「ダム建設の時代は終わった」by米国内務省開拓局長官ウィリアム・ピアーズ
            嶋津 暉之

ダムがもたらす弊害の一つとして洪水後、川の濁りが長期化するという問題があります。
熊野川では2011年9月の紀伊半島大水害から6年たつ今も水の濁りが収まりません。

◆和歌山)濁水続く熊野川 対策へ国交省局長が現地視察
(朝日新聞和歌山版2017年8月24日)
http://digital.asahi.com/articles/ASK8R3D02K8RPXLB004.html

 川の参詣(さんけい)道として世界遺産の一部をなす熊野川で、2011年9月の紀伊半島大水害から6年たつ今も水の濁りが収まらない。上流の山腹崩壊で土砂が川へ流れ、ダムにたまってじわじわと流れ続けている。観光や水産への影響を懸念する地元自治体は23日、視察に訪れた国土交通省の局長に抜本対策を要望した。

 国交省や自治体でつくる協議会にダム管理者の電源開発が提出した資料によると、熊野川の宮井地点(新宮市熊野川町)で濁りがひどかった日数は04年で120日。それがダム設備の改善などによって05年31日▽06年34日▽07年15日▽08年11日▽09年40日▽10年39日と推移してきた。

 ところが大水害があった11年は54日になり、12年は188日に急増。13年184日▽14年165日▽15年225日▽16年207日と悪化、長期化している。

 同省水管理・国土保全局の山田邦博局長がまず訪れたのは、電源開発・二津野ダム(奈良県十津川村)。発電に回す水はここから8キロの導水管路を通り、発電後にまた熊野川に戻るが、この間は自然の浄化作用が働かず、濁ったダムの水そのままが下流で合流する事態になっている。

 「水害後、ダムに流れ込む水がひどくなった。沈殿池工事など対策を進めているが、まだ途中経過」と説明する電源開発に対し、山田局長は「工期を前倒ししてもう一歩進んだ対策を」と依頼した。視察に立ち会った市議からは、ダムにたまった汚泥の撤去を強く求める声が上がった。

 下流の道の駅「瀞峡街道熊野川」では、新宮市の田岡実千年市長や三重県紀宝町の西田健町長らが、水害後に河道に堆積(たいせき)したままの土砂を国主導で早期に撤去するよう要望。川舟下りの語り部をしている西浦康代さん(57)が「自然の魅力を観光客、特に子どもに伝えるのに、やはり川に透明感がほしい」と伝えると、山田局長は集まった住民らに「濁水対策を強力に進めていく」と話した。(東孝司)

【2017/08/25 00:45】 | 各地のダム情報
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           嶋津 暉之

石木ダム問題について昨日の記事です。
24時間体制の地権者の闘いは続きます。

◆県が石木ダム工事再開 地権者は抗議の座り込み [長崎県]
(西日本新聞2017年08月23日 06時00分)
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/nagasaki/article/352765

県と佐世保市が川棚町に計画している石木ダム建設事業で、県は22日、中断していた付け替え道路工事を再開した。

 ダム建設反対の地権者によると、同日午後0時半ごろ、工事現場入り口で入場を阻止している地権者の人数が日頃より少ない中、県職員と業者が入場した。
直後に地権者が現場の重機の前で座って抗議。いったん引き揚げると工事に取りかかったが、午後3時半ごろに地権者が再び姿を現すと、作業を終了した。
 地権者は24時間体制で入り口に立つなどして県側の入場を遮っているが、当時は昼食時で人数が少なかった。

地権者の1人は「手薄になったところを狙われた。強引すぎる。ひどい」と憤った。
県石木ダム建設事務所の有吉正敏所長は「危険がないように工事を続けたい」と話した。
県は18日から工事を再開する予定だったが、地権者に阻止され、実現できずにいた。
=2017/08/23付 西日本新聞朝刊=

【2017/08/25 00:10】 | 石木ダム
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     嶋津 暉之

石木ダム付け替え道路工事について、8月22日のニュースのタイトルは一時“工事再開”となっていますが、県の職員が現場に入っただけで、工事の再開といえるものではありません。

8.23長崎新聞
IMG_2017082314550626b.jpg

◆石木ダム建設 一時“工事再開”
(NHK 2017年08月22日 18時02分)
http://www3.nhk.or.jp/lnews/nagasaki/5033247291.html

長崎県と佐世保市が川棚町に建設を計画している石木ダムの工事現場で22日、県は、地権者らの反対を押し切る形で3週間半ぶりに工事を一時、再開しました。

川棚町の石木ダムの工事現場では先月28日に、県が重機を搬入したのに対し、建設に反対する地権者らが強く抗議したことから、県は工事を中断し、安全対策などの話し合いを行いました。

話し合いは平行線で終わったものの、県は今月18日から工事を再開しようとし、再び地権者らに阻まれ、再開できない状態が続いていました。

県によりますと、22日も再開に向けて現場を訪れ、午後0時半ごろに現場の中に入りましたが、地権者らが重機の前に座り込むなどしたため草刈りなどの作業を行ったということです。

そして、午後4時ごろに地権者らがいなくなったため、県は重機を動かして土を掘るなどの作業を行い3週間半ぶりに工事を再開しました。

しかし、地権者らが再び抗議を行って、重機での作業は、およそ30分間で終了したということです。

県石木ダム建設事務所の有吉正敏所長は「安全に配慮して重機での作業は自粛した。引き続き、工事を進めていきたい」と話していました。

地権者の1人の岩下和雄さんは「県の職員が現場に入ったが、工事の再開にはあたらない」と話していました。

【2017/08/23 14:59】 | 石木ダム
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           嶋津 暉之

石木ダム付け替え道路工事の再開を21日も地権者が阻止しました。

◇付替え道路工事再開241日目 - 西風に吹かれて
http://blog.goo.ne.jp/bhdsy27/e/62b04c6a8007cae95ec7b491d82be06e

◆石木ダム工事再開を地権者が阻止
(テレビ長崎2017年8月21日 18:34)
http://www.ktn.co.jp/news/20170821144793/

東彼杵郡川棚町の石木ダムの関連工事は、ダムの建設に反対する地権者たちが立ちふさがり、県は、21日も、工事の再開に踏み切ることはできませんでした。

石木ダムの建設に反対する地権者と支援者が待ち受ける中、午前9時前に、県や工事の関係者17人が現場に姿を見せました。
石木ダム建設事務所 有吉正敏所長「現場事務所に入ります。立ちふさがないでください」

石木ダムの付け替え道路の工事をめぐっては、今月18日に、県がおよそ3週間ぶりに工事の再開を試みましたが、地権者側の反発にあい、工事に入ることはできませんでした。21日午前も、県の職員が、出入り口から中に入ろうとしましたが、地権者がネットなどで行く手を阻み、工事の着手にはいたっていません。

石木ダム建設事務所 有吉正敏所長「必要であれば、人数を増やしていろいろ検討して対応したい。工事は基本的に進める方向で考えている」

地権者 岩下和雄さん「私たちは、今までどおり抗議行動を続けていくことに変わりはない」
県は、22日も、建設工事の再開をめざすことにしています。

【2017/08/22 22:42】 | 石木ダム
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     嶋津 暉之

田んぼダムが栃木県小山市でも始まりました。

◆「田んぼダム」に貯水し水害軽減 思川西部で今秋から整備 小山市
(下野新聞2017年8月22日)
http://www.shimotsuke.co.jp/category/journal/municipal/news/20170822/2789325

【小山】2015年9月の関東・東北豪雨を受け、水害対策として市思川西部土地改良区(松本益一(まつもとよしかず)理事長)は今秋から「田んぼダム」の整備に乗り出す。

田んぼが持つ貯水機能を利用して排水口に水量調節用の木製板などを設置し、洪水や水田被害の軽減を図る。同改良区によると県内初の試みで、水田所有者の協力を得ながら5年後までに市内約3千カ所、計約1200ヘクタールの田んぼに整備する方針。

 15年の豪雨では市西部にある同改良区内で河川や水路が氾濫した一方、与良川排水機場付近の生井地区などでは約100ヘクタールの水田で最大浸水約1メートル、耐水期間1週間の被害に遭った。

 田んぼダムは新潟県見附市や新潟市を先進地に全国に広がりつつある。田んぼの排水口にポリエチレン製の升状の装置を設置し、そこに直径約4センチの穴が空いた木製板を挟むことで雨水を一時的に水田にためて、少しずつ排水する。メンテナンスや設置も簡易なことから採用を決めた。

 元宇都宮大農学部教授の後藤章(ごとうあきら)さんの協力を得て、上国府塚(かみこうつか)など市内8地区に実験田を設けてシミュレーションを行い、同改良区内の下生井地区で効果が大きいことが分かったという。

【2017/08/22 22:27】 | 新聞記事から
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         嶋津 暉之

石木ダム付け替え道路工事の再開を地権者が阻止しました。

◆石木ダム 反対で工事再開できず
(NHK2017年8月18日 18時00分)
http://www3.nhk.or.jp/lnews/nagasaki/5033121032.html

長崎県と佐世保市が川棚町に建設を計画している石木ダムの工事現場で、県はおよそ3週間ぶりに工事を再開しようとしましたが、建設に反対する地権者らに阻まれ、再開できませんでした。

川棚町の石木ダムの工事現場では先月28日に、重機が搬入され、建設に反対する地権者らが抗議したことから、県は工事を中断するとともに、安全対策などについて話し合ってきました。

17日の話し合いの中で、県側は工事を再開すると明らかにし、18日午前8時半すぎに県の担当者と工事の作業員15人ほどが現場に訪れました。

一方、地権者や支援者らおよそ40人も集まり、工事現場の搬入口や隣接するプレハブ小屋の入り口に立って中に入れないようにし、「無駄なダムはいらない」などと抗議していました。

およそ1時間ほど押し問答が続いたあと、県の担当者は18日午前中の工事を中止すると決定しました。

午後も県の担当者が現場を訪れましたが中に入ることはできず、結局18日は工事は再開できませんでした。

県では引き続き、工事再開に向けて努力したとしています。
県石木ダム建設事務所の有吉正敏所長は「妨害が続いていて非常に危険な状況なので中止とした」と話していました。

地権者の1人は「県にはこれだけの地権者が反対していることの意味を考えて欲しい」と話していました。


◆石木ダム工事再開を試みるもにらみあい
(テレビ長崎2017年8月18日 18:22)
http://www.ktn.co.jp/news/20170818144625/

東彼・川棚町に建設が予定されている石木ダムをめぐり、県は、午前と午後の2度にわたり、中断していた工事の再開を20日ぶりに試みましたが、建設に反対する地権者が反発し、にらみ合いが続きました。

午前9時前、石木ダムの関連工事を再開しようとする県職員に、建設に反対する地権者などが抗議の声をあげます。石木ダムをめぐっては、県が、工事を進めようと先月28日深夜、重機を運び込んだことに地権者が反発。

県は、工事を中断して知事との面会を求める地権者と話し合いましたが、決裂し、「面会と工事は別問題」として、18日からの工事再開を目指しました。

これに対し 地権者側は、工事を再開するなら面会はできないと、反発を強めています。午後1時すぎ、県の職員は、午後からも現場を訪れ、数ヵ所から中に入ろうと試みますが、再び地権者が立ちふさがりました。

「妨害物を撤去してください」

県職員は、およそ50分にわたって、出入り口を写真に撮るなど現場の様子を確認していて、工事を進めるため、手段を検討する方針です。

石木ダム建設事務所 有吉正敏所長「きょうは今日の状況を把握できたと言ったらおかしいですが、いったん現場を見て、状況を見て、また持ち帰り判断して、あす以降どうするのか」

地権者は「ここだけでも(出入り口が)3ヵ所あるでしょ。そして裏の山道から入ったり、どこから入ってくるか分からん。朝早くから行ってから、中に入っとったりする」

地権者の怒りはおさまっておらず、工事再開に理解を得るのは、難しい状況です。


◆石木ダム工事 再開できず
(長崎新聞2017年8月19日)
http://www.nagasaki-np.co.jp/news/kennaitopix/2017/08/19093959052205.shtml

工事現場の入り口でにらみあう反対派(左)と県職員=川棚町

県と佐世保市が東彼川棚町に計画する石木ダム建設事業で、県は18日、約3週間ぶりに付け替え道路工事の再開を試みたが、反対地権者の抗議を受け、再開できなかった。

県は現場で抗議を続ける反対派と話し合うため、7月末から道路工事を中断。その間、知事との面会を求める反対派と2度にわたって交渉したが、17日の協議で決裂。18日からの工事再開を通告していた。

午前8時40分ごろ、県職員と作業員計16人が現場へ入ろうとしたが、反対派約40人が阻止。反対派は前日の交渉決裂を受け「知事が私たちと向き合わなければ始まらない」などと訴え、県職員らはいったん引き揚げた。午後も反対派の抵抗に遭い、県側はこの日の再開を断念した。

県石木ダム建設事務所の有吉正敏所長は取材に「(双方に)けが人を出さないように工事を粛々と進めていく」と強調。今後について、安全確保のため、人の少ない夜間や休日に資機材を搬入する可能性を否定しなかった。


◆県、工事再開できず 石木ダム建設、地権者らが阻止 [長崎県]
(西日本新聞2017年8月19日)
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik17/2017-08-19/2017081904_01_1.html?_tptb=400

県と佐世保市が川棚町に計画している石木ダム建設事業で県は18日、中断していた付け替え道路工事を再開しようとしたが、ダム建設に反対する地権者らの抵抗を受け工事現場に入れなかった。

午前8時半すぎ、同ダム建設事務所の有吉正敏所長ら県職員と業者が工事現場に入ろうとすると、地権者と支援者ら約40人が入り口付近に立って阻止した。

県側が退去を求めたが、地権者らは「無駄なダムはいらない」と反発。約1時間の押し問答の末、県側は引き揚げ、午後に再び現場入りを試みたが、同様に阻まれ、この日の着手を断念した。

有吉所長は取材に対し「この日の状況を確認して(県に話を)持ち帰りたい」と説明。ある地権者は「われわれの生活を奪ってほしくない」と県の姿勢を批判した。

県は7月28日未明に重機を搬入した際、地権者側の抗議を受けたため工事を中断。17日にあった地権者らとの協議で、18日の工事再開を明らかにしていた。
=2017/08/19付 西日本新聞朝刊=


◆長崎・石木ダムいらぬ 工事強行の動きに住民ら抗議
(しんぶん赤旗2017年8月19日)
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik17/2017-08-19/2017081904_01_1.html?_tptb=400

真島氏が駆け付け激励

日本共産党の真島省三衆院議員は18日、長崎県と佐世保市が川棚町に建設を狙う石木ダムの関連工事が強行されようとしている同町川原(こうばる)地区へ駆け付け、反対地権者や支援者とともに抗議の声をあげました。

この日は、石木ダム建設事務所の有吉正敏所長ら県職員と業者が現れ、中断していた付け替え道路工事を再開しようとしました。

24時間態勢で監視している地権者らは「無駄なダム工事はやめて」「生活権を強制的に奪うな」と抗議し、静かな里山は騒然。有吉所長らはいったん引き揚げました。

石木ダムは治水・利水の両面で公共性や必要性がない事業として反対運動が広がっています。反対する地権者らは知事との話し合いを求め、県と協議を続けていましたが17日の協議の席で岩見洋一県土木部長は「18日から工事を再開させる」と主張し、協議が決裂していました。

佐世保市から来た女性(62)は「佐世保市民は水に困っていないし、ここを犠牲にしてまで水はいらない。佐世保市民に、もっと関心を持ってもらえるように行動したい」とのべました。

真島氏は「住民の命と暮らしを守るのが行政の仕事。それを力ずくで奪うなど許されない。昨年国会でも取り上げたが、今後も他党の議員とも連携し、石木ダム建設阻止に向けて全力を尽くしたい」と語りました。


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【2017/08/21 00:25】 | 石木ダム
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利根川流域市民委員会がパンフレット「利根川をウナギがすみやすい川にしよう」を作成しましたので、お知らせいたします。

利根川流域市民委員会はかつての利根川の豊かな自然をできるだけ取り戻すことを求めて活動を続けている市民団体です。2006年に発足しました。

霞ケ浦を含む利根川はかつては日本で最大のウナギ漁獲量がありましたが、現在は漁獲量が激減しています。ウナギ激減の原因を探り、ウナギ復活の方策を見出すため、同委員会は「利根川の未来を考えるカムバック・ウナギ・プロジェクト」を立ち上げました。

利根川は、上流部に数多くのダムが、上中流部に利根大堰等の取水堰が、下流部に河口堰等があって、これらがウナギをはじめさまざまな水生生物の生息に大きな影響を与えています。

ウナギが成育できる流域環境の回復、魚など生き物が上り下りしやすい利根川にすることを目指して下記のパンフレットを作成しました。


unagi1

unagi2

PDF版は ウナギパンフレット20170729 からダウンロードすることができます。

また、パンフレットを入手されたい方は利根川流域市民委員会の事務局までご連絡ください。
利根川流域市民委員会
事務局 〒187-0001 東京都小平市大沼町7-5-4 (深澤洋子)
TEL&FAX 042-341-7524


【2017/08/19 23:46】 | お知らせ
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       嶋津 暉之

石木ダム問題で知事と反対派の話し合いのための話し合いが決裂しました。

◆話し合い決裂! : 石木川まもり隊
http://ishikigawa.jp/blog/cat06/2935/


◆ダム反対派と知事の面談困難に
(NHK2017年 08月17日 16時03分)
http://www3.nhk.or.jp/lnews/nagasaki/5035766441.html

長崎県と佐世保市が川棚町に建設を計画している石木ダムをめぐり、建設に反対する地権者らが中村知事との面談を求めていましたが、双方の折り合いがつかないまま、話し合いが打ち切られました。

川棚町の石木ダムの工事現場では、先月28日未明に重機が搬入され、建設に反対する地権者らが抗議したことから、県は工事を中断するとともに、安全対策などを話し合うことにしました。

17日は、川棚町にある県の事務所に県の担当者10人と地権者らおよそ30人が集まり、2時間にわたって話し合いが行われました。

この中で、地権者らが要望していた中村知事との面談について、県側は面談する意向があるとしたうえで、面談は13世帯の地権者のみで、世帯ごとに1時間程度とするなどの条件を示し、今後日程を調整したいと伝えたということです。

しかし、中断していた工事を18日から再開すると伝えたことから地権者らが受け入れられないと反発し、折り合いがつかないまま、話し合いが打ち切られたということです。

地権者の1人岩下和雄さんは「現場で何が起こっているか知事に直接伝えたかったが、工事が再開されれば冷静な話し合いはできない」と話していました。

一方、県土木部の岩見洋一部長は「私たちから話し合いを拒んだわけではない。今後も工事を安全に進めていきたい」と話していました。


◆石木ダム・地権者と県の協議の場
(テレビ長崎2017年8月17日 18:38)
http://www.ktn.co.jp/news/20170817144563/

川棚町の石木ダム建設をめぐり、県は、一旦 工事を中断した上で、事業に反対している地権者と、2度目の話し合いを行いました。知事との面会を求める地権者側に対し、県側は、18日、工事を再開する意向を示し、話し合いは決裂しました。

石木ダムの建設に反対する地権者は、川棚町の県の事務所で、今月1日以来2度目の話し合いの場を持ちました。

石木ダムの建設をめぐっては、先月28日に、ダム建設の関連工事のために、県が、深夜に重機を現場に運び入れたことに地権者が抗議し、工事は一時中断しています。県と工事に反対する地権者側との話し合いは、非公開で2時間ほど行われ、地権者側が求めた知事との面会について、県側は、個別に会うことはできると提示したということです。

しかし「工事と面会は別問題」と、県が、18日に工事を再開する考えを示したことに、地権者側は「工事が進む中では知事と面会できない」と反発し、話し合いは決裂しました。

地権者 岩下和雄さん「今までは、これを機会に、知事に、私たちの気持ちを訴えて知事に判断を仰ぎたかった。それも、私たちの訴えもできなくなった」

県土木部 岩見洋一部長「安全に(工事を)続行させていただく立場なので、知事が会うかどうかの条件として、(工事中断を)掲げられるのは難しい問題」

県は、工事の継続は法的に問題はなく、今後の話し合いは、地権者側の意向を注視するとしていますが、地権者側は、工事に対する抗議を強める考えです。


◆石木ダム反対署名2548筆、知事へ提出 若者グループ /長崎
(毎日新聞長崎版2017年8月17日)
https://mainichi.jp/articles/20170817/ddl/k42/040/267000c

県と佐世保市が川棚町に計画する石木ダム事業に反対する若者グループ「N-DOVE(エヌダブ)」が、ダム建設の撤回を求める署名2548筆を中村法道知事宛てに提出した。メンバーの原口菜々子さん(25)は「合理性のないダム建設を今すぐ中止し、住民が平穏に暮らせるようにしてほしい」と話した。

署名は2016年11月~7月15日に、長崎市の街頭や水没予定地の川棚町川原地区での祭り、インターネット上で集めた。対応した吉田慎一・県土木部次長は「先日も九州北部豪雨が起こり被害が出たが、ああいう災害にダムは有効。自然を守るのも大切だが、行政は住民の命を守る責務がある」と話した。

N-DOVEは今後も石木ダムに関する動画配信などで反対運動を続けていくという。【浅野孝仁】


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【2017/08/19 00:09】 | 石木ダム
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           嶋津 暉之

思川開発事業と篠崎公園地区スーパー堤防事業を位置づけた「利根川水系利根川・江戸川河川整備計画(変更案)」が公表されました。
5月下旬から6月下旬まで河川整備計画(変更原案)についてパブリックコメントが行われましたが、今回の変更案は変更原案とほとどんど変わっていません。
変更原案に対して思川開発事業とスーパー堤防事業について多くの反対意見が出されました。
市民から出された意見、それに対する関東地方整備局の考え方(答えになっていない)、学識経験者の意見(ピント外れが多い)も掲載されていますので、ご覧ください。

◇「利根川水系利根川・江戸川河川整備計画(変更案)」の公表について

関東地方整備局河川部
http://www.ktr.mlit.go.jp/kisha/river_00000349.html

「利根川水系利根川・江戸川河川整備計画(変更案)
http://www.ktr.mlit.go.jp/ktr_content/content/000680412.pdf

利根川水系利根川・江戸川河川整備計画(変更原案)」について学識経験を有する者、関係する住民、関係都県等からいただいたご意見とこれらのご意見に対する関東地方整備局の考え方
http://www.ktr.mlit.go.jp/river/shihon/river_shihon00000331.html

「利根川水系利根川・江戸川河川整備計画(変更原案)」について学識経験を有する者からいただいたご意見
http://www.ktr.mlit.go.jp/ktr_content/content/000680324.pdf

「利根川水系利根川・江戸川河川整備計画(変更原案)」に対する郵送、ファクシミリ、電子メールによる意見募集(結果)
http://www.ktr.mlit.go.jp/river/shihon/river_shihon00000328.html

「利根川水系利根川・江戸川河川整備計画(変更原案)」について関係する住民からいただいたご意見
http://www.ktr.mlit.go.jp/ktr_content/content/000680323.pdf


【2017/08/04 21:49】 | 政策
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         嶋津 暉之

メコン川流域での中国主導の「水運開発」問題についての記事です。

◆ASEAN50年
メコン川流域 中国主導の「水運開発」 岩礁爆破に住民反発

(毎日新聞2017年8月4日 東京朝刊)
https://mainichi.jp/articles/20170804/ddm/007/030/076000c

 東南アジア最長のメコン川で、中国主導の水運開発計画が進められている。流域は、中国が提唱する現代版シルクロード経済圏構想「一帯一路」の「重要なプラットフォーム(現場)」(中国外務省)。だが、早瀬や岩礁を爆破して浅瀬をしゅんせつするやり方に、地元住民からは反対の声も上がっている。

 茶色く、渦を巻いて流れるメコン川。数百メートル先の対岸はラオスだ。ボートでさかのぼること約1時間半。地元非政府組織(NGO)代表のニワットさん(62)が、増水した川から岩がごつごつ突き出た場所を指さした。「爆破すれば二度と再生できない。生態系に大きなダメージとなる」

 ニワットさんによると、こうした場所は魚のえさ場や産卵地で、乾期には鳥の生殖地にもなる。メコン川流域では、今も新種生物が多数見つかり、メコンオオナマズなど絶滅危惧種も生息する。
 計画では、中国雲南省からラオス北部ルアンプラバンまで約890キロのうち、630キロで工事し、2025年までに500トン級の船が通れるようにする。中国、ミャンマー、タイ、ラオスの共同プロジェクトで、上流では以前一部作業が実施されたという。

 中国と関係を深めるタイ軍事政権は昨年、第1段階の計画を承認。4月にはチェンコン付近の岩礁などで約1カ月間、環境影響調査も実施された。ある当局者(43)は「調査を受け入れただけでまだ何も決まっていない」と言いつつ「環境保護は当然だが、経済発展のことも考えなくてはならない」と語る。

 かつては岸から投網でたくさんの魚が捕れたが、もうそういう光景は見られない。「上流の中国にはいくつもダムがある。我々は自然を守りたいだけなんだ」とニワットさん。子供の頃から舟を操るチャディンさん(64)も「大型船が通れば波で小舟はひとたまりもない」と心配する。

 チェンコンを訪ねた日、街では雲南省の視察団を乗せたバスが、警察車両に先導されていた。中国とタイの支援で建設された第4タイ・ラオス友好橋を渡り、ラオスのファイサーイへ出てみた。「福満多超市」「診所」「土地出租」--。漢字表記の看板があふれ、100店以上が集まる中国人による雑貨・機械類の市場もあった。チェンコンで飲食店を営む男性(53)がつぶやいた。「ここはメコン川の恵みで成り立っており、爆破には反対だ。でも、この中国の勢いには抗しきれないかもしれない」【チェンコン(タイ北部)で西脇真一】


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【2017/08/04 21:42】 | 新聞記事から
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