「ダム建設の時代は終わった」by米国内務省開拓局長官ウィリアム・ピアーズ
          嶋津 暉之

川上ダムで集団移転した住民についての記事です。
集団移転が完了したのが2004年ですから、10年近くになります。そして、移転世帯31人のうち、半分ほどが亡くなったとのことです。集団移転はしたけれども、生活再建というものではなかったようです。

◆川上ダム「一応決着」 早く完成させて 集団移転の古川さん
(伊勢新聞 2013/12/27)
http://www.isenp.co.jp/news/20131227/news07.htm

【伊賀】伊賀市の岡本栄新市長の川上ダム見直し発言から一年。「ダム利水を続ける」と述べ、市長が建設容認の結論を出したことを受け、検討結果を注目していた集団移転住民の一人でダム対策委員長の古川喜道さん(83)=同市川上=に二十六日、思いを聞いた。

―川上ダム建設の方向になった。

この一年、ずっと心配してきた。これで一応決着がついた。早く完成させてほしい。

―集団移転して十年近くなるが。

ダムは平成十六年完成のはずだったが、まだできていない。ダムに水がたまるまで死ねないと言っていた人がたくさん亡くなった。移転地入り口に立つ開村記念碑に刻まれている移転世帯三十一人のうち、半分ほどが亡くなった。

―建設受け入れた際の判断は。

―若い者は出て行く。年寄りは死んでいく。僕ら中間層は将来が見えず悩み、悩み抜いた上での結論。体力的に動ける間に、何とかしようと踏み切った。

―集団移転地で生活再建しようと言っていたが。

みんな年をとった。世帯の半分が一人暮らし。昔はコメや野菜を作って食べていたが、今は買っている。生活が狂ってしまった。日本の高齢化社会の縮図のようだ。

あの時、よう思い切ったなあと思う。(移転せず)あのまま十年放っておいたら、川上の在所はつぶれてしまっていただろう。

※集団移転地は近鉄青山町駅北側の丘陵に造成され、水没する川上地区住民の移転は十六年に完了した。


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【2013/12/29 01:42】 | 新聞記事から
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