「ダム建設の時代は終わった」by米国内務省開拓局長官ウィリアム・ピアーズ

8月28日、栃木の三つの市民団体と下流4都県のストップさせる会が思川開発事業からの撤退を求める申し入れ書を提出し、記者会見を行いました。

◆思川開発から撤退を申し入れ
(下野新聞 2012年8月29日)
http://www.shimotsuke.co.jp/news/tochigi/top/news/20120828/863377

国が建設の是非を検証している鹿沼市の思川開発(南摩ダム)事業について、「ムダなダムをストップさせる栃木の会」など県内3つの市民団体は28日、本県と鹿沼市に同事業から撤退するよう申し入れた。

思川開発に関わる東京、埼玉、千葉、茨城の4都県の市民団体も同日までに、それぞれの都県に撤退などの申し入れ書を一斉に提出した。

各団体が同日夕、県庁で記者会見した。栃木の会副代表の大木一俊弁護士は、6月末に開かれた国の検証会議で、本県が水需要に関する資料を提出できなかった点を挙げ「提出できないのは利水計画がしっかりしていないから。撤退した方が賢明だ」と強調した。
(一部引用)

その申し入れ書が八ッ場あしたの会のホームページにアップされています。
     ↓
思川開発事業からの撤退を求める申し入れ書
 
私たちが埼玉県知事に出した要請文はこちらです。
     ↓

 2012年8月28日
 埼玉県知事 上田清司様

         八ッ場ダムをストップさせる埼玉の会 代表 藤永知子
                         
    思川開発事業からの利水撤退と同事業の
    治水負担金の支出停止を求める要請


 去る6月29日の「思川開発事業の関係地方公共団体からなる検討の場」第3回幹事会で、栃木県は思川開発の水源を使う水道用水事業の計画がないことがあらためて明らかにされました。使う当てのない水源のために巨額の県税を使うことは到底許されないことであり、栃木県は思川開発事業から直ちに撤退すべきです。
 しかし、埼玉県も本当は思川開発の水源を必要としていない点では栃木県と同じような面があります。
 埼玉県は利根中央事業(農業用水合理化事業)で得た水源のうち、1.163㎥/秒について思川開発でその冬期の水利権を得ることになっていますが、冬期の利根川は農業用水の取水が激減するので、水利用の面で余裕があり、思川開発による手当ては不要です。実際に埼玉県は思川開発の水利権の大半1,036㎥/秒を暫定水利権としてすでに使用していますが、その取水に今まで支障をきたしたことがありません。埼玉県は国土交通省の誤った水利権許可行政によって思川開発に参画させられているだけでなのです。
 埼玉県は利根中央事業の水利権を得るのに1㎥/秒当たり125億円の費用を負担しています。思川開発の利水負担金は139億円にもなり、埼玉県民は誤った水利権許可行政にによって二重負担を強いられています。 
思川開発事業の事業費進捗率は42%(平成21年度末)ですから、直ちに撤退すれば県民の負担を軽減することができます。
以上のことを踏まえ、埼玉県が水利権許可行政の合理化を国土交通省に求めるとともに、思川開発事業からの利水撤退を決断されることを要請します。

 さらに、埼玉県は思川開発事業に対して多額の治水負担金を支出してきています。その治水負担金の総額は約32億円にもなります。名目は南摩ダムによる洪水調節、渇水時の補給の恩恵を受けるということですが、小川のような小さな南摩川の洪水調節が埼玉県に利益をもたらすはずがありません。渇水時の補給も単に机上の計算で利益を与えることになっているだけのことであって、実態のある話ではありません。
 
 ついては、埼玉県が、国土交通省によって無理矢理、負担させられている思川開発事業の治水負担金の支出を停止することを合わせて要請します。




☆★こちらもどうぞご覧下さい★☆

 ・「八ツ場あしたの会」ニュース
 ・「八ツ場ダムをストップさせる千葉の会」



追記を閉じる▲

【2012/08/30 16:32】 | 新聞記事から
トラックバック(0) |
荒瀬ダムの撤去工事が9月1日から始まります。
6年間にわたる工事です。

◆荒瀬ダム1日撤去開始
(西日本新聞朝刊 2012/08/29)
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/321021

熊本県営荒瀬ダム(八代市坂本町)の撤去工事が9月1日に始まるのを前に28日、近くの「道の駅坂本」で安全祈願祭があり、関係者が6年にわたる工事の安全を願った。本格的なダム撤去は国内初。前例のない公共事業が動きだす。
祈願祭は工事を担うフジタ九州支店(福岡市)と中山建設(八代市)の共同企業体が主催。河野靖熊本県企業局長や福島和敏八代市長、地元の区長、工事協力会社など約70人が出席した。

神事の後、河野局長は「コンクリートダム撤去は全国のモデルになる。後世に残る工事に携わることに責任と誇りを感じる」とあいさつ。倉谷勝敏フジタ九州支店長は「ダム建設工事には精通しているが、撤去については未経験。自然環境への影響を最小限に抑え、地元に密着して安全最優先で着実に工事を進めたい」と述べた。

工事は2017年度までで撤去費は約88億円。9月1日午前8時に生活道路としても使われているダム上部の管理橋を封鎖し、本年度内に8門あるゲート(水門)のうち球磨川右岸(上流から見て右側)の1門を16分割し、クレーンでつり上げて撤去する。

その後、右岸側からゲートやダム本体を取り除き、河床を整備して完了。水中にあった設備の撤去はアユの遡上(そじょう)期を外して毎年11~2月に行う。


◆住民「清流待ち遠しい」
(西日本新聞朝刊 2012/08/29)
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/321022

荒瀬ダムの撤去工事が間もなく始まる。球磨川の清流はよみがえるのか。騒音・振動の対策は大丈夫か。巨大な工作物を壊す、かつてない事業を住民は6年間見守る。

「建設当時は夜遅くまで工事があってうるさかった」。熊本県八代市坂本町のダム近くに住む下村勉さん(82)は、1953年から突貫工事で進められたダム建設を振り返る。ダムは2010年まで稼働。洪水時の緊急放流などで家の壁にひびが入り、頭痛にもたびたび悩まされた。

撤去工事は6年にわたる。「安全と騒音対策に気を付けてほしい。子どものころ、潜ると3~4メートル先まで見えたきれいな川に戻るのが楽しみ。待ちなんか(待ち遠しい)」と語った。

ダム撤去を求める運動は地元住民が中心となり、漁協もダムの発電事業継続に必要な水利権の更新に反対した。球磨川漁協の木本生光副組合長(76)は「ダムは人と魚が共存できる循環体系を壊した。スムーズな撤去と河川の環境回復に期待したい」と言った。

ダム近くで商店を経営していた喜多岡ヨシエさん(89)は建設時、工事関係者で村がにぎわっていたのを覚えている。「壊すのは、もったいない気もする」と話した。



☆★こちらもどうぞご覧下さい★☆

 ・「八ツ場あしたの会」ニュース
 ・「八ツ場ダムをストップさせる千葉の会」
 


追記を閉じる▲

【2012/08/30 16:21】 | 新聞記事から
トラックバック(0) |
前にお伝えした川辺川ダム予定地での橋上バンジージャンプの試行が、始まりました。
八ッ場ダム予定地の不動大橋(湖面2号橋)も橋脚は80Mの高さがあります。

◆日本一の橋上バンジー 五木で高さ77メートル
(読売新聞熊本版 2012年8月28日)
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/kumamoto/news/20120827-OYT8T01327.htm

川辺川ダム計画に伴って架けられた橋を活用した五木村の振興策で、日本一高い「橋上バンジージャンプ」(77メートル)の試行が27日始まり、山村に絶叫がこだました。
今回は、川辺川などでのラフティング(急流下り)、カヌー、キャニオニング(沢下り)なども楽しめるイベント「アウトドアウイーク」(9月2日まで)の一つとして企画。利用状況を見て今後の運用を検討する。

バンジージャンプを楽しめるのは同村野々脇の「銀杏(いちょう)橋」。この日はイベントの開幕式で経験豊富なさいたま市の会社員斉藤力さん(32)、小野泰輔副知事、木下丈二副村長ら13人が次々に眼下の川をめがけて飛び込んだ。式後は一般客約20人が挑戦した。

和田拓也村長は「みなさんに楽しんでいただき、村の交流人口増加につなげたい」と期待。群馬県みなかみ町の諏訪峡大橋(高さ42メートル)のバンジージャンプを100回以上経験した斉藤さんは「風圧とスピードがすごかった」と興奮した様子だった。
(一部引用)



☆★こちらもどうぞご覧下さい★☆

 ・「八ツ場あしたの会」ニュース
 ・「八ツ場ダムをストップさせる千葉の会」
 


追記を閉じる▲

【2012/08/30 16:16】 | 新聞記事から
トラックバック(0) |
朝日新聞のこの社説は正鵠を射ていると思います。

◆水道事業―節水で過剰投資を防げ

(朝日新聞社説 2012年8月27日)
http://www.asahi.com/paper/editorial20120827.html

家庭などの節電が効果をあげている。7月は全国で前年から12%余り販売電力量が減った。原発事故を起こした東京電力管内では、やはり節電を呼びかけた昨年より14%も少ない。

暑さをしのぎ節電に取り組んだたまものではあるが、裏を返せばこうも言える。「電力の安定供給」を掲げる電力会社任せにしてきた結果、必要以上の過剰な投資がされてきた――。

自治体が供給する水道も、同じことが言える。
最大の水道事業者である東京都はこの春、9年ぶりに需給予測を見直した。人口減をみすえて全体を下方修正し、初めて右肩上がりの予測を改めて将来の減少を見込んだ。

とはいえ、需要のピークは「2020年度の1日あたり約600万トン」。これに対し、10年度の実績は490万トンにすぎず、78年度の645万トンから減少傾向が続いている。見直しは全く不十分だ。

過剰な予測に基づく投資は利用者の負担増につながる。今後、既存の浄水場などの更新だけで1兆円かかるという。社会構造や利用者の意識の変化をとらえて節水を促し、コスト削減への取り組みを強めるべきだ。

水道の需要予測は、次のような手順を踏む。

生活、工場など用途別に1日あたり平均使用量の見込みを出す。漏水分を考慮し、使用のピーク時に備えた修正をする。平均に対してピークを何倍と見込むかがカギだ。

高度成長期以降、東京都の最高値は77年度の1.25倍。倍率は低下傾向にあり、昨年度は1.11倍。夏場の需要がかつてほどふくらまなくなった。

東京都は今回の推計で77年度の1.25倍を使った。「災害対策も意識し、より長期的に見込んだ」という。

対照的なのは、大阪府が3年前に行った見直しだ。

大阪でも倍率は低下傾向にある。その原因を分析し、通年で使う屋内プールが増えたこと、エアコンの普及で夏場のシャワーの回数が減ったことなどを全国的な傾向として指摘。「倍率の上昇は考えにくい」とし、直前5年間の平均である1.14倍とした。

渇水による給水制限は、東京では平成になってからも5回あった。安定供給は欠かせないが、だからといって八ツ場(やんば)ダム(群馬県)など国が開発中の施設からさらに水を買う、という発想はとるべきではない。

今こそ節水を呼びかけ、需要を抑えて安定供給につなげる好機とすべきではないか。


☆★こちらもどうぞご覧下さい★☆

 ・「八ツ場あしたの会」ニュース
 ・「八ツ場ダムをストップさせる千葉の会」
 


追記を閉じる▲

【2012/08/29 01:13】 | 新聞記事から
トラックバック(0) |
8月26日の東京新聞特報部に、「『日本のポンペイ』八ッ場の地に ダム水没危機」という大きな記事が載りました。

八ッ場あしたの会ほかの市民団体で、 9月22日(秋分の日・土曜日)午後1時半~4時半に、 高崎シティギャラリー コアホールで、下記のシンポジウムを開催します。
遺跡の問題を八ッ場ダム予定地全体の視点で取り上げますので、是非、ご参加ください。

シンポジウム
「本当に造っていいですか? 八ッ場ダム」

~「ダム湛水による危険性」と「水没する貴重な遺跡」~
http://yamba-net.org/modules/news/index.php?page=article&storyid=1704

◆「日本のポンペイ」 八ッ場の地に ダム水没危機
(東京新聞特報部 2012年8月26日)

八ッ場(やんば)ダムの建設で水没する予定の場所に、「日本のポンペイ」がある。江戸時代に浅間山の噴火に伴う泥流で埋もれた集落跡の「東宮(ひがしみや)遺跡」だ。
当時の生活の様子やパニックの状況の痕跡が保存される例は極めて珍しい。
遺跡は二百三十年の時を超え、泥流の被害を拡大しかねない巨大なダムを活火山の直下につくることの是非も問い掛けている。 (林啓太)
日本のポンペイが水没危機



☆★こちらもどうぞご覧下さい★☆

 ・「八ツ場あしたの会」ニュース
 ・「八ツ場ダムをストップさせる千葉の会」

【2012/08/27 03:28】 | 東宮遺跡
トラックバック(0) |
           嶋津 暉之

現在の長野原草津口駅は水没線より上にあるはずでが、新駅がつくられます。

◆長野原草津口 新駅舎の着工式
(読売新聞群馬版 2012年8月26日)
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/gunma/news/20120825-OYT8T01288.htm

八ッ場ダム(長野原町)建設に伴う生活再建対策で、JR吾妻線・長野原草津口駅(同町長野原)の駅舎新築工事の安全祈願祭と着工式が25日、現地で関係者約80人が出席して行われた。
来年夏の完成と供用開始を目指す。
事業主体の県などによると、新駅舎は現在地の西側の隣接地で9月上旬から着工する。
(一部引用)

◆長野原草津口の新駅舎着工式
(上毛新聞 2012年8月26日)
http://www.raijin.com/ns/9613459093714843/news.html

来年夏に完成予定。総事業費は約14億円で、下流都県の基金を活用し、県がJR東日本に委託して整備する。
着工式で大沢知事は「温泉など多くの観光資源を有する西吾妻の新たな顔として、県内外の多くの観光客が利用したり、地域の情報発信拠点となるよう期待したい」とあいさつ。
高山町長は、町が行う駅前広場事業に触れ、「町営駐車場やテナントを整備し、駅舎と一体となって周辺地域の振興を図りたい」と話した。
(一部引用)


☆★こちらもどうぞご覧下さい★☆

 ・「八ツ場あしたの会」ニュース
 ・「八ツ場ダムをストップさせる千葉の会」
 

【2012/08/27 03:10】 | 新聞記事から
トラックバック(0) |
8月20日の下野新聞が南摩ダムの問題をズバリ指摘しています。

=要旨=
6月末にさいたま市で開かれた思川開発(南摩ダム)の「検討の場・第三回幹事会」で、国土交通省の担当者が栃木県の担当者に「思川開発に関する資料を提供してもらいたい」と再三迫った。栃木県がいまだに計画を立ててないので、水需要予測など基本的データを示せないでいる。
計画発表から約半世紀。人口減少と節水型の家電製品の普及で水需要は全国的に伸び悩んでいる。ダムは本当に必要なのか。徹底した検証を求めたい。
8/20下野新聞

【2012/08/27 03:06】 | 新聞記事から
トラックバック(0) |
            嶋津 暉之

八ッ場ダム住民訴訟・控訴審の8月7日の裁判(被告 東京都)で、原告側は「裁判官忌避」を申し立てましたが、
   ↓
 ◆東京の会より「8/7八ッ場ダム訴訟の報告」
 http://bit.ly/R0fXOL

東京高裁は8月16日付で忌避申し立てを却下しました。 
これを受けて原告側は、昨日、8月21日に最高裁へ特別抗告状を提出しました。

なお、忌避申し立て却下の文書、特別抗告状は八ッ場あしたの会のホームページに掲載されています。
   ↓
http://yamba-net.org/modules/news/index.php?page=article&storyid=1701

◆八ツ場訴訟、原告側が特別抗告
(朝日新聞群馬版 2012年08月22日)
http://mytown.asahi.com/gunma/news.php?k_id=10000581208220001

八ツ場ダムへの建設負担金の支出は違法として群馬など6都県を訴えた住民訴訟の控訴審で、東京都民の原告が申し立てた裁判官3人の忌避について、東京高裁(市村陽典裁判長)が却下した。
原告側は21日、決定を不服として最高裁に特別抗告した。
原告側は、申請した証人9人のうち、国土交通省幹部ら追加分の7人全員が7日に却下されるなどしたため、忌避を申し立てた。
却下の決定は16日付で、高裁は「審理の方法、態度だけでは忌避の理由にならない」と説明している。
原告側代理人は「高裁決定は憲法に反し不服」としており、後日、特別抗告の理由書を提出するという。



☆★こちらもどうぞご覧下さい★☆

 ・「八ツ場あしたの会」ニュース
 ・「八ツ場ダムをストップさせる千葉の会」
 

【2012/08/23 01:00】 | 裁判の報告
トラックバック(0) |
◆松本健一さんに聞く コンクリートと政治
(朝日新聞デジタル2012年8月11日03時00分)
http://digital.asahi.com/articles/TKY201208100527.html?ref=comkiji_txt_end_s_kjid_TKY201208100527


■巨大な人工の壁も自然は制御できぬ 近代思想の限界

 東日本大震災の前から海岸線に着目し、全国を歩いていた人がいる。日本の近代思想史の研究者で、3・11当時は官邸で内閣官房参与をしていた松本健一さんだ。その後も津波で被災した沿岸部を歩いている。震災からもうすぐ1年半。海岸線から見えるこの国の姿とは。この夏、松本さんと現地を訪れ、「コンクリートと政治」を考えた。

 「最近、ヨーロッパに行くことが多いのですが、ドイツやオーストリアを流れるライン川では、護岸を固めていたコンクリートをはがして、土に戻しています。草が生え、牛が寝そべっている。そこに都市がそのままつながっているのです。そうやって、美しい、自然と生きるヨーロッパを取り戻そうというわけでしょう。もちろん波が激しく当たるところは人工の護岸を残しています」

 「ヨーロッパというと、もう発展は終わったとか、ユーロはガタガタだとか、
そういう目でばかり見られますが、成熟した社会とはこういうものかと考えさせられました。公共事業で国の姿をつくるとか、コンクリートで固めていくという時代は、終わったことがわかります」

 「民俗学者で詩人・歌人だった折口信夫が歌ったように、私たちの祖先は『海やまのあひだ』で暮らしてきた。海岸線は身近なものでした。ところが近代化が進み、さらに戦後の高度成長期以降、意識が急速に海から離れてしまった。『国土の均衡ある発展』のかけ声のもと、コンクリートによる画一的な海岸線の風景が広がり、日本人は自然と共に生きる思想を失った。全国を歩きながらそう思ってきました」

 「ロシアの農村詩人セルゲイ・エセーニンが『天国はいらない、ふるさとがほしい』と歌いました。私の好きな言葉です。これだけの被災の後だからこそ、政治は、国土をどのように美しいものにしていくのか、どうやってふるさとを取り戻すか、ビジョンを出すべきです。でも消費税増税にしても何にしても、今の政治は目の前の対応ばかりですね」
(一部引用)



☆★こちらもどうぞご覧下さい★☆

 ・「八ツ場あしたの会」ニュース
 ・「八ツ場ダムをストップさせる千葉の会」
 

【2012/08/23 00:52】 | 新聞記事から
トラックバック(0) |
◆老朽ダム撤去へ試金石 熊本・荒瀬ダム、来月工事
(8月10日朝日新聞)
http://digital.asahi.com/articles/SEB201208090072.html?ref=comkiji_txt_end

■巨額負担のハードル

 ダムの寿命は一般的に50~100年と言われる。国土交通省によると、耐用年数について明確な基準はないが、ダムの規模を決める際は流入する土砂量を100年分と想定する。減価償却計算のもととなる財務省の省令によると、ダムの耐用年数は用途別に50~80年と決まっている。

 国交省の02年度の調査では、1級河川にあるダムなど発電施設1551カ所のうち半数以上が建設から50年を超える。

 役割を終えたとして、撤去が論じられるケースもある。64年にできた、発電と農業利水用の玉淀ダム(埼玉県寄居町)。高さ32メートル、幅110メートルで、6基の水門がある。08年には荒川の景観を取り戻そうと、撤去を求める期成同盟会ができた。

 だが、埼玉県が撤去費用を試算したところ約170億円かかることが判明。訴えは「撤去」から「水門の常時開放」へと後退した。期成同盟会長の加藤裕康県議(自民)は「荒瀬ダムは今後の大きな流れを示したと思うが、撤去のハードルは高い」と話す。

 ダム建設の費用対効果を計算する際、将来の撤去コストは含めない。修繕しながら使い続けるかもしれず「必ずしも廃棄するとは限らない」(国交省治水課)からだ。荒瀬ダムの撤去費用は総額88億円。県営とはいえ、国の補助は19億円にとどまる見通しで、残りは熊本県企業局が負担する。

 ダム問題に詳しい今本博健・京大名誉教授(河川工学)はこう指摘する。

 「不要なダムの処分は、自治体が今後いや応なしに向き合う問題。構造自体は丈夫でも、佐久間ダム(静岡県)や二風谷ダム(北海道)のように、土砂で埋まってしまうダムは数多い。国は建設時だけでなく撤去にも補助金を出すことで、自治体が撤去を決断しやすい環境を整えるべきだ」

 ダムに限らず公共事業の老朽化が進んでいる。今後は、あらかじめ後始末のコストをしっかりと念頭に置いた制度設計も必要になりそうだ。
(一部引用)


☆★こちらもどうぞご覧下さい★☆

 ・「八ツ場あしたの会」ニュース
 ・「八ツ場ダムをストップさせる千葉の会」
 

【2012/08/23 00:49】 | 新聞記事から
トラックバック(0) |