「ダム建設の時代は終わった」by米国内務省開拓局長官ウィリアム・ピアーズ
                 嶋津 暉之

湯西川ダム建設に伴う水源地域整備事業として、日光市が建設した湯西川の大型観光施設「水の郷」が早くも経営難になっているという記事です。

◆湯西川「水の郷」開設2年 役員刷新、経営再建へ
(下野新聞 2013年7月2日) 
http://www.shimotsuke.co.jp/news/tochigi/region/news/20130702/1078616

湯西川ダム建設に伴う水源地域整備事業として14億円強の公費を投じ、日光市が建設した湯西川の大型観光施設「水の郷」が2011年7月中旬のオープンから間もなく2年。

水没地域の住民28人が株式会社を設立、運営する「観光スポット」として注目されたが、累積赤字は計約1100万円に上り、6月末の臨時株主総会で経営陣を刷新した。

原発事故の影響や冬季の来場者減に加え、当初から懸念された「素人」の住民による運営の難しさが背景にある。市も経営コンサルタントの導入を予定するなど対応を急いでいるが、再建への道のりは容易ではない。
6月下旬、運営会社「湯西川水の郷」初代社長の中川恒男さん(78)が自宅で苦渋の表情を浮かべた。経営不振などを理由に5月下旬、他の役員6人とともに引責辞任した。

同社によると、来場者(各施設への延べ人数)は初年度(11年7月~12年3月)の約5万7千人から12年度は約6万6千人と実質的に減少。11年度は約500万円、12年度も約600万円の赤字を計上し、資本金の取り崩しや銀行からの借り入れを余儀なくされたという。

8月~11月は月平均約8千~1万人入る来場者も、冬季の12月~3月は2千~4千人台に減少。そこに年間約600万円に上る電気料金や上下水道料金などの管理費がかさみ、経営を圧迫した。

同社は電気の節約といった省エネ対策や、パートも含め17人いた従業員を10人にするなど人件費の削減に努めてきたが、経営は改善されないという。

同社は6月29日、臨時株主総会を開催。新社長に、前取締役で元運転手の大島積さん(63)を選任するなど計10人の役員人事を承認し、経営再建に乗り出すことになった。

一方、赤字体質の改善を指導してきたという市もようやく重い腰を上げた。本年度から経営難の市観光施設に民間の経営コンサルタントを導入することを決め、「水の郷」も対象にする方針だ。

同社を指定管理者として運営する理由について市観光部は「ダム20+ 件工事に伴い建設された特殊な施設。

同社が住民の生活再建や雇用確保を担っている」と説明。が、「約8キロ西の県道沿いには同様の観光施設『道の駅湯西川』があり、競合してしまっている」と厳しい現状を指摘する。

「自転車操業が続いている状態」(大島さん)の「水の郷」。市側の対応も問われる中、再建に向けた道筋はいまだ見えていない。


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6月下旬、運営会社「湯西川水の郷」初代社長の中川恒男さん(78)が自宅で苦渋の表情を浮かべた。経営不振などを理由に5月下旬、他の役員6人とともに引責辞任した。

同社によると、来場者(各施設への延べ人数)は初年度(11年7月~12年3月)の約5万7千人から12年度は約6万6千人と実質的に減少。11年度は約500万円、12年度も約600万円の赤字を計上し、資本金の取り崩しや銀行からの借り入れを余儀なくされたという。

8月~11月は月平均約8千~1万人入る来場者も、冬季の12月~3月は2千~4千人台に減少。そこに年間約600万円に上る電気料金や上下水道料金などの管理費がかさみ、経営を圧迫した。

同社は電気の節約といった省エネ対策や、パートも含め17人いた従業員を10人にするなど人件費の削減に努めてきたが、経営は改善されないという。

同社は6月29日、臨時株主総会を開催。新社長に、前取締役で元運転手の大島積さん(63)を選任するなど計10人の役員人事を承認し、経営再建に乗り出すことになった。

一方、赤字体質の改善を指導してきたという市もようやく重い腰を上げた。本年度から経営難の市観光施設に民間の経営コンサルタントを導入することを決め、「水の郷」も対象にする方針だ。

同社を指定管理者として運営する理由について市観光部は「ダム20+ 件工事に伴い建設された特殊な施設。

同社が住民の生活再建や雇用確保を担っている」と説明。が、「約8キロ西の県道沿いには同様の観光施設『道の駅湯西川』があり、競合してしまっている」と厳しい現状を指摘する。

「自転車操業が続いている状態」(大島さん)の「水の郷」。市側の対応も問われる中、再建に向けた道筋はいまだ見えていない。

【2013/07/05 01:21】 | 新聞記事から
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