「ダム建設の時代は終わった」by米国内務省開拓局長官ウィリアム・ピアーズ
           嶋津 暉之

既報のとおり、国土交通省関東地方整備局が「利根川・江戸川河川整備計画(変更原案)」のパブリックコメントを行っています。
今回の整備計画変更の理由は、思川開発事業(南摩ダム)を河川整備計画に位置づけることにあります。
思川開発事業は必要性がなく、全く無意味なダム事業です。

パブコメは通過儀礼として行われているもので、残念ながら、提出した意見が反映されることはありませんが、反対の意思を示すため、私は添付の意見書(本文と別紙)を今日、提出しました。お読みいただければ幸いです。

思川開発事業は以下に述べるように、必要性がなく、無意味なダム事業であり、中止すべき事業であるから、利根川・江戸川河川整備計画に思川開発事業を記載すべきではない。思川開発事業に関する記述を削除すべきである。


1 利根川流域6都県の水道用水は減少の一途を辿っていて、水余りがますます顕著になってきているので、思川開発等による新規の水源開発の必要性は皆無となっている。

2 思川開発の暫定水利権は取水に支障をきたすことはなく、安定水利権と変わらないものであるから、水利権許可制度の改善で暫定の解消が可能である。

3 思川開発と並行して進められている栃木県の県南水道用水供給事業は栃木市民、下野市民、壬生町民に高額の費用負担とまずい水道水の飲用を強制するものとなる。

4 南摩川は小川のように小さな川で、南摩ダムは流域面積が非常に小さいので、思川や利根川の治水に寄与するはずがなく、南摩ダムの治水効果は微々たるものである。

5 「流水の正常な機能の維持」と「異常渇水時の緊急水の補給」の二つの目的は必要性が希薄であって、ダムの規模を大きくするための増量剤である。

6 思川開発事業の費用便益比の計算は客観性がなく、B/Cが1を超えるように恣意的な計算手法が使われており、実際のB/Cは1を大きく下回るから、思川開発は中止すべき事業である。

7 国交省による水収支計算でも南摩ダムは頻繁に貯水量が底をつく結果が示されており、思川開発の利水計画は実際には水収支が成り立たない虚構のものである。

上記1~7の詳細は別紙に記すとおりである。 → こちら 



皆様も意見の提出をご検討ください。
意見の提出は6月28日(水) (18:00必着)までとなっています。
河川整備計画変更の内容は下記ををご覧ください。
http://www.ktr.mlit.go.jp/river/shihon/river_shihon00000328.html

関東地方整備局
「利根川水系利根川・江戸川河川整備計画(変更原案)」に対する意見募集について
http://www.ktr.mlit.go.jp/kisha/river_00000319.html

国土交通省関東地方整備局では、「利根川水系利根川・江戸川河川整備計画(平成25年5月策定、平成28年2月変更)」について、思川開発事業の検証の結果を踏まえ、「思川開発」に関する記載内容の変更、「河川の整備の実施に関する事項」を現時点の記載とする等「利根川水系利根川・江戸川河川整備計画(変更原案)」を作成し、関係する住民の皆様から広くご意見を募集することとしましたのでお知らせします。

「利根川水系利根川・江戸川河川整備計画(変更原案)」は、関東地方整備局ホームページに掲載しています。

関東地方整備局ホームページ/利根川水系河川整備計画
http://www.ktr.mlit.go.jp/river/shihon/index00000012.html

○意見募集の実施について
本文資料(PDF)別添1「『利根川水系利根川・江戸川河川整備計画(変更原案)』に対する意見募集について」を参照

1. 意見募集の対象
「利根川水系利根川・江戸川河川整備計画(変更原案)」

2. 意見募集期間

平成29年5月30日(火)~平成29年6月28日(水) 18:00必着
(郵送の場合は当日消印まで有効)

3. 提出方法

ご意見は、別添意見提出様式にご記入いただくか、下記①から⑥をご記入いただいたもの を郵送、ファクシミリ、電子メールのいずれかの方法で、下記4.までご提出ください。

①氏名(企業・団体としての意見提出の場合は、企業・団体名、代表者名並びに担当部署 名及び担当者名)
②住所(都道府県・市区町村)
③電話番号又はメールアドレス
④年代(20歳未満、20代、30代、40代、50代、60歳以上)
⑤性別
⑥意見
・「利根川水系利根川・江戸川河川整備計画(変更原案)」の該当箇所(章、頁)を記 入の上、ご意見を記入してください。

4. 提出先

〇 郵送の場合 〒330-9724 埼玉県さいたま市中央区新都心2-1 国土交通省関東地方整備局 河川部河川計画課 「利根川水系利根川・江戸川河川整備計画(変更原案)」意見募集 事務局 宛

〇 ファクシミリの場合 048-600-1378

〇 電子メールの場合 ktr-toneedo-plan@ml.mlit.go.jp
件名に「利根川水系利根川・江戸川河川整備計画(変更原案)」意見募集 事務局宛と 明記ください。



追記を閉じる▲

【2017/06/25 00:02】 | パブリックコメント
トラックバック(0) |
             嶋津 暉之

下記でお知らせしましたように、
http://yambasaitama.blog38.fc2.com/blog-entry-4066.html

環境省が「ニホンウナギの生息地保全の考え方(案)」についてパブリックコメントを行っています。
ウナぎが生息できる川を取り戻していきたいと思います。
私も意見をまとめました。→ こちら
3月17日(金)までですので、皆様も意見の提出をご検討ください。




【2017/03/17 04:11】 | パブリックコメント
トラックバック(0) |
          嶋津 暉之

本日まで国土交通省が全国7水系の水資源開発基本計画(フルプラン)のあり方に関する答申案に対して意見募集を行いました。
私の意見を参考までにお知らせします。
下記の画像をクリックするとPDFで開きます。

国土交通省の「リスク管理型の水の安定供給に向けた水資源開発基本計画のあり方について」 答申(案)に対する意見
2017-03-07_22h42_59.jpg





【2017/03/07 22:45】 | パブリックコメント
トラックバック(0) |
           嶋津 暉之

環境省が下記の通り、「ニホンウナギの生息地保全の考え方(案)」についてパブリックコメントを16日から始めました。
利根川流域市民委員会主催の昨年9月のシンポジウム「ウナギが生きる川を取り戻す」に登壇された海部健三・中央大学准教授が事務局としてまとめたものです。

ウナぎが生息できる川を取り戻すことを前面に打ち出しており、なかなかよくできた「考え方(案)」であると思います。

3月17日まで意見の期間がありますので、皆様も是非、意見をお出しください。

「ニホンウナギの生息地保全の考え方(案)」
http://www.env.go.jp/press/files/jp/104760.pdfと、
「ニホンウナギの生息地保全の考え方(案)概要)」
http://www.env.go.jp/press/files/jp/104761.pdf

「ニホンウナギの生息地保全の考え方(案)」に関する意見の募集(パブリックコメント)について
http://www.env.go.jp/press/103649.html

 今般「ニホンウナギの生息地保全の考え方(案)」をとりまとめました。本案について広く国民の皆様から御意見をお聞きするため、平成29年2月16日(木)から3月17日(金)までの間、意見を募集いたします。
1.概要

 ニホンウナギ(Anguilla japonica)は、外洋のマリアナ諸島西方海域に産卵場を持ち、東アジアの沿岸域で成長する降河回遊魚であり、一生の大部分を河川や沿岸域等で過ごすと言われていますが、ニホンウナギの個体数は、1960年から70年代と比較すると、大きく減少しており、河川や沿岸域等の生息環境の変化が個体数の減少要因の一つとなっていると考えられます。

 これを踏まえ、ニホンウナギが生息する河川や沿岸域等の保全や管理に携わる機会があると考えられる各主体に対して、ニホンウナギの保全の基本的な考え方と技術的な手法の例を示すことで、今後、ニホンウナギの生息地保全を行う際の参考となるよう「ニホンウナギの生息地保全の考え方(案)」をとりまとめましたので、国民の皆様から意見を募集します。
2.意見募集要項
(1)意見募集対象

ニホンウナギの生息地保全の考え方(案)
(2)資料の入手方法

 「ニホンウナギの生息地保全の考え方(案)」は添付資料に掲載するとともに、環境省自然環境局野生生物課で閲覧・入手することができます。

 郵送を希望の方は、140円分の切手を添付した返信用封筒(A4版が入るもの)を同封して、環境省自然環境局野生生物課まで郵送でお申し込みください。
(3)意見提出期間

平成29年2月16日(木)から平成29年3月17日(金)までの30日間
(4)意見提出方法

 意見は別添様式による文書で、必要項目(氏名、住所、電話番号、該当箇所、意見の内容等)を記入して、郵送、ファックスまたは電子メールで、平成29年3月17日(金)まで(必着)に下記の宛先まで提出してください。

 なお、電子メールで意見提出を行う場合は、別添様式ファイルを利用し、添付ファイルとして提出してください。メールの件名は「ニホンウナギの生息地保全の考え方(案)に対する意見」としてください。

<宛先>

・郵送  〒100-8975  東京都千代田区霞が関1-2-2  環境省自然環境局野生生物課

・ファックス  03-3581-7090

・電子メール  shizen_yasei@env.go.jp

(7)留意事項

 意見の提出にあたっては、次の点について御了承願います。

・必要項目の記載がない意見については、無効とさせていただきます。

・電話での意見はお受けしかねますので、あらかじめ御了承ください。

・頂いた意見については、個人の氏名、住所及び電話番号を除き公表される場合があります。ただし、意見中に、個人に関する情報であって特定の個人が識別しうる記述がある場合及び法人等の財産権等を害するおそれがあると判断される場合には、公表の際に当該箇所を伏せさせていただくこともあります。

・頂いた意見に対する個別の回答はいたしかねます。
(8)提出された意見の取扱い

 提出された意見につきましては、その概要とそれに対する対応方針を取りまとめて公表します。

連絡先
環境省自然環境局野生生物課
直通 03-5521-8282
代表 03-3581-3351
課長   植田 明浩 (内線6460)
課長補佐 中島 慶次 (内線6465)
係長   有山 義昭 (内線6670)


追記を閉じる▲

【2017/02/18 02:00】 | パブリックコメント
トラックバック(0) |
                  嶋津 暉之

関東地方整備局と水資源機構が思川開発(南摩ダム)の検証素案に関するパブリックコメントと公聴会開催を発表しました。
思川開発の検証作業は3年半ストップしていたのですが、昨年秋に再開され、推進のお墨付きを得ようと、一挙に動き出しました。

検証作業の経過は下記をご覧ください。 
http://www.water.go.jp/honsya/honsya/verification/omoigawa.html 

思川開発事業の検証に係る検討報告書(素案)はこちらにに掲載されています。
 ↓
http://www.water.go.jp/honsya/honsya/verification/pdf/omoigawa/omoi_suan.pdf

パブリックコメントの期間は4月12日(火)~5月11日(木)です。
詳しくは下記のURLをご覧ください。

「思川開発事業の検証に係る検討報告書(素案)」に対するパブリックコメントについて
http://www.ktr.mlit.go.jp/kisha/river_00000251.html

http://www.ktr.mlit.go.jp/ktr_content/content/000644318.pdf

公聴会の意見発表者は茨城県、栃木県、群馬県、埼玉県、千葉県、東京都(1都5県)に在住の人が対象で、申込み期間は 4月12日(火)~4月25日(月)です。下記のURLをご覧ください。

「思川開発事業の検証に係る検討報告書(素案)」に対する関係住民の皆様からの意見聴取について
http://www.ktr.mlit.go.jp/kisha/river_00000252.html

http://www.ktr.mlit.go.jp/ktr_content/content/000644321.pdf

通過儀礼としてのパブリックコメントと公聴会ですから、むなしいところもありますが、思川開発への反対意見を示しておく必要があります。
皆様も意見の提出、発表をご検討くださるよう、お願いします。
後日、意見の参考例をお送りします。

なお、2月6日の思川開発反対集会の報告内容が水源連のHPに掲載してあります。
http://suigenren.jp/news/2016/02/07/8193/

【2016/04/14 03:16】 | パブリックコメント
トラックバック(0) |