「ダム建設の時代は終わった」by米国内務省開拓局長官ウィリアム・ピアーズ
                 嶋津 暉之

朝日新聞の天声人語が八ッ場ダム問題を取り上げています。
八ッ場ダム問題の現状をよく知っている記者が書いているようです。
遺跡保存の運動は今のところ、大きな広がりはないけれども、まだまだこれからです。
私たちは八ッ場ダムの中止を求めて頑張り続けます。


◆(天声人語)水底に消えるダム論議
(朝日新聞 2013年3月14日) 
http://digital.asahi.com/articles/TKY201303130779.html?ref=comkiji_txt_end_s_kjid_TKY201303130779

春の光に誘われて、寅さんで知られる東京の柴又を訪ねた。帝釈天の墓地にある石碑に「天明三」の字が浮かぶ。
230年前に、浅間山大噴火の犠牲者を弔ったものだ。泥にのまれ、利根川や江戸川に流された遺体はこの辺りまで運ばれた

▼泥流に埋まった村が、群馬県で発掘された。悲劇の跡をとどめる家屋、酒蔵、磁器や煙管(きせる)が見つかっている。専門家は「貧しい山村という先入観が覆された」と評価するが、この遺跡も八ツ場(やんば)ダム建設で水没する
▼民主党政権の下、八ツ場は公共事業のあり方を問い直す現場となった。だが、華々しい「中止宣言」は工事続行を求める声にかき消され、ぶれる民主党のシンボルと化す。難読の地名を全国区にした騒ぎは、ずいぶん昔に思える

▼住民が甘んじて水没に従うほどの過疎や、60年前の計画をだらだら進めることの是非は深く論じられなかった。ダム本体は未着工でも、6千億円に近い費用の大半は周辺工事や補償に消えた。止めるには大きすぎる、ということか

▼水の確保も、大雨への備えもこれさえあれば安泰。そんな「ダム神話」が息を吹き返したかにみえる。古い付き合いの有識者を頼みに、国交省は公聴会などでガス抜きと宣伝に余念がない。原子力に負けず、こちらのムラもしぶとい

▼「ダムから日本のポンペイを守れ」。先日、学者や文化人が遺跡の保存を訴えたが、大きな広がりはない。血税の使い道を考え直すチャンスが、天災の歴史もろとも水底に沈もうとしている。



☆★こちらもどうぞご覧下さい★☆

 ・「八ツ場あしたの会」ニュース
 ・「八ツ場ダムをストップさせる千葉の会」
 ・利根川流域市民委員会
 ・まさのあつこさんの政策エッセイ
 ・どうする、利根川? どうなる、利根川? どうする、私たち? Ⅱ
 


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▼民主党政権の下、八ツ場は公共事業のあり方を問い直す現場となった。だが、華々しい「中止宣言」は工事続行を求める声にかき消され、ぶれる民主党のシンボルと化す。難読の地名を全国区にした騒ぎは、ずいぶん昔に思える

▼住民が甘んじて水没に従うほどの過疎や、60年前の計画をだらだら進めることの是非は深く論じられなかった。ダム本体は未着工でも、6千億円に近い費用の大半は周辺工事や補償に消えた。止めるには大きすぎる、ということか

▼水の確保も、大雨への備えもこれさえあれば安泰。そんな「ダム神話」が息を吹き返したかにみえる。古い付き合いの有識者を頼みに、国交省は公聴会などでガス抜きと宣伝に余念がない。原子力に負けず、こちらのムラもしぶとい

▼「ダムから日本のポンペイを守れ」。先日、学者や文化人が遺跡の保存を訴えたが、大きな広がりはない。血税の使い道を考え直すチャンスが、天災の歴史もろとも水底に沈もうとしている。



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【2013/03/16 00:59】 | 新聞記事から
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