「ダム建設の時代は終わった」by米国内務省開拓局長官ウィリアム・ピアーズ
◆「主張認められた」と興奮 路木ダム違法判決 
(熊本日日新聞  2014年03月01日)
http://kumanichi.com/news/local/main/20140301002.xhtml

 県営路木ダム(天草市河浦町)の建設に反対する市民らが、蒲島郁夫知事に事業費の返還と今後の支出を差し止めるよう求めた住民訴訟の判決で、熊本地裁は28日、ダム建設計画を違法と判断。

原告らは「主張が認められた」と喜びをかみしめた。一方、事業を進めた県や天草市には動揺が広がった。

 判決後、原告らは「勝訴」と書いた紙を掲げて集会。原告代表の植村振作さん(77)=天草市本渡町=は「知事への事業費返還請求が認められなかったのは理解できないが、本質的には勝訴。主張が認められ、ダム事業を違法と判断した意義は大きい」と興奮気味に語った。

 加藤修弁護士は「ダム建設の是非が争われた各地の訴訟で、ここまで明確に違法と踏み込んだ判決は例がないのでは」と話した。

 訴訟を支援してきた市民団体の中島康代表(73)=熊本市西区=は「知事は違法なダム計画を進めたことを県民に謝罪すべきだ」と指摘。「ダム行政は根本的に変わらなくてはならない」と他のダム計画への波及効果に期待した。

 一方、県には衝撃が走った。県庁内では担当者が総出で判決文を読み込み、県幹部や県議に報告。

ダムは4月1日の供用開始予定で、県河川課の持田浩課長は「予定通り進めたいが、違法とされたからには精査が必要だろう」と戸惑いを見せた。蒲島知事からも「しっかり中身を押さえてほしい」と指示があったという。

 地元でも、それぞれの立場で判決を受け止めた。路木川が流れ込む羊角湾への影響を懸念し、工事着工まで反対活動をしていた天草市河浦町の天草漁協崎津支所。

浦壁壯介[たけゆき]元代表(73)は「ダムは完成し、供用も始まる。判決にあまり意味はないのでは」と複雑な表情。

 牛深地域の安定的な水源の確保を求めて早期完成を要望してきた牛深町区長会の里見洋之会長(84)は「利水の必要性が認められ、今後渇水に対する不安がなくなるのは大きい」と受け止め、安どの表情を浮かべた。

 補助参加した天草市は、利水の主張が認められたことに安どする半面、旧河浦町が治水対策を求めていたこともあって、複雑な受け止め。安田公寛市長は「県と協議した上で対応したい」というコメントを出した。

【2014/03/03 01:13】 | 新聞記事から
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