「ダム建設の時代は終わった」by米国内務省開拓局長官ウィリアム・ピアーズ
            嶋津 暉之

昨日から利根川で10%の取水制限が始りましたので、取水制限に関する記事が数多く、ネットに流れています。そのうち、二つだけ記事を紹介します。一つは詳しく取り上げた朝日の社会面の記事、もう一つはさいたま市の様子を伝えた読売の記事です。

読売の記事を読むと、利根川の取水制限は10%ですが、埼玉県営水道からさいたま市への送水量は5%の削減にとどまり、さらに、さいたま市は地下水の活用で、給水制限なしの節水呼びかけで対応することになっています。

◆さいたま市が渇水対策本部
( 読売新聞埼玉版 2013年7月24日)
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/saitama/news/20130723-OYT8T01342.htm

 利根川水系にあるダムの貯水量が低下し、県企業局が10%の取水制限を実施するため、さいたま市水道局は23日、渇水対策本部を設置した。市民に節水を呼びかけている。

 市水道局によると、同市への送水は県の取水制限で5%減る見通し。同市は20か所の浄配水場から1日あたり約37万立方メートルを配水しているが、地下水が活用できるため現時点で市民生活への影響はないという。

同局水道総務課は「今後のさらなる渇水に備えて、節水の呼びかけに力を入れたい」としている。


◆首都圏、水がめピンチ 梅雨明け早く降水量37% 利根水系で取水制限10%
(朝日新聞 2013年7月25日)
http://digital.asahi.com/articles/TKY201307240752.html?ref=comkiji_txt_end_s_kjid_TKY201307240752

首都圏の水がめになっている利根川上流の八つのダムで貯水量が減り、24日、同川水系で10%の取水制限が始まった。7月としては19年ぶり。このまま少雨傾向が続けば、市民生活や農業にも影響が出そうだ。都心などでは豪雨被害も出たのに、どうして渇水なのか?
八つのダムで最大の矢木沢ダム(群馬県みなかみ町)は、地肌がむき出しになり、流木が無残な姿をさらしていた。貯水率は午後9時現在で38・2%。平年の貯水量と比べると45%しかない状態だ。

24日は昼ごろから上流で1時間に数ミリ程度の雨が降ったが、ダムを管理する水資源機構沼田総合管理所の担当者は「おしめり程度では効果がない」と嘆く。

都心では「ゲリラ豪雨」になった23日は上流域でも雨が降り、8ダムの貯水量は約350万立方メートル分、回復した。それでも全体の貯水率は過去最低の52%。平年の貯水量と比べて6割に満たない。

渇水の原因は3カ月ほど前からの少雨傾向だ。関東甲信の5月の降水量は平年の49%しかなく、1946年からの統計史上最少だった。

6月は平年並みに戻ったが、7月に入ると太平洋高気圧が北に張り出し、梅雨前線が南下しづらい状態に。関東甲信は平年より15日早く梅雨が明けて猛暑が続いた。23日までの降水量は平年の37%どまりだ。

23日のゲリラ豪雨は、都内で1時間の降水量が推計で100ミリに上った地域があり、浸水被害も出た。気象庁の担当者は「勢いがすごい分、たくさん降った印象を残したが、短時間の局所的な雨だった」と説明。水不足を解消するような雨は、今後2週間程度降らないと予想している。

24日の取水制限は東京、千葉、埼玉、茨城、群馬、栃木の6都県が、上水道、農業用水、工業用水それぞれで、取水量を10%減らした。当面は他の川から取水を増やすため、国土交通省は農業や企業活動、生活への直接の影響はないとみている。

ただ、このまま少雨が続けば厳しい局面も。関東地方整備局によると、94、96年には取水制限が最大30%に達し、各自治体が給水も制限する事態になった。

取水制限が20%になった段階で、千葉県では公園の水道が止まり、栃木県では地区ごとに時間を決めて田んぼに水を流す「番水」が実施された。30%になると、埼玉県の一部は断水。

埼玉、茨城両県では小中学校でプールの使用が中止となり、千葉県内の工場で生産ラインを縮小した例もあった。
(井上実于、村田悟、赤井陽介)


☆★こちらもどうぞご覧下さい★☆

 ・「八ツ場あしたの会」ニュース
 ・「八ツ場ダムをストップさせる千葉の会」
 ・利根川流域市民委員会
 ・まさのあつこさんの政策エッセイ
 ・どうする、利根川? どうなる、利根川? どうする、私たち? Ⅱ


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八つのダムで最大の矢木沢ダム(群馬県みなかみ町)は、地肌がむき出しになり、流木が無残な姿をさらしていた。貯水率は午後9時現在で38・2%。平年の貯水量と比べると45%しかない状態だ。

24日は昼ごろから上流で1時間に数ミリ程度の雨が降ったが、ダムを管理する水資源機構沼田総合管理所の担当者は「おしめり程度では効果がない」と嘆く。

都心では「ゲリラ豪雨」になった23日は上流域でも雨が降り、8ダムの貯水量は約350万立方メートル分、回復した。それでも全体の貯水率は過去最低の52%。平年の貯水量と比べて6割に満たない。

渇水の原因は3カ月ほど前からの少雨傾向だ。関東甲信の5月の降水量は平年の49%しかなく、1946年からの統計史上最少だった。

6月は平年並みに戻ったが、7月に入ると太平洋高気圧が北に張り出し、梅雨前線が南下しづらい状態に。関東甲信は平年より15日早く梅雨が明けて猛暑が続いた。23日までの降水量は平年の37%どまりだ。

23日のゲリラ豪雨は、都内で1時間の降水量が推計で100ミリに上った地域があり、浸水被害も出た。気象庁の担当者は「勢いがすごい分、たくさん降った印象を残したが、短時間の局所的な雨だった」と説明。水不足を解消するような雨は、今後2週間程度降らないと予想している。

24日の取水制限は東京、千葉、埼玉、茨城、群馬、栃木の6都県が、上水道、農業用水、工業用水それぞれで、取水量を10%減らした。当面は他の川から取水を増やすため、国土交通省は農業や企業活動、生活への直接の影響はないとみている。

ただ、このまま少雨が続けば厳しい局面も。関東地方整備局によると、94、96年には取水制限が最大30%に達し、各自治体が給水も制限する事態になった。

取水制限が20%になった段階で、千葉県では公園の水道が止まり、栃木県では地区ごとに時間を決めて田んぼに水を流す「番水」が実施された。30%になると、埼玉県の一部は断水。

埼玉、茨城両県では小中学校でプールの使用が中止となり、千葉県内の工場で生産ラインを縮小した例もあった。
(井上実于、村田悟、赤井陽介)


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【2013/07/25 12:21】 | 新聞記事から
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