「ダム建設の時代は終わった」by米国内務省開拓局長官ウィリアム・ピアーズ
            嶋津 暉之

御嶽山噴火の火山灰などの噴出物による川の濁りが懸念されています。牧尾ダムに濁りが入ると、ダム放流水の濁りが長期化することが予想されますので、その対策が進められています。

◆王滝川・牧尾ダム上流のダム 堆積土砂の撤去工事開始
(信濃毎日新聞 2014年10月30日(木))
http://www.shinmai.co.jp/news/20141030/KT141029FTI090003000.php

独立行政法人水資源機構愛知用水総合管理所(愛知県東郷町)は29日、御嶽山噴火の火山灰などの噴出物で濁りが確認されている王滝川の牧尾ダム(長野県木曽郡木曽町・王滝村境)上流にある2号貯砂ダム(王滝村)で、堆積した土砂を撤去する工事を始めた。

牧尾ダムは岐阜、愛知両県に飲料水や農工業用水を供給する愛知用水の水がめで、水質保全を図る狙い。

貯砂ダムは、利水などのダムへの土砂の流入を減らす目的で設置されている。2号貯砂ダムは牧尾ダムの堰堤(えんてい)から7・6キロ上流にあり、水が灰色に濁っている。

同管理所は、堆積物の量を噴火前の土砂も含めて約5千立方メートルとみており、12月までに撤去を終える予定。その後も、濁りなどの状況を見ながら必要に応じて撤去するという。

29日は、重機が貯砂ダムに入り、土砂を取り除いた。移動した土砂は、水気を取った後、搬出する。

国土交通省中部地方整備局(名古屋市)によると、牧尾ダムへは、王滝川の上流にある支流、濁川(濁沢川)から火山灰などを含む水が流入しており、濁りや酸性化が確認されている。現在、水道用水などの取水に支障はないという。

愛知用水総合管理所の牧尾管理所(木曽郡木曽町)、小河輝一所長(58)は「牧尾ダムに濁水が入る前に土砂を撤去し、ダムやその下流の水質をできるだけ良いものにしていきたい」としている。



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【2014/10/31 02:21】 | 新聞記事から
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              嶋津 暉之

最上小国川ダム問題についてのその後の記事です。
何とかしたいものです。

◆「最上小国川ダムは妥当」県公共事業監視委評価 県、入札へ11月中旬公告
(山形新聞2014年 10月28日(火)14時42分配信)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20141028-00000590-yamagata-l06

公共事業の妥当性について協議する県公共事業評価監視委員会(委員長・大川健嗣東北文教大副学長)が27日、県庁で開かれ、県が最上町の赤倉温泉上流に建設する予定の最上小国川ダム事業について、「継続は妥当」と評価した。

決定を受け、県は入札に向けた本格的な準備に着手。11月中旬に公告する見通し。

県と小国川漁協(舟形町、高橋光明組合長)などが今月8日、本体工事着手に向けた協定と覚書を締結したことを踏まえ、審議した。出席委員からは「穴詰まりや濁りへの対応など、県の示した対策がきちんと効果を発揮するか検証していくことが重要」「最も大切なのは地元赤倉地区の安全と安心だ。着実に事業を進めるべきだ」といった意見が出た。

委員会が「継続妥当」と判断したことを受け、県は入札に向けた準備を開始。来月中旬の公告、年度内の契約締結を目指す。

委員会ではこのほか、吉野川(南陽市)流域の浸水被害軽減を図るための河川改修についても「事業を継続すべき」と決定。豪雨被害が2年続いたことを受け、吉野橋や花見橋など6橋を架け替えるとともに、事業区間を延伸するなどし、計画流量を増やす。

事業前の国道344号道路改築(酒田市)と県道白滝宮宿線道路改築(朝日町)については、計画案を妥当と判断した。

【2014/10/29 03:25】 | 八ツ場情報
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                   嶋津 暉之

27日、国交省関東地方整備局が鉄鋼スラグに関する調査の中間とりまとめを発表しました。
八ッ場ダム関連工事にも随分使われています。


〇「鉄鋼スラグに関する調査の中間とりまとめについて 
関東地方整備局
http://www.ktr.mlit.go.jp/kisha/kyoku_00000655.html

大同特殊鋼(株)渋川工場への聞き取りを実施するとともに、同社が鉄鋼スラグの出荷を平成3年度から開始したことが判明したことから、平成3年度以降に施工した群馬県内の直轄工事のうち、鉄鋼スラグの混入の可能性がある材料が、現時点で露出した状態となっている工事の施工箇所について、鉄鋼スラグと類似する材料の有無を判定するための調査を実施しましたのでお知らせします。

本文資料 http://www.ktr.mlit.go.jp/ktr_content/content/000112011.pdf

今後の対応

鉄鋼スラグを出荷した記録があることが判明した47工事の施工箇所および鉄鋼スラグと類似する材料の混入が認められた9工事の施工箇所(鉄鋼スラグと類似する材料の混入が認められた26工事の施工箇所のうち、鉄鋼スラグを出荷した記録があることが判明した47工事の
施工箇所と重複している17工事の施工箇所を差し引いたもの)を合わせた56工事の施工箇所については、群馬県環境森林部からの助言等を踏まえ、有害物質の含有量等について、分析試験等を実施することとしております。
その結果については、調査結果がまとまった後にお知らせします 。」



この中間報告は大同特殊鋼の鉄鋼スラグが使われた箇所をピックアップしたということであって、その分析結果と対策については先のことになっています。

今回発表された、八ッ場ダム関係の使用箇所図は上記の「本文資料」にあります。
 
6ページの図
surag1.jpg

10ページの図
surag2.jpg


八ッ場ダム関係工事でも各所で使われています。これも全部ではなく、もっと広範囲に使われているのではないでしょうか。

少なくとも判明した箇所については掘り起しを含む抜本的な対策工事を求めていくことが必要であると思います。

大同特殊鋼の聞き取りで鉄鋼スラグの出荷記録があるのが14箇所、鉄鋼スラグと類似材料の混入が認められたのが10箇所(うち、6箇所は前者と重複)ですが、この1箇所は文字通りの1カ所ではありません。たとえば、№44のH24上湯原地区代替地他整備工事は上湯原3カ所、打越1カ所、横壁1カ所を含んでいます。

今回、関東地方整備局が発表した箇所だけでもかなりの範囲に及んでいます。実際にはもっと広範囲に使われていると思います。

毎日と朝日の社会面の記事です。


◆鉄鋼スラグ:群馬県内、新たに30カ所…国交省把握せず
(毎日新聞 2014年10月27日 21時38分)
http://mainichi.jp/select/news/20141028k0000m040079000c.html
八ッ場(やんば)ダム(群馬県長野原町)の移転代替地などに有害物質を含む建設資材「鉄鋼スラグ」が使われていた問題で、国土交通省は27日、群馬県内で発注した92工事のうち26工事でスラグとみられる砕石を確認したとする中間調査結果を公表した。

スラグを排出した大手鉄鋼メーカー「大同特殊鋼」(名古屋市)に国交省が確認したところ、別に30工事でスラグの出荷記録があった。計56工事については今後、有害物質の含有量などを分析する。

国交省によると、26工事のうち八ッ場ダム関連は10工事で、仮設道路や農道、資材置き場などで使われ、このうち5工事は深さ50センチの土中からも見つかった。

残る16工事は前橋市や渋川市の国道17号バイパス関連で、道路の土台部に当たる「路床」などに使用。このうち9工事では深さ数メートルにわたり使われていた。26工事はいずれもスラグの使用許可を受けていなかった。

調査と並行して大同にスラグの出荷記録を提出させたところ、国交省が把握していない47工事でスラグの出荷記録があり、このうち17工事は今回の調査で判明した26工事に含まれていた。

重複分を除く30工事のうち八ッ場ダム関連は9工事、国道17号関連は21工事だった。【杉本修作】


◆八ッ場ダム建設:26カ所に鉄鋼スラグ 国交省が中間調査結果発表 /群馬
(毎日新聞群馬版 2014年10月28日) 
http://mainichi.jp/area/gunma/news/20141028ddlk10010187000c.html

長野原町の八ッ場ダムの移転代替地などに有害物質を含む「鉄鋼スラグ」が使用されていた問題で、27日に国土交通省が発表した中間調査結果では、県内26カ所の工事で鉄鋼スラグとみられる材料が確認された。

スラグを排出した大同特殊鋼渋川工場への聞き取り調査では、47カ所でスラグ出荷記録があることが判明。うち17カ所が材料が確認された場所と重複していた。

スラグとみられる材料が確認されたのは、八ッ場ダム建設予定地周辺と、前橋市や渋川市などの国道17号上武道路、前橋渋川バイパスの工事だった。国交省が発表した現場は表の通り。(カッコ内は契約年度)【角田直哉】

==============

〇鉄鋼スラグとみられる材料が確認された工事

◇八ッ場ダム建設予定地周辺

長野原(久々戸)地区防災ダム工事(98)

※下田残土置場整備工事(98)

※下田仮設道路工事(99)

八ッ場ダム管内維持工事(00)

※付替国道145号(中村地区)改良工事(08)

大沢地区代替地整備工事(09)

三島地区町道付替他工事(10)

※大沢地区代替地他整備工事(11)

※上湯原地区代替地他整備工事(12)

※温井沢流路工外工事(13)

◇上武道路前橋渋川バイパス周辺

富田改良その8工事(04)

※田口改良その4工事(08)

※藤沢川橋下部他工事(08)

※関根漆原舗装工事(08)

半田舗装その2工事(09)

※上細井地区改良その3工事(10)

※小神明地区他改良工事(10)

五代地区改良工事(10)

※鳥取地区舗装工事(10)

※上細井地区舗装工事(10)

※上細井地区改良舗装工事(11)

小神明上細井舗装工事(11)

※上武道路上細井改良工事(12)

※上武道路関根改良他函渠工事(13)

上武道路日輪寺改良工事(13)

※上武道路田口改良工事(13)

(※は大同特殊鋼が鉄鋼スラグを出荷した記録もある工事)



◆八ツ場関連現場、「鉄鋼スラグ」か 国交省、有害物質調査へ
(朝日新聞 2014年10月28日05時00分) 
http://digital.asahi.com/articles/DA3S11425170.html?iref=comkiji_txt_end_s_kjid_DA3S11425170

 国土交通省は27日、八ツ場ダム(群馬県長野原町)の関連工事など群馬県内の工事現場26カ所で、有害物質を含む可能性がある「鉄鋼スラグ」とみられる物質を確認した、と発表した。

今後、フッ素など有害物質の有無を調べる。天然砕石のみを使う契約だった工事にも該当例があるという。

 鉄鋼スラグは鉄の製造過程で出る、石灰を多く含む物質で、砂利のような形をしている。安全が確認されたものは路盤材や、盛り土に交ぜるなどして使われている。

大同特殊鋼(本社・名古屋市)の渋川工場(群馬県渋川市)が出荷し、群馬県内の工事で使われた鉄鋼スラグの一部から、基準値を超える六価クロムやフッ素が検出されたため、調査を進めてきた。

 国交省は、この26カ所と出荷記録が残る別の30カ所の計56カ所について、有害物質含有の有無を調べる。


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【2014/10/29 03:15】 | 八ツ場情報
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                 嶋津 暉之

八ッ場あしたの会(事務局長 渡辺洋子さん)が27日、関東地方整備局に対して、「熱水変質帯による八ッ場ダムの付替国道の変形に関する公開質問書」を提出しました。

◇熱水変質帯による八ッ場ダムの付替国道の変形に関する公開質問書
八ッ場(やんば)あしたの会 - http://is.gd/6yAYC3

熱水変質帯とは酸性の高温地下水によって熱水変質を受けて一部が粘土化した脆弱な地層で、八ッ場ダム予定地の川原畑地区には広く分布しています。

川原畑地区の付替国道は山を切り開いて造られました。しかし、その山には熱水変質帯が広く分布していたため、開削により、熱水変質帯が地上に露出して空気に触れて酸化し、一層脆弱化してきました。

この質問書で指摘した茂四郎トンネル西側での付替国道の変形、および三平における付替国道の脇の水路の異常水質はそのことによるものであり、川原畑地区ではほかの場所でも熱水変質帯に起因する問題が生じることが十分に予想されます。

今回、この問題を問い質すため、公開質問書を提出しました。

公開質問書は現地の写真による説明も付けて書かれていますので、是非、お読みください。

この公開質問書の提出を上毛新聞が報じています。


◆付け替え国道145号 変形で公開質問書
― 八ッ場あしたの会―
(2014年10月28日 上毛新聞)

八ッ場ダム(長野原町)建設に反対している市民団体「八ッ場あしたの会」は27日、ダム建設に伴い付け替えられた国道145号八ッ場バイパスの一部に変形が見つかったとして、これに関する公開質問書を国土交通省関東地方整備局に送付した、と発表した。

会によると、会に所属する地質学者らが今月初めに調査すると、バイパスの一部で、縁石と路肩の間に数センチの亀裂が見つかったという。会は「周辺は脆弱な地層の『熱水変質帯』が分布しており、それが地滑りを起こし始めたことが原因とみられる」としている。

公開質問書では、変形の事実を把握しているかなど7項目を尋ね、11月7日までの回答を求めている。



【2014/10/29 02:35】 | 新聞記事から
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                嶋津 暉之

ひと月半前にも各紙で取り上げられた耶馬渓ダムの無駄金問題についての記事をです。
大分県は一滴も使っていないので、大分県が負担した耶馬渓ダムの建設費分担金+維持管理費の無駄金は約76億6千万円にもなります。
中津市も約23億円払って、水道に一滴も使っていません。
しかし、こんなに大きな無駄金を支出し続けても、その責任が問われることはありません。


◆耶馬渓ダムの工業用水を県、一度も使わず
(朝日新聞大分版 2014年10月27日)
http://digital.asahi.com/articles/CMTW1410274500002.html?iref=comkiji_txt_end_s_kjid_CMTW1410274500002

県、一度も使わず維持管理費など76億円支出 耶馬渓ダムの工業用水 /大分県

 耶馬渓ダム(中津市)=キーワード=の使用権をもつ県が、1度も工業用水を使わないまま、維持管理費を国に払い続けている。工業用水を使う企業が立地を断念したためと県は説明。これまで払った額は、使用権の取得費を含め約76億6千万円にのぼる。中津市も未使用の水道水に20億円以上を払っている。

 県河川課によると、国が耶馬渓ダムの建設を計画した当時、豊後高田市と旧真玉町に、大規模な石油精製会社とステンレス製造会社が進出する予定があった。このため、県は、両市町と中津市、宇佐市の企業に日量計6万5千トンの工業用水を給水する権利を、57億1千万円で取得した。

 2社は、1979年のダムの本体着工直前に、オイルショックの影響から進出を断念。だが、91年にダイハツ工業が中津市に進出を表明し、新たに4万3600トンの給水が見込まれた。

 ダイハツは、進出に当たって地下水を調べたところ、ダムの給水を受けずに必要な水量をまかなえると判断。ダイハツは2004年の創業以来、ダムから給水を受けていない。

 使用権に伴って負担が生じる維持管理費について、県はダムが完成した85年度から毎年、年3300万~9800万円を支出。昨年度までの総額は、計19億4600万円にのぼる。

 県は今後も維持管理費を払う方針だ。給水の見込みがない中、支払い続ける理由について、県は「地下水不足や、新たな企業立地の可能性を見越している。東九州自動車道の開通は間近で、工業用水があることを売りに誘致活動を進められる」と説明する。

 ■中津市も20億円
 中津市も96年度に、県に19億8千万円を支払って日量1万トン分の水道水の使用権を得ながら、一度も使っていない。

市水道庶務課によると、企業立地に伴う人口増や上水道エリアの拡大を見越し、使用権を取得。給水人口は増加傾向だが、当初の予想ほど増えておらず、既存施設からの給水でまかなえているという。国への維持管理費は、資料が残る昨年度までの10年間で計3億円を負担している。

 市水道庶務課は「使用権を保持し続けるかや使い方について、今後検討していきたい」としている。(河合達郎)

 ◆キーワード

 <耶馬渓ダム> 山国川の水量を調整する治水目的と、水道水や工業用水として供給する利水目的から、1974年に国が計画。79年に本体着工し、85年に完成した。総事業費448億4千万円。このうち県は、工業用水の使用権57億1千万円を含む利水分と治水分を合わせ、85億8700万円を払った。現在、県は工業用水として日量5万9千トンの使用権をもつ。北九州市と福岡県の京築地区、中津市は水道水の使用権をもつ。



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【2014/10/29 00:07】 | 新聞記事から
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◆長良川河口堰「開門、提案続ける」 愛知・大村知事
(朝日新聞中部版2014年10月27日)
http://digital.asahi.com/articles/ASGBV577BGBVOIPE00Q.html?iref=comkiji_txt_end_s_kjid_ASGBV577BGBVOIPE00Q

愛知県の大村秀章知事は26日、名古屋市内であった講演会で、2011年の知事選で公約した長良川河口堰(かこうぜき)(三重県桑名市)の開門調査について触れ、「難しいことは分かっているが、引き続き提案し、取り組みたい」と述べた。

学識者らによる県の専門委員会は、環境回復のため、11年に「5年以上の開門調査」を提言したが、「塩害の恐れ」をいう国土交通省などの反対で実現のめどは立っていない。
大村知事は当初、慎重だった設楽ダム(同県設楽町)建設には同意したものの、11年に河村たかし名古屋市長との共同公約に掲げた河口堰開門にはこだわる考えだ。

講演では「いったんできた河口堰を開放し、調査することは外国でもなかなか例がない」としながら、「継続努力が大切だ」とした。また世界農業遺産の候補に「清流長良川の鮎(あゆ)」(岐阜県)が挙がっていることにも触れ、「豊かな環境があってのことと、ぜひ申し上げたい」とし、開門調査に向け、岐阜県と連携したい考えを強調した。

講演会は愛知県の主催。知事在任中にダム計画を止めた嘉田由紀子・前滋賀県知事らを招き、河川や海との付き合い方を主題に開き、約90人が傍聴した。(伊藤智章)



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【2014/10/27 12:42】 | 新聞記事から
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◆熊本・川辺川ダム:事業、芝居に 水没予定地の住民らを描く 嶽本さん脚本、池袋であすまで /東京

(毎日新聞都内版 2014年10月25日)http://mainichi.jp/area/tokyo/news/20141025ddlk13200016000c.html


住民の反対運動で、国が建設を断念した熊本県の川辺川ダム事業をモデルにした演劇が、豊島区南池袋2の池袋シアターグリーンで上演されている。

「暮らしや自然を守るために住民が議論を重ね、積み上げた声が国を動かした。芝居を通じて、こうした事実に光を当てたい」と、脚本を手がけた劇作家の嶽本(だけもと)あゆ美さん(47)は語る。26日まで。

タイトルは「ダム」。川辺川ダムの建設に異議を唱えて立ち退きを拒み、自給自足の暮らしを送る地権者の姿を写真雑誌で見たのがきっかけとなり、嶽本さんが39歳のときに書いた作品だ。
「頭のなかでドラマのシーンがふわーっと浮かんできた」。ダムの建設計画で水没予定地となった民宿を舞台に住民の葛藤や愛憎、「川を守ろう」と闘う人々の姿を描き、2007年の日本劇作家協会新人戯曲賞を受賞した。2年後の09年、当時の民主党政権が川辺川ダムの建設中止を決めている。

戯曲はすぐに舞台化されなかったが、劇団「燐光群」を主宰し、同劇作家協会の会長を務める坂手洋二さんらが後押しし、今回の上演に結びついた。女優の西山水木さんや燐光群の役者、鴨川てんしさんらが出演する。

川辺川ダムは「建設は中止されたが計画は残っている状態。地元の人々の苦悩は今も続いていることを、皆さんと考えたい」と嶽本さんは話している。

前売り4300円、当日4800円。学生料金などあり。時間など詳細は事務局(03・3812・9109)へ。31日と11月1日は熊本市で、リーディング(朗読劇)公演を実施し、地元の劇団の役者らも参加する。【明珍美紀】



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【2014/10/27 12:37】 | 新聞記事から
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              嶋津 暉之

完成後に八ッ場ダムが観光の目玉になるという記事です。
果たしてそうなるでしょうか。
ダムがない今はかけがえのない自然を楽しむことができますが、ダムが完成すれば、その自然が失われてしまいます。

◆完成後 観光の目玉に 八ッ場ダム 間もなく本体工事
(東京新聞群馬版2014年10月27日)
http://www.tokyo-np.co.jp/article/gunma/20141027/CK2014102702000176.html

 長野原町の八ッ場(やんば)ダム本体工事が間もなく始まる。半世紀以上ダムに翻弄(ほんろう)され、一時は中止宣言に揺れた水没予定地では、住民がダムの完成後を見据えて観光客を呼び込もうと奔走している。

 十月初め、緑深い山あいを訪ねるとコンクリート製の巨大な橋が現れた。民主党政権下で二〇〇九年、当時の前原誠司国土交通相が事業中止を宣言した際、建設中の橋脚が「十字架」のように見えると話題になった不動大橋だ。多くの観光客が眼下の眺望にシャッターを切っていた。

 総事業費は約四千六百億円。国は今年八月、清水建設など三社でつくる共同企業体(JV)と本体工事建設の契約を約三百四十二億円で締結した。十月中にも着工し、一九年度に完成する見通しだ。

 不動大橋のたもとにある「道の駅八ッ場ふるさと館」は、地元の野菜を買う人であふれていた。名物は、ダム本体を忠実に再現した特注の皿で食べるダムカレーだ。

 道の駅の運営を担う篠原茂さん(63)ら住民九人が計画。一三年四月のオープン以来、当初の予想より20%ほど高い売り上げを維持している。

 今年四月開業の宿泊滞在型農園「クラインガルテンやんば」も住民が提案した。宿泊棟付きの農園が一年契約で最長五年まで借りられ、農作業を楽しめる。経営する町によると、全十棟に首都圏などから申し込みがあり、数十人が空きを待つ。

 どちらの施設もダムの恩恵を受ける下流の一都五県が設立した基金を使った。篠原さんは「今でも住民の間には賛成、反対と意見はあるが、ダム建設は止まらない。逆境を逆手に取って地域をよくしたい」と前向きだ。
 水没する川原湯温泉では七月、共同浴場「王湯」を高台に移転した。源泉からポンプで湯を引き上げる。JR吾妻線は十月一日、線路の付け替え工事を終えて新駅の営業を開始。生活道路となる橋三本も開通した。

 八ッ場ダムは国が一九五二年、利根川の治水のために計画。住民は当初反対したが、長引く闘争に疲弊し転出者が増加。やむなくダム湖中心の観光地を目指して集落全体を高台に移転する生活再建案を受け入れ、九四年に関連工事が始まった。

 しかし、度重なる計画変更と民主党政権の中止宣言で完成時期がずれ込み、人口流出は加速した。今年三月末現在、代替地に移ったのは、移転対象の四百七十世帯のうち八十四世帯のみ。多くは他の地域に引っ越した。

 長野原町の萩原睦男町長は「ダム湖を観光資源に人を呼び込みたい」と語った。


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【2014/10/27 12:34】 | 新聞記事から
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                    嶋津 暉之

北海道開発局の平取ダムの本体工事入札公告が去る10月6日に告示されました。11月2日締切りでひどく短く、談合でもあるのではないかと噂されています。
この水没予定地には、縄文時代、擦文(さつもん)時代の豊糠(とよぬか)8遺跡があって、発掘作業が行われています。

擦文時代(さつもんじだい)とは、ウィキベディアによれば、「7世紀ごろから13世紀(飛鳥時代から鎌倉時代後半)にかけて北海道を中心とする地域で栄えた文化で、本州の土師器の影響を受けた擦文式土器を特徴とする。」とのことです。
擦文時代 - Wikipedia - http://is.gd/whkNPe 

アイヌ文化が13世紀(鎌倉時代後半)ころから始まる前史になります。
このようなきわめて貴重な歴史遺産が平取ダムによって失われるのは本当に残念です。

◆平取ダム水没予定の豊糠8遺跡 黒曜石の産地解明が鍵 来月、発掘終了
(北海道新聞2014/10/26 17:13)
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/chiiki/570774.html

 【平取】平取ダム(芽生)の工事現場周辺で町教委が進めている遺跡の発掘作業が、10月末で終了する。このうち、豊糠8遺跡(町豊糠)からは縄文時代後期(約3千年前)の黒曜石の破片や煮炊き用の土器、擦文時代(約千年前)の土器と鉄製品など計約5万4千点が出土。黒曜石や鉄製品は他の地域から持ち込まれたと推測されており、町教委は来年度、出土品を詳しく分析して産地の解明に努める。

 発掘は平取ダム建設に関連する事業。豊糠8遺跡は、額平川に架かる豊糠橋の下流300メートルの右岸沿いにあり、発掘調査が行われた遺跡の中で唯一、ダムに水没する予定だ。昨年9~10月に約千平方メートル、今年は5月から約3千平方メートルを発掘した。

 ■全出土品の9割

 出土した黒曜石は、石器への加工途中とみられる破片がほとんどで、出土品全体の9割を占めた。土器は上部に小さなこぶ状の飾りが施されるなどの特徴がある「堂林式土器」が見つかっている。

 同遺跡より600メートル上流にある豊糠10遺跡では、2012年の発掘調査で堂林式土器を含む約6千点の遺物が出土した。出土品の多数を占めた剥片(はくへん)石器は、黒曜石がほとんど。このうち121点を専門機関で成分分析したところ、97点が後志管内赤井川村の原産と、判明している。入手経路はまだ解明されていないが、当時からなんらかの交流があったとみられている。
 両遺跡の発掘にあたった沙流川歴史館の森岡健治学芸員によると、同時代の堂林式土器と黒曜石は厚真町内の遺跡でも発掘されているという。森岡学芸員は「黒曜石を通して、当時の人の動きや文化を結ぶルートが明らかになれば、と思っている。今後の分析で豊糠8遺跡から出土した黒曜石の産地も特定していきたい」としている。

 擦文時代の小刀「刀子(とうす)」のような鉄製品も約10点見つかった。ナイフ状などの原形をとどめているものが4点あり、今後、エックス線撮影で本来の形を確認し、さびを落として鉄の成分分析などを行う予定。1994年に発掘された町二風谷のカンカン2遺跡から出土した鉄製品は、成分分析の結果から、東北地方が原産だと確認されている。森岡学芸員は「道内に限らず、北からも南からも文化の交流があったことは明らか」と話している。

 ■集落の形跡なく

 豊糠8遺跡からは墓や住居跡、火をおこして使ったような集落の形跡が一切見つかっていないのも特徴の一つ。森岡学芸員は「集落があったとしても、土地の性格上、すでに崩落してしまった可能性もある」とする。川が氾濫すると水没の危険がある場所のため、居住には適さず、近くの高台の安定した土地に集落があったのではないかとの見方だ。

 豊糠8遺跡については、町教委が来年度、出土品についての調査・分析を終え、報告書をまとめる予定。併せて保存作業も行い、将来的には展示・公開していく考えだ。(田鍋里奈)


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【2014/10/27 12:28】 | 各地のダム情報
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                嶋津 暉之

大分市水道水は芹川ダムでの植物プランクトンの異常増殖で異臭が続いています。
この問題について大分合同新聞と朝日新聞の記事です。

◆大分市の水道水トラプル2週閣 カビ臭対応続く
(大分合同新聞2014年10月24日夕刊)
http://www.oita-press.co.jp/1010000000/2014/10/24/130907606

大分市の水道水からカビのような臭いがするトラブルが起きて2週間余り。臭い物質を出す植物ブランクトンが、大分川上流にある芹川ダム(大分、竹田両市)付近で発生したことが原因とみられている。大分川から取水する二つの浄水場の配水先は、大分市全世帯の3分の2に当たる約14万世帯に上る。市水道局は「健康への影響はない」とした上で、ダムを管理する県と情報を共有しながら水質改善と原因調査を続ける方針。

今月9日、えのくま、古国府両浄水場から配水される地域住民から「水道水がカビ臭いが大丈夫か」などの問い合わせが市水道局に相次いだ。

古国府浄水場で調ぺたところ、普段は検出されないカビ臭の原因物質「2-メチルイソボルネオール」が含まれていた。

原因物質は植物プランクトン「フォルミジウム」が出す。市水道局が11日に芹川ダムの水を分析した結果、フォルミジウムが1ミリリットル当たり8万4 9 13個検出された。1週間後は1万7 2 6 5個にまで下がったが、プランクトンの発生理由は分かっていない。
ダムを管理する県企業局は市の要請を受けて、河川への1日当たりの放水量を通常の最大10トンから5トンに制限。両浄水場は物質を吸看する活性炭の量を通常の約10倍に増やし、水質の改善を図つている。

23日現在、原因物質の検出量は半分以下になっているが、取水口付近の河川ではまだ多いため対策を続ける。

市水道局は「国の水質基準は大幅に下回つているが、県と協力してプランクトンの発生原因を突き止める」。県企業局は「県河川課、学識経験者などを含めた会合を週1回ベースで開き、状況を改善したい」と話している。



◆大分)大分市の水道水、なお異臭 見通し立たず
(朝日新聞大分版2014年10月25日)
http://digital.asahi.com/articles/ASGBS543GGBSTPJB00D.html?iref=comkiji_txt_end_s_kjid_ASGBS543GGBSTPJB00D

大分市中部、西部の水道水から発生している異臭について、市水道局は24日、臭いの元となるプランクトンがなお川で発生し、原因解消の見通しは立っていないことを明らかにした。ただ、異臭は減少傾向にあり、飲んでも健康に影響はないと説明している。

市水道局によると、9日に複数の住民から「水道水がカビ臭い」と連絡があり、調査を開始。市中心部と稙田、大南地区など約12万世帯に水道水を供給している古国府取水口、えのくま取水口で、植物プランクトンを発生源とする臭気原因物質が基準値を超えて検出された。

二つの取水口がある大分川、その上流の芹川ダムでプランクトンが大量発生していることが原因。ダムの放水量を減らし、浄水場で活性炭処理を強化して対応している。大量発生の原因は不明だが、水温が下がればプランクトンは減ると水道局は説明している。

14日に128件寄せられた苦情が、23日は5件に減少しているため、異臭は抑制されていると判断した。水道局は「臭いが気になる時は手間をかけてしまうが、沸騰させて臭気を取って欲しい」と話している。


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【2014/10/27 01:21】 | 新聞記事から
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