「ダム建設の時代は終わった」by米国内務省開拓局長官ウィリアム・ピアーズ
             嶋津 暉之

10月16日の朝日新聞、読売新聞が報じていた
   ↓
会計検査院が全国のダム100カ所で土砂が溜まり洪水調節機能が低下と指摘

会計検査院の調べによる全国のダムの堆砂進行について太田昭宏国交大臣が記者会見で反論しています。
官僚の言いなりの答弁です。
太田という大臣は見識も何もない人ですね。

◆ダムの土砂「排除している」国交相、機能低下指摘に反論
(朝日新聞 2014年10月21日12時16分)
http://www.asahi.com/articles/ASGBP3DTWGBPUTIL00H.html

国土交通省所管のダム約210カ所を会計検査院が調べたところ、100カ所余りで土砂がたまり洪水を防ぐ機能が弱まっていたとされる問題で、太田昭宏国土交通相は21日、「土砂の排除は常にやっている」と述べ、洪水を防ぐ機能は損なわれていないと反論した。
太田国交相は「検査院から現時点で正式な文書は届いていない」としたうえで、ダムは100年でたまる土砂の量を予想して計画・建設しているが、洪水を防ぐ層にも砂がたまることがあることは認めた。
その一方、「浚渫(しゅんせつ)や迂回(うかい)トンネル建設などで(土砂を)できるだけ早く取り除いている」とした。

   ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

全国のダムの堆砂進行について、会計検査院が、国土交通大臣に対して改善の処置を要求しました。
会計検査院のHPに掲載されています。
内容はまだ詳しくは検討していませんが、指摘対象ダムの中にたとえば、ダム貯水量全体の半分以上が土砂で埋まった二風谷ダムが含まれておらず、十分なものではないように思います。
NHKと時事通信と毎日新聞が伝えています。
   ↓
◇国土交通大臣に対して改善の処置の要求が掲載された会計検査院のHP

「ダムの維持管理について」 
http://www.jbaudit.go.jp/pr/kensa/result/26/pdf/261021_zenbun_03.pdf

「調節池等の維持管理について」
http://www.jbaudit.go.jp/pr/kensa/result/26/pdf/261021_zenbun_04.pdf

(調節池:都市部の調節池)


◆ダムや調節池 機能低下を指摘
(NHK 2014年10月21日 17時02分)
http://www3.nhk.or.jp/shutoken-news/20141021/5480741.html

洪水を防ぐために整備されたダムや調節池について会計検査院が調べたところ、河川から流れ込んだ土砂が想定を超えて堆積するなどして、20か所のダムと76か所の調節池で、洪水を防ぐ機能が低下しているおそれがあることがわかりました。
会計検査院は、国土交通省に改善を求めました。

会計検査院は、洪水対策として国土交通省が全国に整備しているダムや調節池の状況を調べました。

その結果、ダムは河川から流れ込む土砂の量を100年分推計して設計されていますが、実際には、長野県の松川ダムなど20か所のダムで、流入した土砂が想定を超えてダムの底に堆積し、洪水を防ぐ機能が低下しているおそれがあることがわかりました。

松川ダムは、建設から40年近くで、想定の1.4倍の土砂が堆積したということです。

一方、76か所の調節池では、堤防の高さのチェックなど具体的な点検の方法を定めた管理マニュアルが作成されておらず、雨水をためる機能が維持されているかどうか十分に確認できていないということです。

高知県の仁淀川に整備された岡花調節池では、堤防の高さが計画よりも最大で1.5メートル低くなっていて、想定した7割ほどの雨水しかためられない状態になっていました。

会計検査院は、洪水を防ぐ機能が低下しているダムや調節池について改善を急ぐよう国土交通省に求めました。


◆ダム200カ所で管理不備=土砂堆積、治水機能低下も-検査院
(時事通信 2014/10/21-17:06)
http://www.jiji.com/jc/zc?k=201410/2014102100650&g=soc

 洪水を防ぐため建設された治水ダムのうち、全国200カ所以上で適切な管理が行われず、大雨に備えた貯水容量が想定より不足するなどしていることが21日、会計検査院の調査で分かった。

局地的豪雨や台風に対処できない恐れがあるとして、検査院は国土交通省に適切な対応を求めた。

 検査院は全国約500の治水ダムのうち、2012年度までに建設され国交省と21道府県が管理する211カ所を調べた。

 検査院によると、ダム建設では100年間で底部にたまる土砂の量を想定して貯水容量などを決めるが、20のダムは完成後20~60年で堆積量が計画を上回り、容量が減少。想定の2倍以上の土砂が堆積しているダムも6カ所あった。

 また堆積量が想定内でも、106カ所ではダムの斜面など底部以外に土砂がたまり、洪水に備え空けておくべき容量が不足。多い所では容量が約2割減少していた。55カ所では堆積量を算出しておらず、容量の減少を反映せず放水や貯水の計画を立てていたダムも152カ所あった。

 このほか5カ所では地震計などの故障を放置。通報装置や非常用電源など災害への備えが不十分なダムも多数あった。

 維持管理費の不足などが背景にあるとみられ、何らかの問題があるダムは約95%の201カ所に上った。検査院は「4兆円近い建設費が掛かっており、日常から適切に管理すべきだ」と指摘した。

 国交省は「内容を精査していないが、一般的には設計には余裕を持たせてあり、直ちに機能に支障が生じることはない」としている。


◆ダム機能低下:106カ所で水門より高くまで土砂堆積
(毎日新聞 2014年10月21日 20時10分)
http://mainichi.jp/select/news/20141022k0000m040068000c.html

洪水を防ぐ機能が低下しているダム
洪水を防ぐ機能が低下しているダム
拡大写真
 全国106のダムで想定を超えて土砂が堆積(たいせき)し、洪水を防ぐ機能が低下していることが会計検査院の調べで21日、分かった。検査院は、土砂を取り除くなどの対策を取るよう国土交通省に求めた。

 ダムは100年間に河川から流れ込む土砂量を予測して設計。底面から水門付近までが飲み水などに使う利水用の層、それ以上が洪水を防ぐための層になっており、大雨が降ると水門より上部まで貯水して洪水を防ぐ。

こうした治水機能を持つダムは全国に543あり、検査院は1940?2012年度に建設された211ダムの土砂堆積状況を調べた。

その結果、国交省管理の14ダムと16道県管理の92ダムの計106ダムで、土砂が水門の高さよりも高い位置まで堆積し、洪水を防ぐ機能が低下していることが分かった。

 さらに、これらの一部を含む9府県の20ダムで、完成から13?63年しか経過していないのに、既に100年分の予測量を上回る土砂が堆積。このうち4府県の6ダムで予測量の2倍を超えていた。

 106ダムのうちの一つで、宮崎県中央部にある渡川(どがわ)ダムでは、運用を開始した56年に予測量(197万立方メートル)を超え、現在は4.4倍の859万立方メートルが堆積している。

県は今年1?2月、4000万円をかけ約1万5000立方メートルの土砂を取り除いており、県河川課は「近年大雨の頻度が高まり、土砂の流入量が増えている。すべて除去するにはどれぐらいの時間と費用がかかるか分からない」と話す。

 検査院は今回、付帯設備の整備状況も調べた。その結果、長野県の湯川ダムで地震計が07年9月に故障したままになっているなど、3県の5ダムで不備が見つかった。

 国交省河川環境課は「堆積土砂についてはある程度余裕を持って設計しており、ただちに危険性があるとは考えていないが、必要に応じて対策を講じる」としている。【武内亮、戸上文恵】

 ◇洪水を防ぐ機能が低下している106ダム(数字はダム数、カッコ内はダム名)

 【国交省管理分】

 14(大分県の耶馬渓など)

 【自治体管理分】

 北海道11(有明など)

 青森1(遠部<とおべ>)

 栃木5(三河沢など)

 神奈川2(城山など)

 新潟16(三面<みおもて>など)

 石川5(我谷<わがたに>など)

 長野12(古谷<こや>など)

 岐阜4(阿多岐など)

 静岡1(太田川)

 和歌山2(二川<ふたがわ>など)


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会計検査院は、国土交通省に改善を求めました。

会計検査院は、洪水対策として国土交通省が全国に整備しているダムや調節池の状況を調べました。

その結果、ダムは河川から流れ込む土砂の量を100年分推計して設計されていますが、実際には、長野県の松川ダムなど20か所のダムで、流入した土砂が想定を超えてダムの底に堆積し、洪水を防ぐ機能が低下しているおそれがあることがわかりました。

松川ダムは、建設から40年近くで、想定の1.4倍の土砂が堆積したということです。

一方、76か所の調節池では、堤防の高さのチェックなど具体的な点検の方法を定めた管理マニュアルが作成されておらず、雨水をためる機能が維持されているかどうか十分に確認できていないということです。

高知県の仁淀川に整備された岡花調節池では、堤防の高さが計画よりも最大で1.5メートル低くなっていて、想定した7割ほどの雨水しかためられない状態になっていました。

会計検査院は、洪水を防ぐ機能が低下しているダムや調節池について改善を急ぐよう国土交通省に求めました。


◆ダム200カ所で管理不備=土砂堆積、治水機能低下も-検査院
(時事通信 2014/10/21-17:06)
http://www.jiji.com/jc/zc?k=201410/2014102100650&g=soc

 洪水を防ぐため建設された治水ダムのうち、全国200カ所以上で適切な管理が行われず、大雨に備えた貯水容量が想定より不足するなどしていることが21日、会計検査院の調査で分かった。

局地的豪雨や台風に対処できない恐れがあるとして、検査院は国土交通省に適切な対応を求めた。

 検査院は全国約500の治水ダムのうち、2012年度までに建設され国交省と21道府県が管理する211カ所を調べた。

 検査院によると、ダム建設では100年間で底部にたまる土砂の量を想定して貯水容量などを決めるが、20のダムは完成後20~60年で堆積量が計画を上回り、容量が減少。想定の2倍以上の土砂が堆積しているダムも6カ所あった。

 また堆積量が想定内でも、106カ所ではダムの斜面など底部以外に土砂がたまり、洪水に備え空けておくべき容量が不足。多い所では容量が約2割減少していた。55カ所では堆積量を算出しておらず、容量の減少を反映せず放水や貯水の計画を立てていたダムも152カ所あった。

 このほか5カ所では地震計などの故障を放置。通報装置や非常用電源など災害への備えが不十分なダムも多数あった。

 維持管理費の不足などが背景にあるとみられ、何らかの問題があるダムは約95%の201カ所に上った。検査院は「4兆円近い建設費が掛かっており、日常から適切に管理すべきだ」と指摘した。

 国交省は「内容を精査していないが、一般的には設計には余裕を持たせてあり、直ちに機能に支障が生じることはない」としている。


◆ダム機能低下:106カ所で水門より高くまで土砂堆積
(毎日新聞 2014年10月21日 20時10分)
http://mainichi.jp/select/news/20141022k0000m040068000c.html

洪水を防ぐ機能が低下しているダム
洪水を防ぐ機能が低下しているダム
拡大写真
 全国106のダムで想定を超えて土砂が堆積(たいせき)し、洪水を防ぐ機能が低下していることが会計検査院の調べで21日、分かった。検査院は、土砂を取り除くなどの対策を取るよう国土交通省に求めた。

 ダムは100年間に河川から流れ込む土砂量を予測して設計。底面から水門付近までが飲み水などに使う利水用の層、それ以上が洪水を防ぐための層になっており、大雨が降ると水門より上部まで貯水して洪水を防ぐ。

こうした治水機能を持つダムは全国に543あり、検査院は1940?2012年度に建設された211ダムの土砂堆積状況を調べた。

その結果、国交省管理の14ダムと16道県管理の92ダムの計106ダムで、土砂が水門の高さよりも高い位置まで堆積し、洪水を防ぐ機能が低下していることが分かった。

 さらに、これらの一部を含む9府県の20ダムで、完成から13?63年しか経過していないのに、既に100年分の予測量を上回る土砂が堆積。このうち4府県の6ダムで予測量の2倍を超えていた。

 106ダムのうちの一つで、宮崎県中央部にある渡川(どがわ)ダムでは、運用を開始した56年に予測量(197万立方メートル)を超え、現在は4.4倍の859万立方メートルが堆積している。

県は今年1?2月、4000万円をかけ約1万5000立方メートルの土砂を取り除いており、県河川課は「近年大雨の頻度が高まり、土砂の流入量が増えている。すべて除去するにはどれぐらいの時間と費用がかかるか分からない」と話す。

 検査院は今回、付帯設備の整備状況も調べた。その結果、長野県の湯川ダムで地震計が07年9月に故障したままになっているなど、3県の5ダムで不備が見つかった。

 国交省河川環境課は「堆積土砂についてはある程度余裕を持って設計しており、ただちに危険性があるとは考えていないが、必要に応じて対策を講じる」としている。【武内亮、戸上文恵】

 ◇洪水を防ぐ機能が低下している106ダム(数字はダム数、カッコ内はダム名)

 【国交省管理分】

 14(大分県の耶馬渓など)

 【自治体管理分】

 北海道11(有明など)

 青森1(遠部<とおべ>)

 栃木5(三河沢など)

 神奈川2(城山など)

 新潟16(三面<みおもて>など)

 石川5(我谷<わがたに>など)

 長野12(古谷<こや>など)

 岐阜4(阿多岐など)

 静岡1(太田川)

 和歌山2(二川<ふたがわ>など)

【2014/10/22 02:17】 | 新聞記事から
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