「ダム建設の時代は終わった」by米国内務省開拓局長官ウィリアム・ピアーズ
              嶋津 暉之

3月28日の下野新聞に八ッ場ダム問題についてのコラム記事が載っていました。
問題の本質をとらえたコラムだと思います。

◆日本のポンペイ  
(下野新聞2013年3月28日 朝刊) 
http://www.shimotsuke.co.jp/special/raimei/20130328/1010332

「人からコンクリートへ」-。民主党から自民党へ政権が逆戻りして建設に弾みが付いたのが、群馬県の利根川支流に計画されている八ツ場ダムだ

▼民主党時代の前原誠司国土交通相が「時代に合わない国の大型直轄事業は見直す」としてダムの建設中止を宣言した時、世間は驚いたものである。

しかし、配下のダム官僚は推進派の学者を動員して検討会をつくり、大臣の決断を骨抜きにした

▼その水没予定地には230年前の浅間山大噴火で泥流にのみこまれた集落が横たわる。縄文から江戸に続く生活の跡を残す遺跡では刻みたばこが詰まったキセルや梅干しが入ったつぼまで発見された

▼古代ローマの都市が火山の噴火で埋まったイタリアのポンペイ遺跡を引き合いに「ダムから日本のポンペイを守れ」と学者、文化人ら350人がダム本体の工事を中止し、遺跡群を保存するよう求める要望書を国交省と文化庁に提出した

▼10年たっても完工しない公共事業については必要性を見直す「時のアセスメント」制度があるが、八ツ場ダムはまさにそれに当たるだろう。

同じ利根川水系の渡良瀬川で足尾の鉱毒事件を告発した田中正造が没して今年は100年になる

▼八ツ場ダム建設に不条理はないのか、田中の精神にならって国民的議論を深めたいところだ。


☆★こちらもどうぞご覧下さい★☆

 ・「八ツ場あしたの会」ニュース
 ・「八ツ場ダムをストップさせる千葉の会」
 ・利根川流域市民委員会
 ・まさのあつこさんの政策エッセイ
 ・どうする、利根川? どうなる、利根川? どうする、私たち? Ⅱ
 

【2013/03/29 11:02】 | 新聞記事から
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