「ダム建設の時代は終わった」by米国内務省開拓局長官ウィリアム・ピアーズ
◆国土強靭化基本法案への高橋議員の反対討論 衆院本会議
(しんぶん赤旗2013年12月11日)
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik13/2013-12-11/2013121104_01_0.html

臨時国会で成立した国土強靭(きょうじん)化基本法案への日本共産党の高橋ちづ子議員の反対討論を紹介します(要旨。11月26日、衆院本会議)。

大規模災害から国民の生命、財産を守りぬき、人々の営みを守りたいという思いは誰しも同じです。しかし本法案は、防災・減災と「国際競争力の向上」を結びつけたために、方向は大きく違ってしまいました。

反対する第一の理由は、「国際競争力の向上」をその基本理念に掲げた結果、国民の命と暮らしを守るための防災・減災対策がないがしろにされるからです。

諸外国からの投資を呼び込んで国際競争力を強化することと、大規模災害から国民の命や暮らしを守るための防災・減災対策を結びつける必然性がどこにあるのでしょうか。

大規模自然災害等からの被害を最小限にし、国民の生命・財産を守るためには、建物やライフラインの耐震化、木造建築物密集地域の解消、地すべりや液状化など危険箇所の指定と対策などを思い切って進めるべきです。

住民に最も身近な地方公共団体には待ったなしの課題ですが、これには財政保障が明確ではありません。国民のための身近できめ細かい対策が結局後回しにされかねません。
第二は、国土強靭化が、巨大開発事業の復活、拡大を進める根拠を与えるからです。

基本方針には、「国家及び社会の重要な機能の代替性の確保」という表現が盛り込まれています。これまでも「代替性」や大規模災害対策といって、外環道や圏央道、新名神高速道路、9兆円ものリニア新幹線建設などが進められてきました。

10月には、2008年に調査が中止された六海峡横断道路の一つ、関門海峡道路について福岡県が調査再開を表明し、各地からも海峡道路の建設要望が出されています。

第三に、防災・減災のとりくみは「自助、共助、公助の適切な組み合わせ」とあるものの、国民生活を守るために国のやるべきことが抜け落ちているからです。

東日本大震災で浮き彫りになったのは、医療・介護の資源の決定的な不足、行革や合併推進による行政機能・体制の低下であり、まさに国が正面からとりくむべきことです。

複合的で大規模な被害が予想される石油コンビナートのように、民間企業の敷地・施設については、単に協力を要請するにとどまらず、企業自ら施設のリスク評価を行い、公表することが不可欠です。



◆強靭化政策の骨格示す、「10年200兆円」は盛らず
(ケンプラッツ2013/12/11) 
http://kenplatz.nikkeibp.co.jp/article/const/news/20131210/643889/

政府は12月4日、国土強靭化基本法に基づく政策の骨格となる「国土強靭化政策大綱」の案を、内閣官房に設けたナショナル・レジリエンス(防災・減災)懇談会(座長:藤井聡・京都大学大学院教授)の第9回会合で発表した。

自民党が主張していた「10年間で200兆円」という公共投資額については、「政府として決定した事実はない」(内閣官房国土強靭化推進室)としているが、個別の施策案には公共工事を伴うものが多い。

大綱案は、大規模な自然災害の発生時における人命保護や国家・社会の機能維持などを理念として掲げ、関連する施策案を列挙した。その概要は以下のとおりだ。建設工事を伴う可能性が高い分野と方針を赤い字で示した。

■施策分野の推進方針(案)

(1)施策分野

・12の個別施策分野

行政機能/警察・消防など、住宅・都市、保健医療・福祉、エネルギー、金融、情報通信、産業構造、交通・物流、農林水産、国土保全、環境、土地利用(国土利用)

・3つの横断的分野

リスクコミュニケーション、老朽化対策、研究開発

(2)各分野の推進方針の例

・政府全体の業務継続計画の策定と、それを踏まえた対策の推進(行政機能/警察・消防などの分野)

・重症患者の受け入れ可能な診療ユニットの活用(保健医療・福祉分野)

・石油・LPガスサプライチェーンの機能確保(訓練および備蓄から供給までの一連の対策)(エネルギー分野)

・グループBCP(事業継続計画)/BCM(事業継続マネジメント)の策定促進(産業構造分野)

・交通の大動脈の分断・機能停止を前提とした代替ルートの確保(交通・物流分野)

(内閣官房の資料に日経コンストラクションが加筆)

政府は同日に、大規模な災害でインフラなどが深刻な被害を受けるリスクを分析する「脆弱性の評価」の方法などの指針案も提示した。

国土強靭化基本法の施行と同時に国土強靭化推進本部を設置し、12月中をめどに政策大綱と脆弱性評価指針を決定。これらを踏まえて2014年5月をめどに第1次の国土強靭化基本計画を策定する考えだ。

国土強靭化基本計画に、必要とされる公共投資額を盛り込むかどうかについて、内閣官房国土強靭化推進室では「現時点ではコメントできない」としている。
安藤 剛 [日経コンストラクション]



☆★こちらもどうぞご覧下さい★☆

 ・「八ツ場あしたの会」ニュース
 ・「八ツ場ダムをストップさせる千葉の会」
 ・利根川流域市民委員会
 ・まさのあつこさんの政策エッセイ
 ・どうする、利根川? どうなる、利根川? どうする、私たち? Ⅱ
 


追記を閉じる▲
第二は、国土強靭化が、巨大開発事業の復活、拡大を進める根拠を与えるからです。

基本方針には、「国家及び社会の重要な機能の代替性の確保」という表現が盛り込まれています。これまでも「代替性」や大規模災害対策といって、外環道や圏央道、新名神高速道路、9兆円ものリニア新幹線建設などが進められてきました。

10月には、2008年に調査が中止された六海峡横断道路の一つ、関門海峡道路について福岡県が調査再開を表明し、各地からも海峡道路の建設要望が出されています。

第三に、防災・減災のとりくみは「自助、共助、公助の適切な組み合わせ」とあるものの、国民生活を守るために国のやるべきことが抜け落ちているからです。

東日本大震災で浮き彫りになったのは、医療・介護の資源の決定的な不足、行革や合併推進による行政機能・体制の低下であり、まさに国が正面からとりくむべきことです。

複合的で大規模な被害が予想される石油コンビナートのように、民間企業の敷地・施設については、単に協力を要請するにとどまらず、企業自ら施設のリスク評価を行い、公表することが不可欠です。



◆強靭化政策の骨格示す、「10年200兆円」は盛らず
(ケンプラッツ2013/12/11) 
http://kenplatz.nikkeibp.co.jp/article/const/news/20131210/643889/

政府は12月4日、国土強靭化基本法に基づく政策の骨格となる「国土強靭化政策大綱」の案を、内閣官房に設けたナショナル・レジリエンス(防災・減災)懇談会(座長:藤井聡・京都大学大学院教授)の第9回会合で発表した。

自民党が主張していた「10年間で200兆円」という公共投資額については、「政府として決定した事実はない」(内閣官房国土強靭化推進室)としているが、個別の施策案には公共工事を伴うものが多い。

大綱案は、大規模な自然災害の発生時における人命保護や国家・社会の機能維持などを理念として掲げ、関連する施策案を列挙した。その概要は以下のとおりだ。建設工事を伴う可能性が高い分野と方針を赤い字で示した。

■施策分野の推進方針(案)

(1)施策分野

・12の個別施策分野

行政機能/警察・消防など、住宅・都市、保健医療・福祉、エネルギー、金融、情報通信、産業構造、交通・物流、農林水産、国土保全、環境、土地利用(国土利用)

・3つの横断的分野

リスクコミュニケーション、老朽化対策、研究開発

(2)各分野の推進方針の例

・政府全体の業務継続計画の策定と、それを踏まえた対策の推進(行政機能/警察・消防などの分野)

・重症患者の受け入れ可能な診療ユニットの活用(保健医療・福祉分野)

・石油・LPガスサプライチェーンの機能確保(訓練および備蓄から供給までの一連の対策)(エネルギー分野)

・グループBCP(事業継続計画)/BCM(事業継続マネジメント)の策定促進(産業構造分野)

・交通の大動脈の分断・機能停止を前提とした代替ルートの確保(交通・物流分野)

(内閣官房の資料に日経コンストラクションが加筆)

政府は同日に、大規模な災害でインフラなどが深刻な被害を受けるリスクを分析する「脆弱性の評価」の方法などの指針案も提示した。

国土強靭化基本法の施行と同時に国土強靭化推進本部を設置し、12月中をめどに政策大綱と脆弱性評価指針を決定。これらを踏まえて2014年5月をめどに第1次の国土強靭化基本計画を策定する考えだ。

国土強靭化基本計画に、必要とされる公共投資額を盛り込むかどうかについて、内閣官房国土強靭化推進室では「現時点ではコメントできない」としている。
安藤 剛 [日経コンストラクション]



☆★こちらもどうぞご覧下さい★☆

 ・「八ツ場あしたの会」ニュース
 ・「八ツ場ダムをストップさせる千葉の会」
 ・利根川流域市民委員会
 ・まさのあつこさんの政策エッセイ
 ・どうする、利根川? どうなる、利根川? どうする、私たち? Ⅱ
 

【2013/12/12 23:28】 | 政策
トラックバック(0) |
コメント
この記事へのコメント
コメントを投稿
URL:

Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可
 
トラックバック
この記事のトラックバックURL
この記事へのトラックバック