「ダム建設の時代は終わった」by米国内務省開拓局長官ウィリアム・ピアーズ
4月29日、最上小国川ダム計画に関する山形県と小国川漁協等との3回目の協議が開かれました。この会議で漁協の高橋光明組合長は、6月に開く総代会でダム案への賛否を問う考えを明らかにしました。

3月に高橋氏がダム反対派の理事を破って新組合長になった時から、このような事態は予想されていました。
6月8日の総代会では何としても、ダム容認の票が2/3以上にならないようにしなければなりません。


◆小国川漁協組合長「ダム案賛否問う」
(読売新聞山形版 2014年04月30日) 
http://www.yomiuri.co.jp/local/yamagata/news/20140429-OYTNT50415.html

県が進める最上小国川ダム(最上町)の建設計画を巡り、流域の治水対策などに関する県と小国川漁協(舟形町)などとの協議の3回目の会合が29日、新庄市角沢の県立農業大学校で開かれた。

この中で漁協の高橋光明組合長は、6月に開く総代会でダム案への賛否を問う考えを明らかにした。漁協側はダム計画に反対の立場を貫いてきたが、容認に向けてかじを切るのか今後の対応が注目される。

「反対の立場を通してきた(亡くなった)沼沢勝善前組合長の思いを酌んで今日まで来たが、これより先は1つ段階を上げて、理事会、総代会でダム案に賛成か否かを問うていきたい」

2時間を超えた会合の最終盤。高橋組合長がこう力強く述べると、会場は静まり返った。この発言を受けて、1月に再開された県と漁協などとの会合は、「議論が出尽くした」と終結することになった。

会合終了後、高橋組合長は記者団に「これから先は、私1人で判断できない。(ダム案に)どう対処していくのか、組合員みんなに決めてもらう必要がある」と話した。
この日の会合で県は、過去2回の会合で出された漁協側の疑問点に回答。そのうえで「これまでの『ダムがない川』以上の清流を目指して、総合的な取り組みを進める」と意欲的な姿勢を見せた。

通常時は水をためない「穴あきダム」に関しては、流木などによる穴の目詰まりを防ぐため、上流部に流木をせき止める施設などを設置すると説明。アユ増殖事業への支援強化のほか、魚道の改修、サクラマスやイワナの産卵場の造成、アユ加工品の開発など、新たな漁業振興策も提案した。

同漁協の総代会は年に1度、幹部や120人の総代が一堂に会する最高決議機関。2006年11月の総代会では、ダムによらない治水対策を求めていくことを決議。その後のダム計画反対運動を展開する根拠となっている。

高橋組合長の発言について、ある県幹部は「一定の前進を図れたが、総代会ですんなりダム案が認められるとは考えていない」と平静を装いながらも、1990年代に計画が浮上して以降、反対一辺倒だった漁協の態度の変化に注目する。

一方、漁協内では見方が割れている。幹部の1人は「あくまで手続きの話。ダム計画に反対する組合員は多く、漁協がダム容認に転じたわけではない」と説明するが、反対派の組合員は「ダム容認に転じた組合幹部もおり、県や容認派による切り崩しが心配だ」と警戒感を隠さない。

会合を傍聴していた環境保護団体の幹部は「沼沢前組合長の遺志を継いでいくと組合長就任時に言っておきながら、違うことをやり始めた」と高橋組合長の発言を批判した。


◆小国川ダム問題 3回目協議
(朝日新聞山形版 2014年4月30日)
http://www.asahi.com/articles/CMTW1404300600002.html

〇 漁協「賛否、総代会に」

県の最上小国川ダム建設計画について、県と小国川漁協や周辺自治体などとの3回目の協議が29日、新庄市内であった。県は改めて漁協の懸念について説明し、具体的な漁業振興策を提示した。計画に一貫して反対していた漁協の高橋光明組合長は、協議の中で、計画の賛否を総代会に諮ると表明した。

〇 県、具体的振興策を提示

「今まで反対の立場を通してきたが、これより先は一つ段階を上げて、理事会、総代会をもってダム案に賛成か否かを問うていきたい」。

協議の終了予定を1時間弱過ぎた午後4時前、発言を求められた高橋組合長は、こう力強く話した。アユなどの生息環境に影響が出るとして反対の立場をとり続けていた漁協が、協議でどのような意見を表明するかが焦点だった。

冒頭で県は、漁協側が懸念を示していたダムの穴詰まり対策について、ダム自体に加えて、川の上流部にも流木を取り除く装置を設置する案を説明した。

漁業振興策の具体案も提示した。アユの中間育成施設の整備や、県魚「サクラマス」の放流、アユ加工品の開発などを県や周辺自治体、民間が行うというもので、A3判で4枚分に渡る内容だった。

県の説明後、高橋組合長は、漁協としては反対の立場を貫いてきたことや治水対策が必要なことは理解している旨を改めて述べた。

度々洪水で大きな被害に見舞われ、ダム計画の早期施行を求める赤倉温泉町内会の早坂義範会長は「会議が今日は最後だと臨んでいる。災害のリスクがないようにどうぞよろしくお願いします」と発言。最上町や舟形町の両町長もダムが必要との認識を示し、漁協側に計画を認めるよう迫った。

悪七幸喜座長が県に対し、漁業振興策が正式な提案かを確認。県が正式と認めると、高橋組合長は組合員の意思を聞くために、これらの案を理事会や総代会に諮ることを宣言した。

漁協によると、理事会は来月中にも開かれ、そこでダム計画に対する賛否を問う議案を、組合員の代表百数十人が参加する総代会にかけるかどうかを議論する。総代会は6月上旬に予定しているという。

漁協以外、最上、舟形両町や住民代表など協議会参加者のほとんどが、ダム計画に賛成の立場だ。総代会の結果、漁協が賛成すれば、計画は大きく進む。

協議終了後、高橋組合長は「ダム計画に反対や賛成があっていい。ただ上から(こうあるべきだと)押さえつけてはならない」と総代会に諮ることを決めた理由を説明した。

今まで「反対」で一枚岩とみられてきた漁協だが、総代会の結果は流動的だ。

ある組合員は「みんな、もういいと思っているんだよ。アンケートをとれば賛成が多くなる」と話す。この日の協議でも、信夫(しのぶ)栄理事は、県が対策を実施することを前提に「私としては大きな声でダム反対と言えなくなる」と話した。公の場で、漁協側からダム建設に前向きな発言が出ることは初めてのことだ。

百数十人の代表の投票で、賛否が決まる総代会。ある理事は「全員の総代が出てくるとは思わない。(反対派、賛成派の)委任状の争奪戦になる可能性もある」と話した。(上田真仁、岩沢志気)



◆最上小国川ダム:水産資源増、県が振興策 漁協側「6月総代会に諮る」第3回協議 /山形

(毎日新聞山形版 2014年04月30日) 
http://mainichi.jp/area/yamagata/news/20140430ddlk06010003000c.html

 県が建設計画を進める穴あきダム「最上小国川ダム」(最上町)に関する関係機関の第3回協議が29日、新庄市角沢の県農業大学校緑風館で開かれ、県はアユなど水産資源の維持や増大を目指す小国川流域の振興計画を提案した。

建設計画に反対する小国川漁協(舟形町)の高橋光明組合長は、6月に開く総代会に提案の賛否を諮る考えを示した。

 関係機関の協議は今回で終了。アユなどの生育に悪影響が出て「清流」のイメージも崩れるとして、ダムに頼らない治水対策を求めてきた漁協がどう対応を決めるかが今後焦点となる。

 県はこの日の協議で、治水対策と内水面漁業振興を目的に「最上小国川清流未来振興機構」(仮称)を設け、県、最上・舟形両町、小国川漁協など関係機関が参加して取り組む総合的な振興計画を提案。魚道の新築、改修や放流種苗生産施設の整備を盛り込んだ。

 また、ダムの穴詰まり対策として、県の上坂克巳県土整備部長は、ダムの上流部に流木を捕捉する設備を造る方針を新たに示した。ダムの本体工事には濁水処理の大型設備を入れるほか、工事期間中に流木対策の実験を行うとした。

 県の提案に対し、最上・舟形の両町長らは賛意を示したが、漁協の高橋組合長は態度を保留。「私一人では判断できない。今まで反対の立場を通してきた。ここからは段階を一つ上げて、総代会でダム案に賛成か反対かを問いたい」と述べた。【安藤龍朗】



◆漁協、来月にも賛否 山形・小国川ダム建設問題
(河北新報2014年4月30日)
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201404/20140430_51002.html

山形県が計画する最上小国川ダムをめぐり、建設に反対する小国川漁協(舟形町)と県などとの協議が29日、新庄市内であった。

協議は今回で終了し、漁協の高橋光明組合長は「賛否は漁協の理事会と総代会に諮って決めたい」と述べ、5月にある理事会で方針を探る意向を示した。

ダムは最上町赤倉温泉の治水用で、平時は水が流れる穴あき型。県は流木やごみによる穴詰まり対策を説明した。流域の最上、舟形両町と連携した漁業振興策も提示。新たな魚道や魚の産卵場を整備し、官民による新組織で治水との両立を図るとした。

高橋組合長は「前組合長の遺志をくみ、これまで反対の立場だったが、今後5月の理事会にダム案を示し、6月の総代会で組合員の意見を集約して県に返事をしたい」と明言した。

協議では、漁協理事が「ダムが詰まって水が濁るのが心配なので、その対策をしてもらえれば不安も解消されるのでは」と理解を示す一方、「ダムありきの説明会に終始し、残念だ」と反対姿勢を崩さない理事もいた。

県は「総代会に諮るということなので、これまでの協議に一定の理解をもらい、同意を得られれば」と、状況打開に期待を示した。


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この日の会合で県は、過去2回の会合で出された漁協側の疑問点に回答。そのうえで「これまでの『ダムがない川』以上の清流を目指して、総合的な取り組みを進める」と意欲的な姿勢を見せた。

通常時は水をためない「穴あきダム」に関しては、流木などによる穴の目詰まりを防ぐため、上流部に流木をせき止める施設などを設置すると説明。アユ増殖事業への支援強化のほか、魚道の改修、サクラマスやイワナの産卵場の造成、アユ加工品の開発など、新たな漁業振興策も提案した。

同漁協の総代会は年に1度、幹部や120人の総代が一堂に会する最高決議機関。2006年11月の総代会では、ダムによらない治水対策を求めていくことを決議。その後のダム計画反対運動を展開する根拠となっている。

高橋組合長の発言について、ある県幹部は「一定の前進を図れたが、総代会ですんなりダム案が認められるとは考えていない」と平静を装いながらも、1990年代に計画が浮上して以降、反対一辺倒だった漁協の態度の変化に注目する。

一方、漁協内では見方が割れている。幹部の1人は「あくまで手続きの話。ダム計画に反対する組合員は多く、漁協がダム容認に転じたわけではない」と説明するが、反対派の組合員は「ダム容認に転じた組合幹部もおり、県や容認派による切り崩しが心配だ」と警戒感を隠さない。

会合を傍聴していた環境保護団体の幹部は「沼沢前組合長の遺志を継いでいくと組合長就任時に言っておきながら、違うことをやり始めた」と高橋組合長の発言を批判した。


◆小国川ダム問題 3回目協議
(朝日新聞山形版 2014年4月30日)
http://www.asahi.com/articles/CMTW1404300600002.html

〇 漁協「賛否、総代会に」

県の最上小国川ダム建設計画について、県と小国川漁協や周辺自治体などとの3回目の協議が29日、新庄市内であった。県は改めて漁協の懸念について説明し、具体的な漁業振興策を提示した。計画に一貫して反対していた漁協の高橋光明組合長は、協議の中で、計画の賛否を総代会に諮ると表明した。

〇 県、具体的振興策を提示

「今まで反対の立場を通してきたが、これより先は一つ段階を上げて、理事会、総代会をもってダム案に賛成か否かを問うていきたい」。

協議の終了予定を1時間弱過ぎた午後4時前、発言を求められた高橋組合長は、こう力強く話した。アユなどの生息環境に影響が出るとして反対の立場をとり続けていた漁協が、協議でどのような意見を表明するかが焦点だった。

冒頭で県は、漁協側が懸念を示していたダムの穴詰まり対策について、ダム自体に加えて、川の上流部にも流木を取り除く装置を設置する案を説明した。

漁業振興策の具体案も提示した。アユの中間育成施設の整備や、県魚「サクラマス」の放流、アユ加工品の開発などを県や周辺自治体、民間が行うというもので、A3判で4枚分に渡る内容だった。

県の説明後、高橋組合長は、漁協としては反対の立場を貫いてきたことや治水対策が必要なことは理解している旨を改めて述べた。

度々洪水で大きな被害に見舞われ、ダム計画の早期施行を求める赤倉温泉町内会の早坂義範会長は「会議が今日は最後だと臨んでいる。災害のリスクがないようにどうぞよろしくお願いします」と発言。最上町や舟形町の両町長もダムが必要との認識を示し、漁協側に計画を認めるよう迫った。

悪七幸喜座長が県に対し、漁業振興策が正式な提案かを確認。県が正式と認めると、高橋組合長は組合員の意思を聞くために、これらの案を理事会や総代会に諮ることを宣言した。

漁協によると、理事会は来月中にも開かれ、そこでダム計画に対する賛否を問う議案を、組合員の代表百数十人が参加する総代会にかけるかどうかを議論する。総代会は6月上旬に予定しているという。

漁協以外、最上、舟形両町や住民代表など協議会参加者のほとんどが、ダム計画に賛成の立場だ。総代会の結果、漁協が賛成すれば、計画は大きく進む。

協議終了後、高橋組合長は「ダム計画に反対や賛成があっていい。ただ上から(こうあるべきだと)押さえつけてはならない」と総代会に諮ることを決めた理由を説明した。

今まで「反対」で一枚岩とみられてきた漁協だが、総代会の結果は流動的だ。

ある組合員は「みんな、もういいと思っているんだよ。アンケートをとれば賛成が多くなる」と話す。この日の協議でも、信夫(しのぶ)栄理事は、県が対策を実施することを前提に「私としては大きな声でダム反対と言えなくなる」と話した。公の場で、漁協側からダム建設に前向きな発言が出ることは初めてのことだ。

百数十人の代表の投票で、賛否が決まる総代会。ある理事は「全員の総代が出てくるとは思わない。(反対派、賛成派の)委任状の争奪戦になる可能性もある」と話した。(上田真仁、岩沢志気)



◆最上小国川ダム:水産資源増、県が振興策 漁協側「6月総代会に諮る」第3回協議 /山形

(毎日新聞山形版 2014年04月30日) 
http://mainichi.jp/area/yamagata/news/20140430ddlk06010003000c.html

 県が建設計画を進める穴あきダム「最上小国川ダム」(最上町)に関する関係機関の第3回協議が29日、新庄市角沢の県農業大学校緑風館で開かれ、県はアユなど水産資源の維持や増大を目指す小国川流域の振興計画を提案した。

建設計画に反対する小国川漁協(舟形町)の高橋光明組合長は、6月に開く総代会に提案の賛否を諮る考えを示した。

 関係機関の協議は今回で終了。アユなどの生育に悪影響が出て「清流」のイメージも崩れるとして、ダムに頼らない治水対策を求めてきた漁協がどう対応を決めるかが今後焦点となる。

 県はこの日の協議で、治水対策と内水面漁業振興を目的に「最上小国川清流未来振興機構」(仮称)を設け、県、最上・舟形両町、小国川漁協など関係機関が参加して取り組む総合的な振興計画を提案。魚道の新築、改修や放流種苗生産施設の整備を盛り込んだ。

 また、ダムの穴詰まり対策として、県の上坂克巳県土整備部長は、ダムの上流部に流木を捕捉する設備を造る方針を新たに示した。ダムの本体工事には濁水処理の大型設備を入れるほか、工事期間中に流木対策の実験を行うとした。

 県の提案に対し、最上・舟形の両町長らは賛意を示したが、漁協の高橋組合長は態度を保留。「私一人では判断できない。今まで反対の立場を通してきた。ここからは段階を一つ上げて、総代会でダム案に賛成か反対かを問いたい」と述べた。【安藤龍朗】



◆漁協、来月にも賛否 山形・小国川ダム建設問題
(河北新報2014年4月30日)
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201404/20140430_51002.html

山形県が計画する最上小国川ダムをめぐり、建設に反対する小国川漁協(舟形町)と県などとの協議が29日、新庄市内であった。

協議は今回で終了し、漁協の高橋光明組合長は「賛否は漁協の理事会と総代会に諮って決めたい」と述べ、5月にある理事会で方針を探る意向を示した。

ダムは最上町赤倉温泉の治水用で、平時は水が流れる穴あき型。県は流木やごみによる穴詰まり対策を説明した。流域の最上、舟形両町と連携した漁業振興策も提示。新たな魚道や魚の産卵場を整備し、官民による新組織で治水との両立を図るとした。

高橋組合長は「前組合長の遺志をくみ、これまで反対の立場だったが、今後5月の理事会にダム案を示し、6月の総代会で組合員の意見を集約して県に返事をしたい」と明言した。

協議では、漁協理事が「ダムが詰まって水が濁るのが心配なので、その対策をしてもらえれば不安も解消されるのでは」と理解を示す一方、「ダムありきの説明会に終始し、残念だ」と反対姿勢を崩さない理事もいた。

県は「総代会に諮るということなので、これまでの協議に一定の理解をもらい、同意を得られれば」と、状況打開に期待を示した。

【2014/04/30 13:58】 | 新聞記事から
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