「ダム建設の時代は終わった」by米国内務省開拓局長官ウィリアム・ピアーズ
◆八ッ場ダム 住民たちの今(2)川原畑 再生へ宿泊型農園 人口減都会から人呼ぶ
(読売新聞群馬版 2013年11月14日 )
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/gunma/feature/maebashi1384285932146_02/news/20131114-OYT8T00038.htm

 八ッ場ダム(長野原町)の水没5地区で最も人口減少が激しい川原畑(かわらはた)地区では、都会から農業や田舎暮らしに興味がある人を呼び込もうと、長期宿泊滞在型の農園「クラインガルテン」(独語で小さな庭)を建設中で、来年4月のオープンを目指している。

■来春待望の開園

 「今日は建物や周りの景色を見ていただき、ぜひ入居していただきたい」

 10月29日に川原畑地区の代替地で開かれた「クラインガルテンやんば」の見学会。町職員が東京都や埼玉県から集まった中高年夫婦ら5人に熱く呼びかけた。
クラインガルテンのオープンを待ち望む野口さん(長野原町川原畑で)

 現地では、約3000平方メートルの土地に木造平屋の「ラウベ」と呼ばれる住宅10棟の建設と畑の整備が進んでいる。年間約48万円で貸し出し、町では来年1月から入居者の募集を始める。

 参加者は職員に「(入居希望者の)倍率はどうなりそうですか」「家庭菜園への指導や援助はありますか」などと熱心に質問した。

 同様の説明会は同27日にも開かれたが、週末に農業をしたいという埼玉県内の30歳代の夫婦が子供を連れて参加し、需要の広さをうかがわせた。

■八ッ場にも「湯畑」

 川原畑地区は2001年6月、国が住民から用地を購入する補償基準価格が決定すると、住民の転出が相次ぎ、同年3月に243人いた人口は今年10月末にはわずか59人に。減少率は水没5地区で最大だ。

 町民で組織する同町消防団も人口減のため、川原畑だけでは成り立たなくなり、同様に人が減っている川原湯地区と08年4月に統合。両地区の一文字を取り、草津温泉(草津町)の名所と同名の「湯畑」分団として活動している。

 クラインガルテンは、こうした川原畑の現状を心配した同町が提案。住民たちと数年前から長野県内の先進地に視察に行くなど準備を進めてきた。クラインガルテン建設地の近くに畑がある川原畑八ッ場ダム現地再建対策委員長の野口貞夫さん(69)は「人が来ればにぎやかになる。この土地を気に入って、近くに住み着いてくれるようになればいい。できるだけ農業もお手伝いしたい」と歓迎する。
〈定年後 うどん店開き地域に活 
橋げたがつながった湖面1号橋(仮称)。奥に見えるのが川原畑地区の代替地

     店主「貸自転車も始めたい」〉

■湖面1号橋来秋開通

 クラインガルテン建設地のすぐそばでは、川原畑と川原湯の代替地を結ぶ「湖面1号橋」(仮称、長さ494メートル)が来年秋の開通を目指し、工事が進められている。

 「橋が開通したら、貸自転車を始めたい」。川原畑地区の代替地で「うどん専科 麦の香り」を営む中島泰さん(64)は意気込みを語る。

 地元の金融機関を定年退職後、家庭菜園に打ち込む日々だったが、「皆、(よその地域に)出ていき、誰も遊びに来なくてさみしい」と一念発起。うどん作りの学校に通い、香川県の讃岐うどん専門店にも修行に行き、12年9月に店をオープンした。

 麺の艶と喉ごしの良さやズッキーニやニンジン、カボチャなど地元産野菜中心の天ぷらのボリュームが人気を集め、地域活性化に一役買っている。

 貸自転車は店を拠点に、林地区の「道の駅 八ッ場ふるさと館」から湖面2号橋(不動大橋)を渡って川原湯温泉を回り、1号橋を渡って戻るという約20分のコースを思い描いている。

 中島さんは「地元の会議に出ると自分なんかはまだ若い方だ。川原畑が『ダムが建設されることで良くなった』と言われる地域にしたい。その原動力になりたい」と張り切っている。

 ◇クラインガルテン ドイツで誕生した都市近郊型の市民農園。長野原町は、農業やガーデニングに打ち込める環境だけでなく、草津温泉、北軽井沢などの観光地、スキー場やゴルフ場が近い点も強調している。

「利根川・荒川水源地域対策基金」を活用。農機具は同町が購入し、入居者に貸し出す。契約期間は、最長5年まで延長できる。
問い合わせは、同町産業課(0279・82・3013)へ。


☆★こちらもどうぞご覧下さい★☆

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 ・「八ツ場ダムをストップさせる千葉の会」
 ・利根川流域市民委員会
 ・まさのあつこさんの政策エッセイ
 ・どうする、利根川? どうなる、利根川? どうする、私たち? Ⅱ


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〈定年後 うどん店開き地域に活 
橋げたがつながった湖面1号橋(仮称)。奥に見えるのが川原畑地区の代替地

     店主「貸自転車も始めたい」〉

■湖面1号橋来秋開通

 クラインガルテン建設地のすぐそばでは、川原畑と川原湯の代替地を結ぶ「湖面1号橋」(仮称、長さ494メートル)が来年秋の開通を目指し、工事が進められている。

 「橋が開通したら、貸自転車を始めたい」。川原畑地区の代替地で「うどん専科 麦の香り」を営む中島泰さん(64)は意気込みを語る。

 地元の金融機関を定年退職後、家庭菜園に打ち込む日々だったが、「皆、(よその地域に)出ていき、誰も遊びに来なくてさみしい」と一念発起。うどん作りの学校に通い、香川県の讃岐うどん専門店にも修行に行き、12年9月に店をオープンした。

 麺の艶と喉ごしの良さやズッキーニやニンジン、カボチャなど地元産野菜中心の天ぷらのボリュームが人気を集め、地域活性化に一役買っている。

 貸自転車は店を拠点に、林地区の「道の駅 八ッ場ふるさと館」から湖面2号橋(不動大橋)を渡って川原湯温泉を回り、1号橋を渡って戻るという約20分のコースを思い描いている。

 中島さんは「地元の会議に出ると自分なんかはまだ若い方だ。川原畑が『ダムが建設されることで良くなった』と言われる地域にしたい。その原動力になりたい」と張り切っている。

 ◇クラインガルテン ドイツで誕生した都市近郊型の市民農園。長野原町は、農業やガーデニングに打ち込める環境だけでなく、草津温泉、北軽井沢などの観光地、スキー場やゴルフ場が近い点も強調している。

「利根川・荒川水源地域対策基金」を活用。農機具は同町が購入し、入居者に貸し出す。契約期間は、最長5年まで延長できる。
問い合わせは、同町産業課(0279・82・3013)へ。


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【2013/11/18 09:52】 | 八ツ場情報
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