「ダム建設の時代は終わった」by米国内務省開拓局長官ウィリアム・ピアーズ
4月26日、八ッ場ダムをストップさせる埼玉の会は、埼玉県知事に八ッ場ダムの抱える諸問題を整理して、これ以上税金を無駄遣いすることがないよう申し入れしました。
担当部局の職員の方が対応してくださり、その後、県庁記者クラブで記者会見を行いました。
記者会見

知事への手紙 ←クリックして下さい。

こちらは要約した短縮版です。

1.八ッ場ダムの完成時期が大幅に遅れること:

(1)当初予定の2000年から3回も延長され現状では2021年以降にずれ込む見通しです。埼玉県の参加条件である2010年完成からは10年以上遅れます。

(2)多くの専門家や学者が指摘している地滑りが発生すればさらに大幅に遅れます。

(3)人口は既にピークを過ぎ、ダム寿命の1/2である50年後の埼玉県人口は420~450万人と激減します。完全な水余り時代です。

2.工事費総額が巨額に上ること:

(1)当初計画2,110億円が4,600億円に激増することは周知の事実ですが、国交省の試算でも183億円、私たちの試算では数百億円の増額が不可避です。地滑りが発生すれば更に追加費用が必要です。

(2)埼玉県の負担は、ほぼ東京都並の808億円(利息を含めると1,212億円)の巨額に上り、今後の増額で更に負担が加わります。八ッ場ダム参加理由の農業用水転用水利権として既に698億円負担してきており、八ッ場ダム参加は二重負担になります。

(3)ダム本体の建設を中止すれば、今後の交渉によって百億円単位での節約/返金が可能です。

3.大規模な地滑りや岩盤崩落で人命を含む大災害の可能性が高いこと:

(1)溶岩や泥流によるダム周辺の脆弱な地層や移住代替地の盛土が、ダムの浸水で大規模な地滑りや崩落が発生する可能性は非常に高く、多くの専門家や学者が真剣に警告しています。

(2)人命喪失を含む大災害に遭遇したとしても、「責任」を問われない行政の下で「省益と云う私益」が優先される仕組みは抜本的な改革が必要です。

4.水没すれば永遠に失われる埋蔵文化財の豊富さは想像を超える。世界遺産に登録すべきこと:

(1)1万年も続いた縄文時代の遺跡が何層にも重なっており、全国的にも珍しい貴重な遺跡です。

(2)「天明の浅間山大噴火」の遺跡には当時の生活実態がそのまま残っており「東洋のポンペイ」と云われる貴重な遺跡です。このまま水の底に沈められれば永遠に失われてしまいます。

(3)世界遺産として登録できれば、コンクリの塊よりはるかに魅力的な観光資源として蘇ります。

5.国交省の犯罪

国交省は「省益と云う私益」確保のために、「公文書偽造」「裁判資料捏造」「独禁法違反」「事実上の河川法違反」など、なりふり構わず手段を選びません。前提とされた基本高水22千㎥/秒が正しければ、利根川上流にあと10基近いダムを建設しないと治水対策が完結しないという無謀な計画です。

おわりに:

埼玉県と議会が拒否すれば今後の支払いは拒否でき、更に節約・返金が可能です。担当職員との建設的な話し合いを切望します。


また、同日八ッ場あしたの会東京支部も猪瀬知事に手紙を提出しました。
◇猪瀬都知事への手紙 -八ッ場(やんば)あしたの会 -
http://is.gd/Vgc3gV

【2013/04/28 22:49】 | 埼玉の会の見解
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             嶋津 暉之

昨年、9~10月に浅瀬石川ダム湖が原因で、津軽の水道水に深刻な異臭問題が起きました。
その後の経過です。

◆かび臭水道水:津軽広域企業団、異臭問題で報告書
情報共有不十分、住民広報も混乱 /青森

(毎日新聞青森版 2013年04月25日)
http://mainichi.jp/area/aomori/news/20130425ddlk02040036000c.html

弘前市など津軽9市町村(約8万世帯)が利用する津軽広域水道企業団の水道の異臭問題で、企業団の「危機管理検証委員会」(委員長・鶴見実弘前大教授)がまとめた報告書が24日、企業長の葛西憲之弘前市長に提出された。

企業団と各市町村との情報共有の不十分さや、住民への給水活動の広報連絡の混乱が利用者の苦情を招いたと指摘し、再発防止策を提言している。

報告書は、昨年9月から10月にかけて21日間生じた異臭の原因について、水源の浅瀬石川ダム湖で、猛暑と少雨、日照増加により藻類が大量発生したためと分析。
このため、原水の臭気物質濃度が異常上昇し、水質基準を超えて企業団の浄水能力を上回ったとした。また、昨夏同様の事態に備えた応急対策や恒久対策も提言した。

企業団側は報告書を受け、(1)昨夏並みの汚濁原水を処理できるように自動、手動の活性炭注入機計3台の購入

(2)ダム湖へ注ぐ河川6本の富栄養化を調べるため、測定地点を6カ所から18カ所に増やす(3)原水から臭気物質が検出された時点で自治体と利用者に情報提供する、などの対応を行う。

恒久対策は、ダムを管理する国土交通省が7月にダム湖に設置する循環装置4基の抑止効果を確認した上で実施する。葛西企業長は「指摘された問題点を見直すため、企業団の危機管理マニュアルを早速改定する」と話した。【松山彦蔵】



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【2013/04/26 23:24】 | 新聞記事から
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           嶋津 暉之

農水省の水漏れダム「大蘇ダム」についてのその後の記事です。
総事業費126億円の補修工事費について大分県は相当の負担をするが、難色を示す熊本県は負担しないことになったという記事です。

しかし、国交省関連ダムに関してはそれぞれの法律に基づき、直轄ダムは基本計画、水機構ダムは事業実施計画、補助ダムは全体計画で費用負担割合(アロケーション)が決まっていますから、そのような費用負担の調整はできないはずです。

農水省ダムの根拠法は土地改良法ですが、そのような費用負担の調整ができるのか、調べてみる必要があります。

◆大蘇ダム:漏水問題 県と阿蘇市、補修工事の負担なし 農政局が見通し /熊本
(毎日新聞2013年 4月25日)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130425-00000180-mailo-l43

九州農政局の吉村馨局長は24日の記者会見で、国営大蘇ダム(産山村)の水漏れ補修工事で県と阿蘇市に負担を求めない見通しを示した。

九州農政局は昨年9月に「13年度から総事業費126億円の補修工事を行う」と発表。国が7割、3割を熊本、大分両県などが受益面積に応じて負担する方針を示し、負担割合などの調整を進めていた。


しかし、県は「補修工事なしで受益計画面積527ヘクタールの水量を賄える」と主張し、負担に難色を示していた。

受益計画面積1631ヘクタールの大分県側が負担受け入れを決めたことから、吉村局長は「熊本県の負担はない方向でほぼ調整がついた」と述べた。

大蘇ダムは04年に完成したが、想定以上の漏水があり供給水量が計画の半分程度にとどまっている。九州農政局は13年度から5~7年かけて、ダム湖低30万平方メートルに厚さ10センチのコンクリートを吹き付ける補修工事を行う。【取違剛】


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【2013/04/26 23:18】 | 新聞記事から
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             嶋津 暉之

東京都の金町浄水場に高度処理(オゾン+生物活性炭処理)が完全導入されました。

思い返せば、かつての金町浄水場の水はかび臭くてひどく不味い水でした。そこで、1986年に「金町浄水場の水をおいしくする会」ができて水道原水の水質改善を求める運動が展開されました。

そのような運動もあったからでしょうが、1996年に高度処理が金町浄水場に部分的に導入されました。それから17年経って、完全導入になりました。

本来は原水の水質改善が重要であって、高度処理という対策がよいかどうかは議論のあるところですが、浄水場の施設建設という方向に進みました。

三郷浄水場、朝霞浄水場も今年10月に完全導入され、東京都の利根川水系の水道水はすべて高度処理が行われることになります。

私が住んでいる埼玉県の水道の場合は新三郷浄水場は高度処理が導入されていますが、他の浄水場はまだ計画もありません。


◆葛飾・金町からおいしい水 「臭いのもと100%除去」
(東京新聞2013年4月25日)
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2013042590095918.html

東京都水道局の金町浄水場(葛飾区)でオゾンと生物活性炭を使った高度浄水施設が完成した。

江戸川から取水する水の臭いの原因物質を完全に分解できる。24日の完成式で猪瀬直樹知事は「より安全でおいしい水を届けられる」と強調。金町のおいしい水は23区の東部地域、250万人に供給される。(村松権主麿)

都水道局の担当者が「臭いのもとを100%除去できる」と胸を張る高度浄水施設。凝集剤でにごりを取った水にオゾンを含んだ空気を吹き込むと、かび臭やカルキ臭のもとになる有機物が分解され、微生物に食べられる仕組み。その後、砂でろ過し塩素消毒する。
「昭和の末ごろから江戸川の水質が悪くなり、特に藻の臭いが強い」(担当者)という金町浄水場は一九八九年、都の浄水場で初めて、高度浄水施設を一部着工。一日に給水できる百五十万立方メートルのうち、三分の一の高度浄水処理が九六年に可能になった。

しかし、残る三分の二は粉末活性炭を使用。臭いのもとを完全に除去できないまま、高度浄水処理水とブレンドして給水していた。

四百億円をかけた今回の整備完了で、金町の水道水はすべて高度浄水処理される。ブレンドせずに、墨田、江東、足立、葛飾、江戸川の五区全域と、台東、荒川両区の大部分、北、中央など五区の一部に供給される。

都水道局は、金町をはじめ利根川水系の五つの浄水場で高度浄水施設の整備を進めている。三園浄水場(板橋区)と東村山浄水場(東村山市)は完全導入済みだ。

埼玉県にある三郷浄水場(三郷市)と朝霞浄水場(朝霞市)も十月に完全導入され、利根川水系の上水道はすべて、高度浄水処理される。

◇ ◇

都水道局は二十七日、葛飾区金町浄水場一の「金町浄水場」で、完成したばかりの高度浄水施設の見学会を開く。午前十時と十一時半、午後一時半からの三回で、一回一時間。開始時間の五分前までに柴又街道沿いの「来場者入り口」に集合。

参加無料。問い合わせは、建設部管理課=電03(5320)6429=へ。



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【2013/04/26 23:13】 | 新聞記事から
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利根川流域市民委員会の見学会と学習会が開催されました。
(2013年4月23日 しんぶん赤旗)
クリックで拡大します。
shiokawa.jpg

「八ッ場ダムを考える一都五県議員の会」と市民団体の利根川流域市民委員会は22日、埼玉県加須市の利根川堤防工事現場を視察し、費用面や効果の点で適切な堤防工事のあり方について調査しました。
日本共産党の塩川鉄也衆議院議員、市民団体のメンバー、群馬、埼玉、千葉各県の共産、民主、市民ネットなどの県議が参加しました。
(中略)
参加者からは「役1200戸の家屋の移転を伴うもので、事業費は見込みより大きくなるのではないか」「基礎地盤からの漏水には必ずしもゆうこうではないのではないか」などの問題点が指摘されました。
塩川氏は「公共事業の無駄を見直し、維持・管理型事業への転換を」と語りました。

一行は視察後、市民委員会の嶋津暉之氏らを講師に学習会を開催。ばく大な費用と長い年月がかかるスーパー堤防や巨大ダムは実現性や費用対効果が低いことを改めて確認。
堤防昨日の強化方法として、鋼鉄板で補強する広報やセメントで補強する広報などの可能性を議論しました。


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【2013/04/26 23:08】 | 新聞記事から
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               嶋津 暉之

関東地方整備局が公表した利根川・江戸川河川整備計画(案)についての記事です。
読売と時事通信の記事では「利根川水系の河川整備計画案」となっていますが、今回の案は利根川・江戸川河川整備計画案であって、利根川の本川だけです。

上流側の支川の整備計画を後回しにして、下流側の本川の整備計画を先行して作るのは、策定手順として基本的に誤っており、一級水系では例のないやり方です。

関東地方整備局は表向きは八ッ場ダムとの関係を否定しているものの、八ッ場ダム本体関連工事を早く進めるために、形振り構わず、利根川の河川整備計画を策定しようとしています。

朝日の記事がダム見直し派委員が会議再開を要請したことにも触れています。


◆利根川整備案 ほぼ変更なし
(読売新聞群馬版 2013年4月25日 )
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/gunma/news/20130425-OYT8T00015.htm

国土交通省関東地方整備局は24日、八ッ場ダム(長野原町)の本体着工に向けた利根川水系の河川整備計画案を公表した。

同整備局は今年1月に同計画の原案を公表、有識者や地元住民から意見を募ったうえで計画案をまとめた。

原案から大きな修正点はなく、一部有識者らから批判された伊勢崎市八斗島の基準点の目標流量を毎秒1万7000立方メートルとする案や、八ッ場ダムの建設は原案のまま盛り込まれた。
同整備局は24日、計画案について流域都県知事から意見聴取を始めた。意見を踏まえて計画を策定するが、時期は未定という。本体着工について太田国土交通相は「(計画策定に)縛られるものではない」と述べ、計画と切り離して進める考えを示している。

市民団体「八ッ場あしたの会」の渡辺洋子事務局長は「有識者や住民から聴取した意見が十分に反映されず、意見聴取は単なるガス抜きだったとしか思えない」と話している。


◆八ツ場ダム建設明記=利根川水系の整備計画案-関東地方整備局
(時事通信  2013年4月24日(水)21時37分配信)
http://www.jiji.com/jc/zc?k=201304/2013042401017&g=eco

国土交通省関東地方整備局は24日、利根川水系の河川整備計画案を公表した。

整備計画はおおむね30年間の整備目標を示したもので、この中で八ツ場ダム(群馬県長野原町)の建設を明記した。今後、関係1都5県の知事の意見を聞いた上で、正式決定する。

八ツ場ダムをめぐっては、民主党政権が一時建設中止を掲げたが、2011年末には建設継続の方針を決めている。計画案では、同ダムの目的として洪水調節や水道・工業用水の確保、発電などを列挙し、「建設する」とした。


◆整備計画案を公表
(朝日新聞群馬版 2013年4月25日)
http://www.asahi.com/area/gunma/articles/MTW20130425100580001.html

国土交通省関東地方整備局は24日、八ツ場ダム(長野原町)建設を含む「利根川・江戸川河川整備計画」の案を公表した。整備局は関係都県知事に意見聴取の文書を送付。早期の策定を急ぐ。

整備局は1月29日に原案を公表後、利根川・江戸川有識者会議(21人)を4回開き、3月18日の前回会合で議論を打ち切った。ダム見直し派委員の大熊孝・新潟大名誉教授と関良基・拓殖大准教授が、会議再開を太田昭宏・国土交通相らに要請していた。

整備計画案は原案と同様に「洪水調節や水道用水などを目的に八ツ場ダムを建設する」と明記。有識者会議などで寄せられた意見を踏まえ、洪水や渇水の歴史や環境問題を詳述した。

主にダム見直し派から寄せられた意見への整備局の見解も同時に公表。洪水の基準地点の伊勢崎市八斗島で毎秒1万7千トンとする目標流量を「過大だ」とする意見に対しては、「首都圏を抱える利根川水系の社会・経済的重要性を考慮した」と説明。

八ツ場ダムの現地の安全性は「対策して設計する」と答えた。

県幹部は「河川整備計画を急ぐのは当然で、中身の事業についても早く進めてほしい」と注文。

一方、有識者会議の再開を求めた関委員は「整備計画の案も届いていない。意見をどう取捨選択したのか、会議の場で委員に説明すべきだ」と批判した。(小林誠一)


◆八ッ場ダム建設明記 利根川整備計画案発表 6都県へ意見聴取

(上毛新聞2015年4月25日 八ッ場あしたの会のホームページより)

 国土交通省関東地方整備は24日、利根川水系利根川・江戸川河川整備計画案を発表した。1月に示した原案の方向性を維持し、八ッ場ダム建設の必要性を明記した。

今後は本県を含む流域1都5県の知事に計画案を送付し、意見を聴取する手続きへ入る。

 計画案は、「洪水調節、流水の正常な機能の維持、水道および工業用水の新たな確保並びに発電を目的とする八ッ場ダムを建設する」と明記。

過去の豪雨を基にした8通りの想定値では、八ッ場ダムは毎秒100~1820立方㍍の洪水調節量があるとした。

 同局は1月下旬に整備計画の原案を発表した後、パブリックコメントや公聴会で住民の意見を聞き、一部修正を加えた。学識者を含め寄せられた批判や意見の概要と、それに対する同局の考え方を示す資料も計画案と同時に公表した。



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【2013/04/26 01:47】 | 官僚の暴走
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             嶋津 暉之

4月24日、関東地方整備局は利根川・江戸川河川整備計画(案)を公表しました。この河川整備計画原案について根本的な疑問がいくつも提起されていたにもかかわらず、関東地方整備局は形振り構わず、河川整備計画(案)をつくりました。
河川法による手続きとしては、この後、河川整備計画(案)について関係都県知事の意見を聴き、意見が出されたら、利根川・江戸川河川整備計画の策定となります。

今回公表した各資料のURLは次の通りです。

◇「利根川水系利根川・江戸川河川整備計画(案)」の公表について 
http://www.ktr.mlit.go.jp/kisha/river_00000082.html

◇記者発表資料の本文 
http://www.ktr.mlit.go.jp/ktr_content/content/000078000.pdf

◇利根川・江戸川河川整備計画(案) 
http://www.ktr.mlit.go.jp/ktr_content/content/000078001.pdf

◇意見に対する関東地方整備局の考え方 
http://www.ktr.mlit.go.jp/ktr_content/content/000078002.pdf

◇パブリックコメントの結果 
http://www.ktr.mlit.go.jp/river/shihon/river_shihon00000206.html#kekka

◇公聴会の結果 
http://www.ktr.mlit.go.jp/river/shihon/river_shihon00000213.html#kekka

【2013/04/25 16:15】 | 官僚の暴走
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4月23日、埼玉の控訴審があり、その提出書面が八ッ場ダム訴訟ホームページに掲載されました。


◆埼玉控訴審  2013年4月23日

◇控訴人準備書面13(利水)
http://www.yamba.sakura.ne.jp/shiryo/saitama_k/saitama_k_g_junbi_13.pdf

◇被控訴人準備書面2(治水)
http://www.yamba.sakura.ne.jp/shiryo/saitama_k/saitama_k_h_junbi_2.pdf

◇被控訴人準備書面3(地すべり)
http://www.yamba.sakura.ne.jp/shiryo/saitama_k/saitama_k_h_junbi_3.pdf

◇被控訴人証拠説明書(乙142~167)(治水)
http://www.yamba.sakura.ne.jp/shiryo/saitama_k/saitama_k_h_shoko_142.pdf


裁判日程も追加されました。

◇埼玉控訴審  7月16日(火)午後2時30分  24民 進行協議 

【2013/04/25 15:47】 | 裁判の報告
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             嶋津 暉之

香川県小豆島の新内海ダムが残念ながら完成し、まだ試験湛水の前段階にあるのに、竣工式典が行われました。
四国新聞に書いてあるように運用は2014年になってからです。
新内海ダムがつくられたことにより、寒霞渓の素晴らしい景観が台無しになってしまいました。
建設反対の住民訴訟は続けられ、水源連も近いうちに法廷で新内海ダム不要の証言を行います。

◆新内海ダム 曲折経て完成・・・「景観破壊」法廷闘争続く
(読売新聞香川版 2013年4月25日) 
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/kagawa/news/20130424-OYT8T01245.htm

県が建設を進めていた新内海ダム(小豆島町神懸通)が完成し、記念式典が24日、現地で開かれた。国の補助事業への採択から16年。

民主党政権から一時、建設の是非について再検証を求められるなどの曲折を経て、四国で最長の堤防を持つダムが誕生し、浜田知事は「治水、利水に役立つ」と強調した。

一方、「景観が破壊される」などとして建設に反対し、法廷闘争を続ける一部住民は、改めて必要性に疑問を呈した。(小野隆明)

ダムは、別当川の氾濫防止と水源確保を目的に、老朽化した旧内海ダムの下流に建設された。総貯水量は旧ダムの7・5倍の106万トン。堤防(高さ43メートル)の全長は423メートルで、早明浦ダム(高知県)の400メートルを上回り、四国で最長となった。

親水広場を設けるなどの周辺整備も、来年3月までに終わる予定。総事業費は185億円となる見込み。
(一部引用)


◆新内海ダム完成祝う 予備調査から約30年 香川・小豆島
(産経新聞香川版 2013.4.25) 
http://sankei.jp.msn.com/region/news/130425/kgw13042502060000-n1.htm

平成22年に当時の前原誠司国土交通相が、ダム事業の見直し方針を修正し、建設を認めた五つのダムのうちの一つ。国交省によると、本体工事が終了した最初のダムになるという。

式典には、県や町、工事関係者ら約200人が出席。浜田恵造知事は「小豆島は昔から治水と水源の確保に苦労してきた。

ダムの完成で住民の安全・安心の確保に大きな力を発揮することを願う」とあいさつし、塩田幸雄町長は「先の政権交代による逆風の中、関係者の建設への決意と協力で完成し、感謝している」と述べた。

地元の書道家がダム湖の名称「寒霞渓湖」を揮毫(きごう)した記念碑の除幕や県花・県木のオリーブの植樹の後、長さ423メートルあるダム堤の上部でテープカット。渡り初めを行い、万歳三唱して完成を祝った。

新内海ダムの貯水量は旧ダムの7倍超の106万トン。流域の洪水対策と日量2千トンの水道水供給を目的に、別当川総合開発事業の一環として22年2月に本体工事が始まった。

総事業費は約185億円。現在は約1年後の本格運用開始を目指して水をためて問題がないかどうか確認する湛水(たんすい)試験が行われている。
(一部引用)



◆新内海ダム2014年運用へ/県と小豆島町が竣工式
(四国新聞2013/04/25)
http://www.shikoku-np.co.jp/kagawa_news/administration/20130425000136

 貯水量は旧ダムの約7・5倍の106万トン。総事業費は約185億円で、国と県で約88億円ずつ、町が約9億円を負担。10年2月に本体工事に着手した。12年12月から試験湛水(たんすい)や周辺の環境整備などを進めており、13年度中の事業完了を目指している。

 式には国や県、町の関係者、地元住民ら約180人が出席。浜田知事は「河川の洪水調整、水の安定供給が図られ、ダム周辺の公園などが地域の憩いの場として親しまれるよう念願している」とあいさつ。記念碑除幕やオリーブの記念植樹の後、テープカットして完成を祝った。

 ダムをめぐっては、反対派地権者らが国や県、町などに対し、それぞれ事業認定の取り消しや事業費の返還などを求めて高松地裁で係争中。

反対派住民代表の山西克明さん(74)=同町神懸通=は「住民の意思を無視して行政が行ってきたことを、裁判を通じ資料として後世に残したい」と話している。
(一部引用)



◆新内海ダム完成 香川、「コンクリから人」民主政権象徴
(朝日新聞香川版2013年4月25日) 
http://digital.asahi.com/area/kagawa/articles/OSK201304240094.html?ref=comkiji_txt_end_s_kjid_OSK201304240094

新ダムは民主党政権が「コンクリートから人へ」の象徴として建設の再検討を打ち出し、前原誠司国土交通相(当時)が現地視察したが、真鍋武紀知事(同)が必要だと主張、2010年に再検討の対象から外された。

一方で現在も反対派住民が起こした建設中止の訴訟が続いている。

浜田知事は式典後、報道陣から新ダム建設が無駄な公共事業との指摘があることについて問われ、「それはまったく当たらない。住民の安全・安心のために必要だ」と強調した。
(一部引用)


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【2013/04/25 15:29】 | 新聞記事から
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◆進まぬ「八ッ場」不満の住民
(読売新聞群馬版 2013年4月25日)
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/gunma/news/20130425-OYT8T00007.htm

八ッ場(やんば)ダム(長野原町)建設予定地の住民の生活再建事業で、初めての本格的な地域振興施設「道の駅 八ッ場ふるさと館」の開業が27日に迫り、大型連休に向けた観光拠点として住民らの期待を集めている。

住民らは、民主党政権で八ッ場ダムが「無駄な公共事業」とされ、建設中止騒動に振り回された。建設推進を掲げる自民党政権に移行しても本体着工の動きが進まないことから、不満も募っている。

道の駅は、長野原町がダム下流都県の基金を活用し、水没する林地区の高台に整備した国道沿いに建設した。ダムが完成すれば湖面を見下ろす立地となるほか、関越自動車道から草津温泉(草津町)に向かう途中の施設となり、観光客の利用も見込んでいる。
住民の篠原茂さん(62)らが設立した株式会社が指定管理者として運営する。食堂やコンビニ店、野菜の直売所などが入り、住民約30人の雇用につながった。

町の人口は約6200人と、約10年で1000人以上減少しており、町職員は「もうダムで衰退する町とは言わせない」と意気込む。21、22日の内覧会は買い物客でにぎわった。

だが、ダム着工の見通しはいまだに立っていない。政権交代後の政府予算案にもダム本体工事費は盛り込まれず、民主党政権下と同様、工事用道路など関連事業費18億円が計上されただけ。基本計画が目標とする2015年度完成は絶望的だ。

道の駅の食堂で働く水出耕一さん(58)は、水没する川原湯温泉で30年近く営んだ食堂を昨年3月末に閉じた。「いつになればダムに水がたまるのか」と不満を漏らす。

高台移転を目指す旅館経営者も「自民党政権は参院選を前に反対派の反発を恐れ、だんまりを決め込んでいる」といらだちを隠さない。

篠原さんは「道の駅は水没地域の励みになるので、必ず成功させたい。国土交通相は早くダム建設の道筋を示し、地元を安心させてほしい」と求めている。


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【2013/04/25 15:15】 | 新聞記事から
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