「ダム建設の時代は終わった」by米国内務省開拓局長官ウィリアム・ピアーズ
              嶋津 暉之

城原川ダム再検証の「検討の場」準備会が昨日、 4年ぶりに開かれました。
今、全国で進められているダムは不要なダムばかりですが、4年近くも眠っていた城原川ダムはとりわけ必要性が希薄なダムなのでしょうね。

治水安全度を1/50の毎秒540トン(河川整備計画)にするか、1/150の毎秒690トン(河川整備基本方針)にするかで、国と自治体側で意見が分かれていましたが、今回は訳のわからない玉虫色の方向がでたようです。なお、ダム検証は河川整備計画レベルで行うことになっています。

今回の記事でダム反対の声が取り上げられていないのは残念です。


◆城原川ダム、3年10カ月ぶりに準備会開催
(佐賀新聞2014年10月24日)
http://www.saga-s.co.jp/news/saga/10101/118058

国の事業見直し対象となっている城原川ダム(神埼市)について、国土交通省九州地方整備局(九地整)は23日、流域自治体と協議する「検討の場」の第2回準備会を3年10カ月ぶりに開いた。新しい情報はほとんど示されず、傍聴した水没予定地の住民は「一刻も早く本題に入り、結論を出してほしい」と切実な思いを口にした。

前回、ダム計画と25の代替案を比較検討する際の洪水規模について、九地整は実施要領に沿って「50年に1回」レベルの最大流量毎秒540トンを基準にすると説明した。自治体側は「安全性を下げるのは厳しい」と反発、「150年に1回」の毎秒690トンにすべきと主張していた。
この日は、副島良彦県土づくり本部長が「(比較検討は540トンを基準にするが)どの治水案を選んでも、最終的には筑後川水系の目標値690トンの安全性を確保していく姿勢が確認できた」と九地整の説明に理解を示した。

九地整は、ダム以外の治水手法である遊水池や堤防のかさ上げについて一般的な概要を説明したが、安全度やコスト、実現性など具体的な代替案の検証結果は示さなかった。いつごろまでに代替案を作成し、「検討の場」を開くのかについても明示しなかった。

神埼市の田中信博副市長は「近年の異常気象で、災害対策本部を預かる身として戦々恐々としている。予備調査から43年、地元関係者が翻弄(ほんろう)されてきた歴史を踏まえ、検証のスピードを上げ、早く結論を出してほしい」と訴えた。

佐賀市の会場には、ダム推進派と反対派の住民が傍聴に訪れた。事業継続を求める水没予定地の眞島修さんは「いろいろ事務作業があると思うが、なるべく早く精査し、一気に進めてほしい」と切望した。反対派の佐藤悦子さんは「宙ぶらりから前進したのはいいが、ダム継続の結論ありきで進めないでほしい」と注文した。

「検討の場」は九地整と県、佐賀、神埼両市で構成し、ダムとダム以外の代替治水案を比較検討することになっている。2010年12月の準備会で1度事前協議をした。まだ本会合は開かれていない。


◆城原川ダム準備会合が再開 4年ぶり
(読売新聞佐賀版 2014年10月24日)
http://www.yomiuri.co.jp/local/saga/news/20141023-OYTNT50292.html

国土交通省九州地方整備局(福岡市)は23日、佐賀市内で、再検証の対象となっている城原川ダム(神埼市)計画の第2回準備会合を開催し、約4年ぶりに建設是非の検討を再開した。出席した県や佐賀、神埼両市の幹部から早期結論を求める意見が相次いだ。

前回会合(2010年12月)では、想定される洪水の規模を巡り、整備局と地元自治体との間で意見が食い違ったが、今回、150年に1度の水害規模に耐えられることを目指す整備局側の提案を自治体側も了承。

ダム建設による治水対策以外にも、堤防のかさ上げや放水路の設置など25種類の治水対策も説明された。

神埼市の田中信博副市長は「長年翻弄された歴史がある。検証のスピードを上げてほしい」と注文した。

整備局側は「できるだけ早期に取り組みたい」などと述べるにとどまり、具体的な回答はなかった。

会合を傍聴したダムの水没予定地の住民らでつくる対策委員会の真島修会長(77)は「やっと議論が始まったとの印象。住民は高齢化が進んでいるので、一日も早く結論を出してほしい」と期待を込めた。


◆城原川ダム:検証会議 九地整、治水26方策提示 自治体「早く結論を」 /佐賀
(毎日新聞佐賀版 2014年10月24日)
http://mainichi.jp/area/saga/news/20141024ddlk41010273000c.html

国土交通省九州地方整備局は23日、城原川ダム(神埼市)の建設の是非を検証するための準備会合を佐賀市で開いた。同局は今後の検証作業に向けて治水の26方策を提示した。

それぞれを組み合わせるなどしながら最適な方法を探る。参加した自治体は「全国で豪雨災害が出ている。検証のスピードを上げ、早く結論を出してほしい」と求めた。

会合は「城原川ダム事業の関係地方公共団体からなる検討の場」の準備会。県と神埼市のほか、城原川下流域を含む佐賀市も参加した。26方策はダム建設継続のほか、代替案として、従来の遊水地、河道の掘削などに加え、下流の氾濫防止のために堤防を低くする「野越し」や高床式家屋の建設、土地利用規制なども挙がっている。

城原川ダムの検証は2010年12月に1回目の準備会を開いて以来。同局管内で再検証の対象となったダムは7事業で、既に5事業の検証が終わっている。再開まで4年近くたったことについては、ダムの代替案をまとめるのに時間がかかったことを理由にしている。【上田泰嗣】




城原川ダム検証再始動 23日準備会

(佐賀新聞 2014年10月22日) http://www.saga-s.co.jp/news/saga/10101/117239


国のダム再考の検証対象となっている神埼市の城原川ダムについて、九州地方整備局(九地整)は21日、流域自治体を交えた「検討の場」の第2回準備会を23日に開くと発表した。前回会合から約3年10カ月ぶりの開催で、事業継続の是非を判断する検証作業がようやく動き始める。

「検討の場」は事業主体の九地整と佐賀県、佐賀、神埼両市で構成し、ダムとダム以外の代替案を比較検討することになっている。しかし、2010年12月の準備会で「検討の場」を開くための事前協議を1度しただけで、まだ本会合は開かれていない。

前回の準備会から3年10カ月の空白が生じたことについて、九地整は「城原川ダムはまだ規模や形状も決まらない段階で再検証対象になり、計画自体に未確定な部分が多い。準備に時間がかかった」と説明する。

ダム水没予定地の地区住民らでつくる対策委員会の眞島修会長(77)は「ずっと開かれなかったから、やっとかという気持ち。地区では高齢化も進み、地域は疲弊している。一気に解決してほしい」と期待する。

前回はダム計画と、遊水池や配水機などダム以外の25の代替案を比較する際、どの程度の洪水規模を想定するかが焦点だった。九地整が国の実施要領に沿って50年に1回程度の最大流量「毎秒540トン」をベースとする方針を示したのに対し、自治体側からは「計画当初に想定した150年に1回レベルの『毎秒690トン』を維持すべき。安全性を下げた議論は厳しい」との意見が出た。九地整は「自治体側からの指摘について説明する」としている。

城原川の治水は、06年の河川整備計画でダム建設と河道整備が盛り込まれた。その後、民主党政権時代に全国83カ所の検証対象ダムとなった。国土交通省によると、これまでに67カ所のダムで検討作業が終了。うち事業継続となったのが46カ所、中止が21カ所となっている。「検討の場」は、国が流域自治体の意見を聞く目的で、先行事例では数回開いているという。

第2回準備会は23日午後2時から、佐賀市白山のエスプラッツホールで開かれる。傍聴席の定員は30人程度で、希望者多数の場合は抽選になる。



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映画「ダムネーション」近日公開



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この日は、副島良彦県土づくり本部長が「(比較検討は540トンを基準にするが)どの治水案を選んでも、最終的には筑後川水系の目標値690トンの安全性を確保していく姿勢が確認できた」と九地整の説明に理解を示した。

九地整は、ダム以外の治水手法である遊水池や堤防のかさ上げについて一般的な概要を説明したが、安全度やコスト、実現性など具体的な代替案の検証結果は示さなかった。いつごろまでに代替案を作成し、「検討の場」を開くのかについても明示しなかった。

神埼市の田中信博副市長は「近年の異常気象で、災害対策本部を預かる身として戦々恐々としている。予備調査から43年、地元関係者が翻弄(ほんろう)されてきた歴史を踏まえ、検証のスピードを上げ、早く結論を出してほしい」と訴えた。

佐賀市の会場には、ダム推進派と反対派の住民が傍聴に訪れた。事業継続を求める水没予定地の眞島修さんは「いろいろ事務作業があると思うが、なるべく早く精査し、一気に進めてほしい」と切望した。反対派の佐藤悦子さんは「宙ぶらりから前進したのはいいが、ダム継続の結論ありきで進めないでほしい」と注文した。

「検討の場」は九地整と県、佐賀、神埼両市で構成し、ダムとダム以外の代替治水案を比較検討することになっている。2010年12月の準備会で1度事前協議をした。まだ本会合は開かれていない。


◆城原川ダム準備会合が再開 4年ぶり
(読売新聞佐賀版 2014年10月24日)
http://www.yomiuri.co.jp/local/saga/news/20141023-OYTNT50292.html

国土交通省九州地方整備局(福岡市)は23日、佐賀市内で、再検証の対象となっている城原川ダム(神埼市)計画の第2回準備会合を開催し、約4年ぶりに建設是非の検討を再開した。出席した県や佐賀、神埼両市の幹部から早期結論を求める意見が相次いだ。

前回会合(2010年12月)では、想定される洪水の規模を巡り、整備局と地元自治体との間で意見が食い違ったが、今回、150年に1度の水害規模に耐えられることを目指す整備局側の提案を自治体側も了承。

ダム建設による治水対策以外にも、堤防のかさ上げや放水路の設置など25種類の治水対策も説明された。

神埼市の田中信博副市長は「長年翻弄された歴史がある。検証のスピードを上げてほしい」と注文した。

整備局側は「できるだけ早期に取り組みたい」などと述べるにとどまり、具体的な回答はなかった。

会合を傍聴したダムの水没予定地の住民らでつくる対策委員会の真島修会長(77)は「やっと議論が始まったとの印象。住民は高齢化が進んでいるので、一日も早く結論を出してほしい」と期待を込めた。


◆城原川ダム:検証会議 九地整、治水26方策提示 自治体「早く結論を」 /佐賀
(毎日新聞佐賀版 2014年10月24日)
http://mainichi.jp/area/saga/news/20141024ddlk41010273000c.html

国土交通省九州地方整備局は23日、城原川ダム(神埼市)の建設の是非を検証するための準備会合を佐賀市で開いた。同局は今後の検証作業に向けて治水の26方策を提示した。

それぞれを組み合わせるなどしながら最適な方法を探る。参加した自治体は「全国で豪雨災害が出ている。検証のスピードを上げ、早く結論を出してほしい」と求めた。

会合は「城原川ダム事業の関係地方公共団体からなる検討の場」の準備会。県と神埼市のほか、城原川下流域を含む佐賀市も参加した。26方策はダム建設継続のほか、代替案として、従来の遊水地、河道の掘削などに加え、下流の氾濫防止のために堤防を低くする「野越し」や高床式家屋の建設、土地利用規制なども挙がっている。

城原川ダムの検証は2010年12月に1回目の準備会を開いて以来。同局管内で再検証の対象となったダムは7事業で、既に5事業の検証が終わっている。再開まで4年近くたったことについては、ダムの代替案をまとめるのに時間がかかったことを理由にしている。【上田泰嗣】




城原川ダム検証再始動 23日準備会

(佐賀新聞 2014年10月22日) http://www.saga-s.co.jp/news/saga/10101/117239


国のダム再考の検証対象となっている神埼市の城原川ダムについて、九州地方整備局(九地整)は21日、流域自治体を交えた「検討の場」の第2回準備会を23日に開くと発表した。前回会合から約3年10カ月ぶりの開催で、事業継続の是非を判断する検証作業がようやく動き始める。

「検討の場」は事業主体の九地整と佐賀県、佐賀、神埼両市で構成し、ダムとダム以外の代替案を比較検討することになっている。しかし、2010年12月の準備会で「検討の場」を開くための事前協議を1度しただけで、まだ本会合は開かれていない。

前回の準備会から3年10カ月の空白が生じたことについて、九地整は「城原川ダムはまだ規模や形状も決まらない段階で再検証対象になり、計画自体に未確定な部分が多い。準備に時間がかかった」と説明する。

ダム水没予定地の地区住民らでつくる対策委員会の眞島修会長(77)は「ずっと開かれなかったから、やっとかという気持ち。地区では高齢化も進み、地域は疲弊している。一気に解決してほしい」と期待する。

前回はダム計画と、遊水池や配水機などダム以外の25の代替案を比較する際、どの程度の洪水規模を想定するかが焦点だった。九地整が国の実施要領に沿って50年に1回程度の最大流量「毎秒540トン」をベースとする方針を示したのに対し、自治体側からは「計画当初に想定した150年に1回レベルの『毎秒690トン』を維持すべき。安全性を下げた議論は厳しい」との意見が出た。九地整は「自治体側からの指摘について説明する」としている。

城原川の治水は、06年の河川整備計画でダム建設と河道整備が盛り込まれた。その後、民主党政権時代に全国83カ所の検証対象ダムとなった。国土交通省によると、これまでに67カ所のダムで検討作業が終了。うち事業継続となったのが46カ所、中止が21カ所となっている。「検討の場」は、国が流域自治体の意見を聞く目的で、先行事例では数回開いているという。

第2回準備会は23日午後2時から、佐賀市白山のエスプラッツホールで開かれる。傍聴席の定員は30人程度で、希望者多数の場合は抽選になる。



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【2014/10/24 23:38】 | 各地のダム情報
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