「ダム建設の時代は終わった」by米国内務省開拓局長官ウィリアム・ピアーズ
◆佐賀)城原川ダム、検討再開 4年ぶり、23日に準備会
(朝日新聞佐賀版2014年10月22日) 
http://digital.asahi.com/articles/ASGBP5PXKGBPTTHB013.html?iref=comkiji_txt_end_s_kjid_ASGBP5PXKGBPTTHB013

民主党政権時の事業凍結で見直し対象となった城原川(じょうばるがわ)ダム(神埼市)計画で、国土交通省九州地方整備局は21日、約4年ぶりに検討作業を再開すると発表した。予備調査から43年がたつ懸案事業で、2度目の準備会として23日に佐賀市のエスプラッツで開く。

再開されるのは「城原ダム事業の関係地方公共団体からなる検討の場」。九地整、県、佐賀、神埼両市がメンバーで、2010年12月に検討に入る前の準備会が開かれていた。

ダムは、旧建設省が筑後川支流の城原川に治水、利水の多目的ダム建設を計画。1971年に予備調査に着手したが、住民が賛成と反対で対立し、計画は進まなかった。03年、国交省は治水に絞った案を提示。古川知事も05年、ダムに同意したうえで、「流水型ダム」(穴あきダム)という対案を出した。

しかし09年に民主党政権のもとで前原誠司国交相(当時)が、本体工事未着工の全国のダム事業凍結を表明。10年には国交省の有識者会議が、複数の治水対策案を出して安全度やコスト面からダム案と比較・検討することを地方整備局や地元自治体に求めていた。

焦点の一つは、治水の目安となる河川流量。県などは53(昭和28)年の豪雨水害時の推定に基づき、毎秒690立方メートルという流量で検討してきた。しかし九地整は前回の準備会で「毎秒540立方メートルで検討する」とした。

690立方メートルは、03年策定の筑後川水系の「河川整備基本方針」で示した、「150年に1回」の確率という洪水規模がもと。一方、540立方メートルは、基本方針に基づく06年策定の「河川整備計画」で示した、「50年に1回」の洪水規模をもとにしている。

検討の実施要領では整備計画を基本とすることが求められているという。しかし自治体側は「540立方メートルという話は聞いていない。ふってわいたような議論だ。安全度が下がる」と懸念。九地整は「ベースは540立方メートルだが、690立方メートルにも配慮する」とあいまいな説明にとどめており、今回の準備会で改めて説明する。

検討では、九地整が「技術的には可能」とした知事提案の「穴あきダム」の扱いも焦点となる。ただ、民主党政権下でのダム見直しの発端はそもそも、無駄遣いをなくすことだった。城原川ダムの事業費はこれまでに、規模や用途に応じて1120億円、850億円、760億円との試算が出されている(いずれも河道改修費100億円含む)。多額の税金をどこまでつぎ込むかも検討課題だ。

また、建設予定の地区では高齢化が進み、「早く結論を」との声が強い。だが、九地整は検討を終える時期を明確にしていない。(石田一光)



 ☆★こちらもどうぞご覧下さい★☆

 ・「八ツ場あしたの会」ニュース
 ・「八ツ場ダムをストップさせる千葉の会」
 ・利根川流域市民委員会
 ・まさのあつこさんの政策エッセイ
 ・どうする、利根川? どうなる、利根川? どうする、私たち? Ⅱ


映画「ダムネーション」近日公開



追記を閉じる▲

ダムは、旧建設省が筑後川支流の城原川に治水、利水の多目的ダム建設を計画。1971年に予備調査に着手したが、住民が賛成と反対で対立し、計画は進まなかった。03年、国交省は治水に絞った案を提示。古川知事も05年、ダムに同意したうえで、「流水型ダム」(穴あきダム)という対案を出した。

しかし09年に民主党政権のもとで前原誠司国交相(当時)が、本体工事未着工の全国のダム事業凍結を表明。10年には国交省の有識者会議が、複数の治水対策案を出して安全度やコスト面からダム案と比較・検討することを地方整備局や地元自治体に求めていた。

焦点の一つは、治水の目安となる河川流量。県などは53(昭和28)年の豪雨水害時の推定に基づき、毎秒690立方メートルという流量で検討してきた。しかし九地整は前回の準備会で「毎秒540立方メートルで検討する」とした。

690立方メートルは、03年策定の筑後川水系の「河川整備基本方針」で示した、「150年に1回」の確率という洪水規模がもと。一方、540立方メートルは、基本方針に基づく06年策定の「河川整備計画」で示した、「50年に1回」の洪水規模をもとにしている。

検討の実施要領では整備計画を基本とすることが求められているという。しかし自治体側は「540立方メートルという話は聞いていない。ふってわいたような議論だ。安全度が下がる」と懸念。九地整は「ベースは540立方メートルだが、690立方メートルにも配慮する」とあいまいな説明にとどめており、今回の準備会で改めて説明する。

検討では、九地整が「技術的には可能」とした知事提案の「穴あきダム」の扱いも焦点となる。ただ、民主党政権下でのダム見直しの発端はそもそも、無駄遣いをなくすことだった。城原川ダムの事業費はこれまでに、規模や用途に応じて1120億円、850億円、760億円との試算が出されている(いずれも河道改修費100億円含む)。多額の税金をどこまでつぎ込むかも検討課題だ。

また、建設予定の地区では高齢化が進み、「早く結論を」との声が強い。だが、九地整は検討を終える時期を明確にしていない。(石田一光)



 ☆★こちらもどうぞご覧下さい★☆

 ・「八ツ場あしたの会」ニュース
 ・「八ツ場ダムをストップさせる千葉の会」
 ・利根川流域市民委員会
 ・まさのあつこさんの政策エッセイ
 ・どうする、利根川? どうなる、利根川? どうする、私たち? Ⅱ


映画「ダムネーション」近日公開


【2014/10/23 23:50】 | 各地のダム情報
トラックバック(0) |
コメント
この記事へのコメント
コメントを投稿
URL:

Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可
 
トラックバック
この記事のトラックバックURL
この記事へのトラックバック