「ダム建設の時代は終わった」by米国内務省開拓局長官ウィリアム・ピアーズ
             嶋津 暉之

実績と乖離したきわめて過大な水需要予測を行っている札幌市水道局が今年3月に予測値を大幅に下方修正する案をつくりました。

(「次期中期計画の策定について」札幌市水道局  26~30ページ)
http://www.city.sapporo.jp/suido/c03/c03third/documents/h25-2mizu-3.pdf

一日最大給水量の実績、現予測、新予測案。
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札幌市水道の一日最大給水量の実績は最近はほぼ横這い又は漸減の傾向を示し、2012年度の実績は59.5万㎥/日です。

ところが、市の予測では一日最大給水量が2035年度には87.2万㎥/日まで増大することになっています。

そこまで給水量が増大するから、当別ダムの水源4.4万㎥/日を石狩広域水道企業団を通して受水する必要があるとしています。

(札幌市水道の現在の保有水源は実際は97.5万㎥/日あるのですが、豊平川水道水源水質保全事業という(本来は必要がない)ヒ素対策事業で保有水源が14.7万㎥/日も減るため、当別ダム無しでは82.8㎥/日になることになっています。)

実績が60万㎥/日程度で増加傾向が見られない一日最大給水量が87.2万㎥/日まで増えるというのですから、無茶苦茶な予測です。

余りにもひどい予測なので、水道事業の再評価の際に、再評価を統括する総務省が厚生労働省に対して疑問を提起したこともありました。

しかし、当別ダムが2012年度に完成したことにより、札幌市は架空予測を続ける理由がなくなりました。

そこで、今回の新予測案では2035年度の一日最大給水量は61.8万㎥/日へと、25.4万㎥/日も減る大幅な下方修正を行いました。

ダムができれば、架空予測は用無しということです。

このように、ダム参加の口実をつくるための架空予測が罷り通ってきているのです。

この札幌市水道の架空予測の問題は、数年前に大河原雅子参議院議員の力をお借りして、「当別ダム周辺の環境を考える市民連絡会」の安藤加代子さんたちが総務省や厚生労働省に直談判したことがありますが、結局は総務省も厚生労働省も札幌市を擁護しました。

【2014/06/08 00:30】 | 未分類
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