「ダム建設の時代は終わった」by米国内務省開拓局長官ウィリアム・ピアーズ
                嶋津 暉之

小国川漁協総代会が終わった今となっては、遅い転載になりますが、朝日新聞の連載記事(4)です。
この朝日の連載記事は、ダム容認へ世論を誘導する内容であるように思います。今回も反対側の意見を少し紹介してあるものの、刺身のつま程度で、反対側の主張の核心部分には触れていません。

◆水面の下で ダム計画と漁協 4
(朝日新聞山形版2014年6月9日)
http://www.asahi.com/articles/CMTW1406090600001.html

 〇論争、どこまでも平行線

 最上小国川ダム計画は、流域、特に最上町赤倉温泉地域の洪水被害対策として計画されたものだ。

 「災害のリスクがないように、よろしくお願いします」。赤倉温泉町内会の早坂義範会長は、4月29日にあった漁協や県、地元自治体などによる3回目の協議で、遅々として進まない治水対策への理解を求めた。
 最上小国川流域は度重なる洪水に見舞われてきた。1974年、集中豪雨で川が氾濫(はん・らん)し、全半壊3戸、床上浸水61戸などの被害が発生。98年には、旅館などの床上浸水11戸、床下浸水7戸の被害が出て、地区住民や旅館の宿泊客が避難をした。この地域の多くの住民にとってダムは長年の悲願だ。

 ダムに反対する人々も治水対策の必要性は認めている。争いがあるのがその方法だ。

 ダムは約5年、河道改修は約70年――県が2011年に試算した、赤倉温泉地域で治水効果があがるまでの年数だ。費用についても、川幅を広げる河道改修の約150億円に対し、ダムは一緒に行う付帯工事も含め約130億円と算出、ダムの利点を強調する。

 一方、市民団体の「最上小国川の清流を守る会」は川幅を広げるのではなく川底を削る河道改修を求める。ダムができると洪水時に水が濁り、アユの生育環境に影響が出ると訴え、県に対してダム計画への公費支出差し止めを求める住民訴訟を起こしている。

 川底を削る河道改修について、県には苦い経験がある。赤倉温泉近くの最上小国川で1988年に護岸工事をすると、河床の岩盤から温泉が流出。源泉の湯量や温度に影響が出たとして、温泉旅館に4200万円の損害賠償を支払った。県がダムに固執する理由の一つだが、「守る会」はその因果関係にも疑問を投げかける。

 〇 きょう将来決める総代会

 平行線をたどる論争にどう決着を付けるか。守る会や漁協は、幅広い立場の有識者を集めたシンポジウムの開催や、県などとの協議の場に漁協側が推薦する有識者の参加を求めてきたが、県は応じていない。吉村美栄子知事は4月14日の会見で「地域の代表や学識経験者への意見聴取、またパブリックコメントや住民説明会などで十分にご意見をお聞きしてまいりました」とにべもない。

 ダムが完成し、最上小国川に影響が及べば、元の環境に戻すことは難しい。ダムを容認するか否か。8日に総代会を開く漁協の結論は、最上小国川の将来を決めることになる。


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 最上小国川流域は度重なる洪水に見舞われてきた。1974年、集中豪雨で川が氾濫(はん・らん)し、全半壊3戸、床上浸水61戸などの被害が発生。98年には、旅館などの床上浸水11戸、床下浸水7戸の被害が出て、地区住民や旅館の宿泊客が避難をした。この地域の多くの住民にとってダムは長年の悲願だ。

 ダムに反対する人々も治水対策の必要性は認めている。争いがあるのがその方法だ。

 ダムは約5年、河道改修は約70年――県が2011年に試算した、赤倉温泉地域で治水効果があがるまでの年数だ。費用についても、川幅を広げる河道改修の約150億円に対し、ダムは一緒に行う付帯工事も含め約130億円と算出、ダムの利点を強調する。

 一方、市民団体の「最上小国川の清流を守る会」は川幅を広げるのではなく川底を削る河道改修を求める。ダムができると洪水時に水が濁り、アユの生育環境に影響が出ると訴え、県に対してダム計画への公費支出差し止めを求める住民訴訟を起こしている。

 川底を削る河道改修について、県には苦い経験がある。赤倉温泉近くの最上小国川で1988年に護岸工事をすると、河床の岩盤から温泉が流出。源泉の湯量や温度に影響が出たとして、温泉旅館に4200万円の損害賠償を支払った。県がダムに固執する理由の一つだが、「守る会」はその因果関係にも疑問を投げかける。

 〇 きょう将来決める総代会

 平行線をたどる論争にどう決着を付けるか。守る会や漁協は、幅広い立場の有識者を集めたシンポジウムの開催や、県などとの協議の場に漁協側が推薦する有識者の参加を求めてきたが、県は応じていない。吉村美栄子知事は4月14日の会見で「地域の代表や学識経験者への意見聴取、またパブリックコメントや住民説明会などで十分にご意見をお聞きしてまいりました」とにべもない。

 ダムが完成し、最上小国川に影響が及べば、元の環境に戻すことは難しい。ダムを容認するか否か。8日に総代会を開く漁協の結論は、最上小国川の将来を決めることになる。

【2014/06/11 00:30】 | 新聞記事から
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