆川上ダム:事業費「従来計画通り」 伊賀市に水資源機構説明 /三重
(毎日新聞三重版 2014年12月25日)
http://mainichi.jp/area/mie/news/20141225ddlk24010290000c.html

国土交通省が事業継続を認めた川上ダム(伊賀市)について、伊賀市は24日の市議会全員協議会で、水資源機構から2022年度に完成し、事業費は従来計画と同額の1180億円と説明を受けたことを報告した。

機構はダム事業の検証で凍結されていた本体工事の解除を受け、これまでの計画の変更に必要な手続きとして12月19日付で、利水者の伊賀市に意見と費用負担の同意を求めるなかで説明した。

市によると、入札や契約などの工事前の手続きに来年度から2年かかり、工事は17~22年度の6年間。

事業費は検証時、1266億円とされたが、計画地の地下に良好な岩盤があることから、基礎を掘る深さを減らし、その分だけ掘削作業や土砂の搬出、掘った跡に使うコンクリート量などを削減。この効果で他の費用の上昇分と相殺し、今年度の価格で算出すると、これまでの計画と同額になったという。

ダムの高さは90メートルから84メートル、体積は約52万立方メートルから約46万立方メートルに変わったが、総貯水量や最高貯水位などの変更はない。

ただ、市議からは「同額で収まる話だろうか。資料を求めてほしい」と要望があった。

川上ダムの事業実施計画は1993年に初認可され、変更は99年に1回目、2011年に2回目があり、今回は3回目。市は年明けに、早期実現やコスト削減を求める意見と、費用負担の同意を水資源機構に伝える文書を送る。【大西康裕】
〔伊賀版〕


◆伊賀市の川上ダム計画 工期・本体規模を見直し 事業費は変更なし
(伊賀タウン情報ユー2014年12月24日 20:31)
http://www.iga-younet.co.jp/news1/2014/12/post-476.html

川上ダム建設事業に関する事業実施計画の変更について、伊賀市は12月24日、水資源機構(甲村謙友理事長)から意見照会と費用負担の同意を求める文書を受け取ったことを明らかにした。

同事業で見直したのは工期とダム本体の規模のみで、事業費はコスト縮減によってこれまでと同じ1180億円と説明した。

同実施計画の変更は3度目で、文書の送付は同月19日付。同機構が市に示した資料によると、2015年度からの工期が手続きや各種補償で約2年、ダム本体の公告から完成までに6年の計8年とし、22年度まで延長する。第2回変更の現行計画(11年2月認可)では、工期を15年度までとしていた。

ダム規模の変更は3点。ダム堤体の高さが90メートルから84メートルに、堤頂の長さが330メートルから334メートルに、堤体積が約52万1000平方メートルから約45万6000平方メートルにそれぞれ改める。

最新の地質調査結果を反映し、基礎地盤の掘削量6メートルを見直した結果、3点が変更となりコスト縮減が図れた、としている。


◆川上ダムの工期7年延長 計画変更案、伊賀市同意へ
(伊賀新聞2014/12/25(木))
http://www.isenp.co.jp/news/20141225/news02.htm

【伊賀】ダム本体未着工の川上ダム建設の事業実施計画の変更案に対する意見を独立行政法人水資源機構から求められていた伊賀市は二十四日、同意する方針を、同日の市議会全員協議会に示した。

計画の変更案によると、事業費は従来計画と同じ一千百八十億円。事業年度は平成三十四年度まで七年延長された。同二十七、二十八年度で緒手続きを進め同二十九年度にダム本体工事の契約、着工に入る見込みで、試験湛水を含め完成まで六年かかるという。

ダムの高さは六メートル低くなって八十四メートル、ダムの堤長は四メートル長くなって三百三十四メートル、堤体積は約四百五十六立方メートルで、貯水量は変わらない。

材料費や工事の人件費、消費税などコストが上昇しているにもかかわらず、事業費が増えなかったことについて、市はコンクリートを打設する岩盤が良好で、深く掘削する必要が少なくなり、その分、コンクリート量が少なくすみ、コスト縮減が図られたなどと説明した。

市はダムの早期完成のため同意するとした。年明け早々に回答する予定。

市は同機構に対し、早期完成を求める意見と費用負担に同意する文書を年明けにも提出する方針。同ダム建設所(同市阿保)によると、建設事業の進ちょく率は事業費ベースで54%、14年度までの実施額は約634億円。



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ダムの高さは90メートルから84メートル、体積は約52万立方メートルから約46万立方メートルに変わったが、総貯水量や最高貯水位などの変更はない。

ただ、市議からは「同額で収まる話だろうか。資料を求めてほしい」と要望があった。

川上ダムの事業実施計画は1993年に初認可され、変更は99年に1回目、2011年に2回目があり、今回は3回目。市は年明けに、早期実現やコスト削減を求める意見と、費用負担の同意を水資源機構に伝える文書を送る。【大西康裕】
〔伊賀版〕


◆伊賀市の川上ダム計画 工期・本体規模を見直し 事業費は変更なし
(伊賀タウン情報ユー2014年12月24日 20:31)
http://www.iga-younet.co.jp/news1/2014/12/post-476.html

川上ダム建設事業に関する事業実施計画の変更について、伊賀市は12月24日、水資源機構(甲村謙友理事長)から意見照会と費用負担の同意を求める文書を受け取ったことを明らかにした。

同事業で見直したのは工期とダム本体の規模のみで、事業費はコスト縮減によってこれまでと同じ1180億円と説明した。

同実施計画の変更は3度目で、文書の送付は同月19日付。同機構が市に示した資料によると、2015年度からの工期が手続きや各種補償で約2年、ダム本体の公告から完成までに6年の計8年とし、22年度まで延長する。第2回変更の現行計画(11年2月認可)では、工期を15年度までとしていた。

ダム規模の変更は3点。ダム堤体の高さが90メートルから84メートルに、堤頂の長さが330メートルから334メートルに、堤体積が約52万1000平方メートルから約45万6000平方メートルにそれぞれ改める。

最新の地質調査結果を反映し、基礎地盤の掘削量6メートルを見直した結果、3点が変更となりコスト縮減が図れた、としている。


◆川上ダムの工期7年延長 計画変更案、伊賀市同意へ
(伊賀新聞2014/12/25(木))
http://www.isenp.co.jp/news/20141225/news02.htm

【伊賀】ダム本体未着工の川上ダム建設の事業実施計画の変更案に対する意見を独立行政法人水資源機構から求められていた伊賀市は二十四日、同意する方針を、同日の市議会全員協議会に示した。

計画の変更案によると、事業費は従来計画と同じ一千百八十億円。事業年度は平成三十四年度まで七年延長された。同二十七、二十八年度で緒手続きを進め同二十九年度にダム本体工事の契約、着工に入る見込みで、試験湛水を含め完成まで六年かかるという。

ダムの高さは六メートル低くなって八十四メートル、ダムの堤長は四メートル長くなって三百三十四メートル、堤体積は約四百五十六立方メートルで、貯水量は変わらない。

材料費や工事の人件費、消費税などコストが上昇しているにもかかわらず、事業費が増えなかったことについて、市はコンクリートを打設する岩盤が良好で、深く掘削する必要が少なくなり、その分、コンクリート量が少なくすみ、コスト縮減が図られたなどと説明した。

市はダムの早期完成のため同意するとした。年明け早々に回答する予定。

市は同機構に対し、早期完成を求める意見と費用負担に同意する文書を年明けにも提出する方針。同ダム建設所(同市阿保)によると、建設事業の進ちょく率は事業費ベースで54%、14年度までの実施額は約634億円。



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【2014/12/25 22:50】 | 新聞記事から
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