「ダム建設の時代は終わった」by米国内務省開拓局長官ウィリアム・ピアーズ
               嶋津 暉之

昨日、国交省関東地方整備局で第2回鬼怒川堤防調査委員会が開かれました。
その会議の配布資料が関東地方整備局のHPに掲載されていますので、ご覧ください。

昨日の委員会についてNHKのニュースと産経の記事です。
破堤の原因は越水だけではなく、パイピング現象もあったというのが委員会の結論のようです。

◇第2回 鬼怒川堤防調査委員会(平成27年10月5日)の配布資料 
http://www.ktr.mlit.go.jp/river/bousai/river_bousai00000101.html

※以下リンク先でご覧ください
1.議事次第[PDF:89KB]
2.名簿[PDF:99KB]
3.座席表[PDF:104KB]
4.第2回鬼怒川堤防調査委員会 資料[PDF:13588KB]
5.記者発表資料『第1回鬼怒川堤防調査委員会に関する補足資料』[PDF:200KB]

◇第2回鬼怒川堤防調査委員会 資料
http://www.ktr.mlit.go.jp/ktr_content/content/000633270.pdf


◆鬼怒川の堤防決壊 越水に加え浸透も影響か
(NHK2015年10月5日 15時19分)
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20151005/k10010259161000.html

先月、茨城県常総市の鬼怒川で発生した堤防の決壊の原因について、専門家で作る国の調査委員会は、川からあふれ出した水で堤防の下側の斜面が削られ続けたことが決壊の主な原因と考えられるうえ、川の水が堤防の中にしみ込んだことも影響した可能性があると結論づけました。
5日にさいたま市で開かれた委員会の会合には水害の専門家などが出席し、先月の「関東・東北豪雨」で鬼怒川の堤防が決壊した原因について検討しました。
これまでの調査で常総市の堤防の決壊現場は、周囲よりも高さが30センチから1メートル余り低く、川からあふれ出した水によって堤防の下側の斜面が削られたとみられる痕跡が見つかっています。
5日の会合では、現地の河川事務所の職員から新たに聞き取りを行った結果、現場付近では決壊の2時間近く前から水があふれ続けていたことが報告されました。
委員会では、現場で撮影された写真や決壊後に行われた地質調査などと合わせ、「川からあふれ続けた水で堤防の下の斜面が削られ、小規模な崩壊が連続して発生したことが決壊の主な原因と考えられる」と結論づけました。そのうえで、決壊場所の上流と下流で堤防の内部や下を伝わって川の水が漏れ出して出来たとみられる、砂が噴き出した跡が確認されたことなどから、「水が堤防の中にしみ込んだことも、決壊に影響した可能性がある」と指摘しました。
会合の委員長を務める東京電機大学の安田進教授は「これまでの調査で決壊に至る状況やメカニズムが分かってきた。今後はこれらを踏まえて川の水でえぐられた地盤の対策などと合わせて、復旧に必要な工法を検討していきたい」と話しています。


◆「パイピング破壊」が一因 鬼怒川堤防決壊で整備局
(産経新聞 2015.10.5 14:24更新)
http://www.sankei.com/affairs/news/151005/afr1510050012-n1.html

 関東・東北豪雨の影響で、茨城県常総市の鬼怒川の堤防が決壊した原因を究明する国土交通省関東地方整備局の調査委員会が5日、さいたま市内で2回目の会合を開き、堤防から水があふれる「越水」に加え、水が地盤に浸透して堤防が落ち込む「パイピング破壊」が決壊を助長したとの結果をまとめた。

 調査委は工学や土木の専門家らで構成。前回の初会合では越水が原因の一つとの見方が示されていた。あふれた水は高さ約4メートルの堤防を20センチ越えたと推定される。

 パイピング破壊は、地盤内にパイプ状の「水みち」ができ、土砂の流出が続いて水みちが拡大し、堤防が崩れる現象。次回の会合では決壊原因を踏まえ、堤防再建の工法を検討する。

 鬼怒川の堤防は9月10日、幅約200メートルにわたって流された。応急復旧工事で仮堤防が設置され、鋼製の矢板で囲んで水の流入を防いでいる。



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【2015/10/06 01:43】 | 震災
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                   嶋津 暉之

東日本大震災による関東地方整備局管内の直轄河川の被災状況及び復旧状況についての情報が更新されましたので、参考までにお知らせします。
なお、国交省はダム予算はそのままにして、第一次補正予算でこれら河川被災箇所の復旧予算をしっかりとっており、焼け太りしています。


関東地方整備局の記者発表資料
(平成23年 07月01日)

◇関東地方整備局管内の直轄河川の被災状況及び復旧状況の更新について

http://www.ktr.mlit.go.jp/kisha/kyoku_00000327.html



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【2011/07/04 01:08】 | 震災
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◆洪水被害の確率 地図に/全国初
 【県、全域分を作製へ】

(朝日新聞滋賀版 2011年06月09日)
http://mytown.asahi.com/shiga/news.php?k_id=26000001106090003

洪水による被害を減らし、安全な街づくりを進めようと、県は8日、川とその周辺で一体的な洪水対策を進める流域治水基本方針をまとめた。河川や水路が氾濫(はん・らん)した際の被害の程度や発生する確率を地域ごとに示す「地先の安全度」の地図を、全国で初めて県内全域を対象に作製する。また、危険な場所への建築規制を盛り込んだ条例の制定も目指す。

基本方針は、ダムや堤防によって川の水を管理しようとする「川の中の対策」に、川の水があふれても被害を最小限に抑える「川の外の対策」を加えた「流域治水」の考えをもとに作成。この考えは、環境学者の嘉田由紀子知事の持論で、就任直後に県庁内に作業部会を発足。2007年以降は、市町や学識経験者、住民を交えた流域治水検討委員会を設立して議論を重ね、8日に開かれた県議会の政策・土木交通常任委員会で報告した。

基本方針では、地形データをもとに、1時間当たり51~131ミリの雨が降る想定で、「地先の安全度」を測定。河川や水路の氾濫が起きた場合の被害の程度を、床下浸水や床上浸水、家屋水没、家屋流失などに分類し、それぞれの被害が起きる確率を10~200年に1回程度と頻度によって色分けした地図を作り、7月をめどに公表する。
(一部引用)



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【2011/06/11 10:00】 | 震災
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                            嶋津 暉之

田んぼに水位調整管を取り付けて、雨水を田んぼに貯留しようという試みです。貯水力が97万トンも増えるというのですから、興味深いです。

◆最大規模の田んぼダム 新潟・見附で650ヘクタールに水位調整管設置
(産経新聞2011.6.10)
http://sankei.jp.msn.com/region/news/110610/ngt11061016560001-n1.htm

市街地を水害から守るため、田んぼをダムとして活用する「田んぼダム事業」が、新潟県見附市内の県営ほ場見附地区で進んでいる。10日は今年度事業として約650ヘクタールの田んぼに計1200本の新型の水位調整管が設置された。この結果、田んぼの水位を昨年より最大15センチ高く保つことができ、貯水力が97万トンも増えるとみられている。

県長岡地域振興局農村計画課によると、県内の田んぼダム事業は平成14年度に旧神林村(村上市)で全国で初めて実施。その後、平地部を中心に拡大し、昨年度は52地域、計9200ヘクタールで行われている。

県営ほ場見附地区は昨年度に約204ヘクタールで実施。来年度までの3カ年計画で、最終的に計1200ヘクタールに達する県内最大級の田んぼダム事業となる。完成すると、刈谷田ダム(長岡市)の貯水量約445万トンの4割に匹敵する水を一時的にためることができる。
(一部引用)



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【2011/06/11 09:28】 | 震災
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                 嶋津 暉之

震災で損傷した貯水池・農業用ダム86カ所がほとんど放置されています。不要不急のダム建設の予算をなぜ回さないのかと思います。

◆不安募る梅雨 震災で貯水池・農業用ダム86カ所損傷 補修予算わずか1億
産経新聞 2011年6月10日(金)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110610-00000131-san-soci

東日本大震災で東北と北関東の7県の貯水池、農業用ダム86カ所が堤体にひびが入ったり、土砂崩れが起きるなどで損傷を受けていたことが農林水産省のまとめで分かった。このうち福島県須賀川市では貯水池(ダム)が決壊し、死者・行方不明者が8人出るなど、甚大な被害を出した。政府の第1次補正予算では決壊した貯水池を補修する費用は1億円余りしか手当てされず、ブルーシートで覆う程度の応急処置しかできていない。本格的な梅雨シーズンを迎え、地元住民から不安の声が上がる。(三枝玄太郎、是永桂一)

須賀川市では震災直後に藤沼貯水池(藤沼ダム)が決壊し、あふれた140万トンの水が簀(す)の子(こ)川流域にあふれ、家屋19棟が全壊、流失。7人が死亡、1歳の男児1人が今も行方不明のまま。農水省によると、地震で貯水池、農業用ダムが決壊し、死傷者が出たのは記録上初めて。

同省は事態を重く見て全国1090カ所の農業用ダム、貯水池の被害を都道府県を通じて照会した。その結果、青森、岩手、宮城、福島、茨城、栃木、群馬の7県で86カ所の貯水池、農業用ダムに被害が出ていたことが分かった。

宿(しゅく)の沢(さわ)ダム(宮城県栗原市)では、斜面が幅約30メートル崩落し、危険な状態が続いている。崩落箇所はそのままで応急処置が行われた形跡はない。宮城県は「軽微なもの」というが、決壊した藤沼貯水池も斜面崩落は幅70メートルほどで水が満たされていたら危険だったとの指摘も出ている。

衣川(ころもがわ)ダム(岩手県奥州市衣川区)では、5つのダムのうち、3つで異常が見つかった。このうち衣川1号ダムは堤体本体が大きな損傷を受けた。幸い治水用のダムで洪水時以外は水をためない仕組みのダムであるため、水が流れ出す被害はなかった。

ところがこうした大きな被害にこれまで手当てされた予算はわずか1億1400万円。米づくりが本格化するなか、貯水池の水位を下げたままでは営農もおぼつかない。農水省は「水を使いながら安全に全力を傾けたい」としているが、地元では不安の声が聞かれる。
(一部引用)




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【2011/06/11 09:25】 | 震災
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