「ダム建設の時代は終わった」by米国内務省開拓局長官ウィリアム・ピアーズ
            嶋津 暉之

深刻な地すべりを起こした国交省・大滝ダムの竣工式が3月23日に行われます。

紀ノ川ダム管理事務所のHPをご覧ください。 
http://www.kkr.mlit.go.jp/kinokawa/news/pdf/13020101.pdf 
総事業費が当初の230億円から、15倍となる約3640億円に膨らみました。小さく産んで大きく育てる公共事業の典型です。
2002年8月にダム本体ができましたが、その後、地すべり対策に追われて完成が9~10年も延びました。、

試験湛水開始ともに、白屋地区で深刻な地すべりが起きて、白屋地区37世帯が移転を余儀なくされ、その後、裁判で国は責任を問われて損害賠償金の支払いを命じられました。

もともと地すべりの危険性が高いと指摘されていたところにダムを建設したことによるものです。
これからは大丈夫なのでしょうか。大滝ダムの周辺で地すべりが再発する危険性はないのでしょうか。

この大滝ダムとダブるのがダム予定地の地質が脆弱な八ッ場ダムです。
八ッ場ダムは、来年度に本体関連工事に着手したとしても、完成は2020年度以降のことですが、ダム本体ができても、試験湛水を開始すれば、大滝ダムのように深刻な地すべりが起きて、完成がさらに延びる可能性が十分にあります。ダム完成が2020年代後半以降ということにもなりかねません。
八ッ場ダムの本体工事を本当に進めてよいのか、あらためてまともな検証が行われることを願ってやみません。


◆計画から半世紀 大滝ダム完成 あす式典 奈良
(産経新聞奈良版 2013.3.22 ) 
http://sankei.jp.msn.com/region/news/130322/nar13032202160002-n1.htm

国土交通省近畿地方整備局が川上村で建設を進めてきた大滝ダムの完成式典が23日、現地などで開かれる。
洪水を防ぐダム建設をめぐっては、平成15年の試験貯水の影響で付近の地区に亀裂が発生し、住民が移転を強いられた経緯もある。約半世紀にわたるダム計画は曲折を経て、ようやく4月に本格稼働する。



紀伊半島南部の紀ノ川流域は、台風などで過去に何度も洪水被害に見舞われていた。

奈良、和歌山両県で昭和34年、130人が死亡、住宅9千棟以上が床上浸水するなど被害をもたらした伊勢湾台風を機に37年、大滝ダムが計画され、40年に着工された。

反対運動なども受けたが、ダム本体は平成14年に完成した。翌年、安全性を検証する試験貯水が行われた際、ダム上流の川上村白屋地区の家屋や壁、地面などで亀裂が発生。地区の37世帯が移転を余儀なくされ、試験貯水は中断された。

元住民らは19年、国に慰謝料を求めて提訴。23年7月、国に1200万円の賠償を命じた大阪高裁判決が確定した。

一方、整備局は周辺の地滑り対策工事を実施し、23年11月に完了。試験貯水を再開し、昨年6月に終了した。総貯水容量は8400万立方メートル。総事業費は当初の230億円から、15倍となる約3640億円に膨らんだ。

紀ノ川下流の和歌山県岩出市では、「150年に1度」の大雨に見舞われた場合、毎秒1万6千立方メートルの水が流れると想定している。

上流の複数のダムで毎秒4千立方メートルを洪水調節し、このうち大滝ダムは毎秒2700立方メートルを一時的に貯めることができる。大滝ダムは、こうした洪水防御のほか、水道用水や工業用水の提供、水力発電なども目的としている。
(一部引用)



☆★こちらもどうぞご覧下さい★☆

 ・「八ツ場あしたの会」ニュース
 ・「八ツ場ダムをストップさせる千葉の会」
 ・利根川流域市民委員会
 ・まさのあつこさんの政策エッセイ
 ・どうする、利根川? どうなる、利根川? どうする、私たち? Ⅱ
 



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洪水を防ぐダム建設をめぐっては、平成15年の試験貯水の影響で付近の地区に亀裂が発生し、住民が移転を強いられた経緯もある。約半世紀にわたるダム計画は曲折を経て、ようやく4月に本格稼働する。



紀伊半島南部の紀ノ川流域は、台風などで過去に何度も洪水被害に見舞われていた。

奈良、和歌山両県で昭和34年、130人が死亡、住宅9千棟以上が床上浸水するなど被害をもたらした伊勢湾台風を機に37年、大滝ダムが計画され、40年に着工された。

反対運動なども受けたが、ダム本体は平成14年に完成した。翌年、安全性を検証する試験貯水が行われた際、ダム上流の川上村白屋地区の家屋や壁、地面などで亀裂が発生。地区の37世帯が移転を余儀なくされ、試験貯水は中断された。

元住民らは19年、国に慰謝料を求めて提訴。23年7月、国に1200万円の賠償を命じた大阪高裁判決が確定した。

一方、整備局は周辺の地滑り対策工事を実施し、23年11月に完了。試験貯水を再開し、昨年6月に終了した。総貯水容量は8400万立方メートル。総事業費は当初の230億円から、15倍となる約3640億円に膨らんだ。

紀ノ川下流の和歌山県岩出市では、「150年に1度」の大雨に見舞われた場合、毎秒1万6千立方メートルの水が流れると想定している。

上流の複数のダムで毎秒4千立方メートルを洪水調節し、このうち大滝ダムは毎秒2700立方メートルを一時的に貯めることができる。大滝ダムは、こうした洪水防御のほか、水道用水や工業用水の提供、水力発電なども目的としている。
(一部引用)



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【2013/03/23 02:07】 | 各地のダム情報
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