「ダム建設の時代は終わった」by米国内務省開拓局長官ウィリアム・ピアーズ
◆「有害スラグ 徹底調査を」 大同特殊鋼渋川工場問題
(東京新聞群馬版2014年10月10日) 
http://www.tokyo-np.co.jp/article/gunma/20141010/CK2014101002000163.html

 大同特殊鋼渋川工場の鉄鋼スラグから国の基準を超える有害物質が検出されている問題を受け、市民有志らによる学習会「有害スラグ問題を考える」が9日、吉岡町文化センターで開かれた。講演した専門家は「スラグがどこに使われたかを徹底的に調査し、撤去しないといけない」と警鐘を鳴らした。 
(伊藤弘喜)

 渋川工場が製造した鉄鋼スラグをめぐっては、昨年から今年にかけ、製品が使われていた渋川、前橋両市などの路盤材などから、国の基準を超える有害物質のフッ素や六価クロムが検出されている。

 講師を務めた東京農工大の渡辺泉准教授(環境化学)は、この日、六価クロムなどが基準値を超えた現場を視察した。問題の鉄鋼スラグを路盤材として使ったある道路では、スラグ自体が欠けて地表に落ちたような状態の場所もあったという。

 渡辺准教授によると、フッ素や六価クロムなどの重金属は「世の中を構成する元素の半分を占める」といい、身の回りのさまざまな製品に微量に使われている。生物の生命維持に必須な元素もあれば毒になる元素もあると話した。六価クロムは「皮膚に炎症を起こす場合があり、発がん性もある」と指摘。視察現場で鉄鋼スラグがはがれたような状態である点に触れ「ゆゆしき問題。一日も早く撤去するべきだ」と訴えた。
 学習会では、渡辺准教授のほか、大学の研究者ら四人が講演。同大の大学院生の大野由芙子(ゆうこ)さんは、東京都江戸川区などで一九七三年に発覚した六価クロムスラグ汚染の現状を報告した。昨年一月からの追跡調査では、鉄鋼スラグを埋め立て処理した土地周辺の地下に流れ込む雨水から基準値を超える六価クロムを検出。六価クロムが路面にしみ出ていることも確認したと述べた。

 県は渋川市内で地下水汚染を調べているが、六価クロムなどの有害物質は基準値以下と確認している。

 渡辺准教授は「重金属は分解されにくく、環境に残りやすい上、埋め立て後も移動することがある。生態系や人に影響する可能性もあり、継続的な調査が重要だ」と話した。

 主催した有志グループは今後、「考える会」として問題を提起し、行政に早急な対策を働き掛けていく。

 鉄鋼スラグ 鉄鉱石から鉄を取り出す際に出る副産物。鉄分や石灰などを含みセメントの原料や、砕石として道路の路盤材などに使われる。有害物質のフッ素や六価クロムが含まれている場合がある。土壌汚染対策法の溶出量の基準はフッ素が1リットル当たり0.8ミリグラム以下で、六価クロムは同0.05ミリグラム以下となっている。


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 学習会では、渡辺准教授のほか、大学の研究者ら四人が講演。同大の大学院生の大野由芙子(ゆうこ)さんは、東京都江戸川区などで一九七三年に発覚した六価クロムスラグ汚染の現状を報告した。昨年一月からの追跡調査では、鉄鋼スラグを埋め立て処理した土地周辺の地下に流れ込む雨水から基準値を超える六価クロムを検出。六価クロムが路面にしみ出ていることも確認したと述べた。

 県は渋川市内で地下水汚染を調べているが、六価クロムなどの有害物質は基準値以下と確認している。

 渡辺准教授は「重金属は分解されにくく、環境に残りやすい上、埋め立て後も移動することがある。生態系や人に影響する可能性もあり、継続的な調査が重要だ」と話した。

 主催した有志グループは今後、「考える会」として問題を提起し、行政に早急な対策を働き掛けていく。

 鉄鋼スラグ 鉄鉱石から鉄を取り出す際に出る副産物。鉄分や石灰などを含みセメントの原料や、砕石として道路の路盤材などに使われる。有害物質のフッ素や六価クロムが含まれている場合がある。土壌汚染対策法の溶出量の基準はフッ素が1リットル当たり0.8ミリグラム以下で、六価クロムは同0.05ミリグラム以下となっている。


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【2014/10/11 14:51】 | 新聞記事から
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