「ダム建設の時代は終わった」by米国内務省開拓局長官ウィリアム・ピアーズ
              嶋津 暉之

荒川の滝沢ダムの水を多摩川経由で、玉川上水に導水し、最終的に外堀に入れるという構想を東京大や中央大など5大学の河川や環境工学の専門家が発表するそうです。
しかし、このようにばかばかしい構想をよく考えるものだと、あきれてしまいます。

まず、違った水系の水を他の水系に入れてはいけません。水系は生態系がそれぞれ固有のものがありますから、生態汚染を引き起こします。また、荒川は多摩川に導水するほど、流量に余裕がありません。

さらに、滝沢ダムから多摩川までの導水路、玉川上水の出口(現在は杉並区の高井戸駅付近で神田川に放流)から外堀までの導水路の建設には巨額の公費が必要です。

この構想が発表されるのは次のシンポジウムです。
    ↓
〇水循環都市東京シンポジウム  
http://jsce.jp/pro/node/5513

中心は山田正中央大学理工学部教授のようです。
山田氏は国交省の「今後の治水対策のあり方に関する有識者会議」の委員を2009年末から務めています。

この有識者会議は各ダムの検証結果にお墨付きを与える機関に成り果てていますが、9人の委員の中で山田氏はダム推進の意向が最も強い委員の一人とされています。

また、低コストの堤防強化工法に対して否定的な見解を出した土木学会「耐越水堤防整備の技術的な実現性検討委員会」の委員長でもあります。
https://www.yodogawa.kkr.mlit.go.jp/img_upload/news/397_2.pdf


◆荒川の水で旧江戸城外濠浄化構想…多摩川経由で
(読売新聞2014年11月29日 16時05分)
http://www.yomiuri.co.jp/national/20141129-OYT1T50053.

 東京都心にある旧江戸城外濠(そとぼり)(千代田区など)の水質を抜本的に改善しようと、東京大や中央大など5大学の河川や環境工学の専門家が、荒川上流の水を活用する構想をまとめた。

 荒川上流から多摩川や玉川上水を経て外濠に導水する大がかりな構想で、12月3日に東京都文京区の中央大学で開くシンポジウムで発表する。
 外濠は神田川とつながっているものの、水の流れがほとんどなく、大雨が降ると下水が流れ込む。夏場にはアオコが大量発生して水面が緑で覆われ、悪臭を放つこともある。

 構想では、荒川上流の水利権がない水を活用する。荒川上流にある滝沢ダム(埼玉県秩父市)付近から多摩川に向かって長さ約20キロ・メートルの導水管を新設、荒川上流の水を多摩川に流す。多摩川につながっている玉川上水を経由して、外濠に導水する。

 こうした方法により、冬場の渇水時を除けば、最大で毎秒約10トンの水を外濠に流すことができ、水質の浄化が期待されるという。



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映画「ダムネーション」公開中



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 外濠は神田川とつながっているものの、水の流れがほとんどなく、大雨が降ると下水が流れ込む。夏場にはアオコが大量発生して水面が緑で覆われ、悪臭を放つこともある。

 構想では、荒川上流の水利権がない水を活用する。荒川上流にある滝沢ダム(埼玉県秩父市)付近から多摩川に向かって長さ約20キロ・メートルの導水管を新設、荒川上流の水を多摩川に流す。多摩川につながっている玉川上水を経由して、外濠に導水する。

 こうした方法により、冬場の渇水時を除けば、最大で毎秒約10トンの水を外濠に流すことができ、水質の浄化が期待されるという。



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【2014/12/03 23:31】 | 新聞記事から
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